同じリリース・楽曲でも多言語のファイルがある理由

デジタルディストリビューションに精通している方とのお話で、以前からの疑問が解けたのでメモしておきたいと思います。

私が受け取るオーディオファイルの表記が各言語で違うのは、ディストリビューターが各DSPのスタイルガイドに沿って提出する際、多言語の表記を入れたい場合は同じ楽曲でも別表記(英語なら英語、中国語など)で再度登録しなければいけないからのようです。だから同じリリースの同じ曲でも重複したファイルができるわけですね。ずっと、なぜ同じ曲(同じISRC)のファイルが別言語で存在するのか気になっていたのでこの疑問が解決しました。

そして、同じ曲なんだから統合(マージ)しなきゃいけないだろうと思っていたのですが、ISRCなどのIDがついていれば言語がわからなくても認識・分配はできるのだからそこまで問題ないのかなと思いました。アーティストに関してもISNIが定着すれば認識は可能かと思います。ただデータとしては、重複は統合すべきで、今後もそのようなやり方(別言語は別はファイルにする)を続けていくべきかは疑問に思います。

DDEX の多言語コードを使えば他の言語のタイトルなども入れられるはずですが、これを担当する人や部門がないのか、認識不足なだけなのか。(または費用か)まだまだ知ることは多そうです。

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