ニューヨークの〇〇人街案内① ~アストリア・ギリシア人街
ニューヨークはたくさんの人種が集まっている。もちろん、多種多様な人種が混在した生活圏が一般的だが、「○○人街」と呼ばれるような、特定の人種の人やお店が集まったエリアもある。そういう場所に行くと、現地の文字で書かれた看板だらけだったりして、ちょっとその国に入り込んだような不思議な気分になる。現地料理も食べられる。今回はその1つ、ギリシア人街をご紹介したい。
ギリシア人街は、マンハッタンの東を流れるイーストリバーを挟んだ対岸、クイーンズと呼ばれる地区の中の、アストリアにある。地下鉄でいうとNライン、ミッドタウンから30分圏内で近い。(Wラインもあるが、週末および深夜12時から朝6時は運航していないので要注意。)
赤まるで囲った辺りにギリシア系の商店があるが、Nラインの終点、Astria-Ditmars Blvd 駅で降りるのがおススメ。この駅から歩いて数分のところに、予約を受け付けない、いつも行列ができている美味しいギリシア料理レストランがある。その名は「Taverna Kyclades」。
タコの姿焼きは家でも作れそうだが、やっぱりこの店のタコは美味しい。。行くのはやはり、開店と同時(正午)がおススメだ。人気店ということで15分位前に勇んで並ぼうとしたら、冬の寒い時期だったからか、自分が1番目だった。。1番初めに席に案内され、友人を待ちながら客の入りを見ていたら、10-15分程度で満席になっていた。常連客は早々とは来ないにせよ、行動は早い。
ギリシア料理を堪能した後に周辺散策をしつつ(ギリシアっぽくはないがおしゃれセレクトショップがレストランと同じ通りや周辺に点々としている)、立ち寄ると面白いのがギリシア正教会、Saint Irene Chrysovalantou Greek Orthodox Church。
外の喧騒から隔絶されたような、静謐としたオーラが館内を包んでいた。
少し遠くなるが、ギリシア系のスーパーマーケットもある。数々のアストリア・ギリシア人街についてのネット情報を調べた結果、1番大きいスーパーマーケットは「Titan Foods」だということが分かり、行ってみた。
オリーブオイルやフェタチーズはマンハッタンより安く手に入るのかな?と期待しつつ見てみたが、残念ながらさして変わりはなかった。3枚目の写真は、ギリシア在住経験のある友人が「これ、ギリシアでよく買って食べてたよ」と見せてくれた缶詰。マンハッタンのスーパーでは見かけない商品だった。…皆さんにお伝えする結論としては、「Must Go という場所ではないが、時間と興味があれば行ってみてもいいかも」という感じだろうか。
↑が今回ご紹介した場所の位置関係。丸を付けた鉄道マークが地下鉄NラインのAstria-Ditmars Blvd 駅。この地図では表示されなかったが、Titan Foods の近くにも地下鉄駅がある。1つ手前のAstria Blvd 駅だ。ギリシア料理食べにふらっと、という感じでぜひどうぞ!