ISNI 登録をする際に

日本でもISNIを受け入れるDSPやディストリビューターが増えてきたようで、ISNIに関する認知度が広まっているようです。

一方、それに対応するレーベルやアーティストさんは色々と疑問もあるようで、私もできる限り日本語で情報を提供していければと思っています。

ISNI登録を考慮した時にまず最初にお勧めするのが、ISNI内のデータベースチェックです。ご自身が登録していなくても、別の媒体から登録されている事があるので(特にWikipedia や MusicBrainz, Discogsのページがある方は可能性が高いです)、本名や別名を日本語だけでなく英語(ローマ字)など可能性のある名前を一度チェックしてみてください。日本語では検索にひっかからなかったけど、ローマ字で見つかったという事がよくあります。(この場合日本語での名前も追加すべきですね)

チェックをして見つかった場合は、もちろん再度登録する必要はなくその番号 (https://isni.org/isni/ の後の番号)を使用すれば大丈夫です。データが移行された媒体によって登録情報の量が違いますが、入れておきたいデータは、名前(日本語・英語・多言語・本名等)、生年月日(人の場合)、Related names (所属している・していたバンド・レーベル・別名等)はその人を識別するのに非常に役立つので追加することをお勧めします。レコーディングやリリース情報は入っていれば尚可ですが、全てが入っていなければいけないということではありません。

データを追加する方法ですが、以前書いたように ISNIに直接連絡して入れてもらう方法 (無料)や、ISNIにデータが送られているプラットフォームにデータを追加する方法(無料)、あとはサービスを通して追加するのが今のオプションかと思います。

ISNIがない場合は登録時にできるだけ多くの情報を送信した方がいいので、提携プラットフォームに全ての間違いのないデータがあるのを確認した上で登録を待つか、早く必要な場合はサービスにデータを提供するのが確実です。(現在 British library からの登録ができないようです)

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