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広電の被爆電車

初回の文章は
広島・鉄道・旅・昔語りが全部入った広島の被爆電車です。

広島の現存する被爆電車は4両あり、うち、現役で走っているのは3両です。
1942年に5両製造された650形という形式で、
651,652,653号は今も広島市内を走っています。
654号は2008年に廃車となり、
広島市安佐南区長楽寺駅そばの広島市交通科学館に
保存され、月に1回程度車内が公開されています。
655号は1967年に事故にあって廃車になっています。

被爆時の状況は
651号 中電前(爆心地から700M) 半焼
652号 宇品付近(爆心地から数キロ)小破
653号 江波付近(爆心地から数キロ)大破
654号 江波付近(爆心地から数キロ)大破
655号 広島駅 全焼
でした。

近年では651・652号は
戦後に塗り替えられた緑とクリーム色、
653号と654号は
被爆当時の青と灰色に塗られています。

651・652・653号
2022年11月ひろでんの日(筆者撮影)
2020年 654号(筆者撮影)


今でも現役で朝のラッシュアワーにたまに宇品線を走っています。
2023年現在でも朝の1号線と3号線を中心にたまにみかけます。

2020年の652号(稲荷大橋付近・筆者撮影)
2020年の651号(銀山町付近・筆者撮影)


2014年ひろでん路面電車まつり(筆者撮影)
2014年ひろでん路面電車まつり(筆者撮影)
2015年広電路面電車まつり(筆者撮影)

車内が少し騒々しいですが、子供のころに乗っていた路面電車の
懐かしさを感じます。

広島に旅行に来た時、少し早起きすれば彼ら被爆電車に会えるかも
しれません。

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