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ニューヨーク、今日は大雪

ニューヨーク市内は昨日の夕方から雪が降り始めた。「ウインターストーム」と言われていながら夜半にかけてはやさしい感じの降り方だったので大したことなかったのかな、と思っていたが、一夜明けて昼頃には横なぐりの吹雪になっていた。

朝早くに市長が緊急事態宣言を出し、不要不急の外出は禁止された。(なお、こういった警告は、日本の地震警報のように携帯電話に通知されるのでニュースを見ていなくても人々に伝わるようになっている。)コロナ禍になってすぐの頃のように、街から音が消えていた。とても静かに雪が降っていた。空は雪と雲で覆われて、直接太陽は見えないけれども、ぼんやりと太陽光は感じられ、積もった雪にやんわりと反射しているのか、外はとても明るい。

時より外から轟音が響くときは除雪車の音だ。こんな時にはすべてがストップしてしまうのかと思いきや、街のライフラインを守るために不可欠な人たちはしっかり働いてくれている。エッセンシャルワーカーの移動のためのバスもしっかり運航している。(なお、除雪車の運航とごみ回収は同じDepartment of Sanitation が行っているため、除雪車が動くときはゴミが回収されないそうだ。…雪がなくなるまで路上に出されたゴミ回収も難しいので、効率がいいといえばいいような気もする。)

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時より、犬の散歩をする人も見かける。(犬のリフレッシュもある意味で必要不可欠な行為と言えなくもない)

天気予報を見ると、雪がやむのは少し早まって、明日の朝になるようだ。雪がやんだら、一部の人たちは雪かきが待っている。雪がやんでから数時間以内に雪かきをせねばならいルールがあり、不履行によって誰かが転倒によってけがをしたら裁判沙汰になるそうだ。マンハッタンの多くのエリアはサービスアパートメントという、管理の一切(ゴミ出しや廊下などの清掃、アパート付属備品の修理など)を担ってくれるスタッフを雇用したアパートが多いので、万人が苦労するわけではないが、管理スタッフのいないアパートの住人や郊外の一軒家に住む人たちは雪かきも生活の一部だ。(こういう時も、リッチな人たちは若い子を雇って時給150ドルとか200ドルで代わりにやってもらうらしい。)私はありがたくもサービスアパートメントの住人なので、スタッフさんたちにしみじみ感謝。

さあ明日の天気はどうなるか。

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