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「受験対策!学科試験のポイント」 Part3

◇はじめに

オンラインサロンメンバーのささきです。note 初投稿です。今回は初投稿で気合が入りすぎてだいぶ長くなってしまいました...。時間がある時にでも読んでいただければと思います。よろしくお願いします!

さて今回の内容ですが、学科試験対策についてお届けします。とはいっても私自身、実技が不安すぎてあまり学科には力を入れず、最低限の勉強しかしていませんでした。学科にかける時間と体力とメンタルがもったいないので、その分実技対策の時間にしたかったんです...!

ちなみに私の勉強のタイプは、概要を把握・全体の流れを知る・枠組みを知る(概要がわかればある程度予測できるので)→そこから漏れた細かい知識を補填する感じのタイプです。なので詳細な知識を積み上げていく等他のタイプだともしかすると合わない方もいらっしゃると思います。その時は他の方のやり方も参考にしてみてくださいね。

◇ささきが受けた時はこんな感じ

そもそも私が受験したのが第15回試験で、本来なら2020年の6月に受ける予定が新型コロナウイルスの影響で1回延期になり、同年11月受験になった回です。
養成講座のスクーリングが終わったのが 2 月頭、そこから約 9 か月程度間が空いたので時間はたっぷりあったのですが、私はコツコツできないタイプなので期間中そこまでびっちり勉強していませんでした。
その間やったことは、
①学科対策本2冊それぞれ1周ずつ読了(最初8か月でやったのこれくらいです)
・国家資格キャリアコンサルタント学科試験 テキスト&問題集(原田政樹 著)
・国家資格 キャリアコンサルタント学科試験 速修ポイント&模擬問題集(日本マンパワー 著)
② 過去問の直近過去3回分解いて平均点を出す
③ 過去問を解いた際に不正解だった問題について、出典の該当箇所を読み直す
④ 読むだけじゃ覚えられなさそうなところはノートに写して書いて手で覚える
こんな感じです。しかも時間があった割には、②以降は試験の 2 週間前からやっただけです。過去問解くのはもっと早くやった方がよかったと思っています。
もともと社会保険労務士試験の勉強を(受かってないけど)していたこともあり、試験範囲が一部重複・試験慣れ・勉強慣れしていて 2週間前の時点で70点割らなかったので結果オーライですが、点数取れていなかったら正直間に合わなかったですね...。

そんな反省等をもとに、どうやって対策をしたらもっと効率的に勉強できたかな?という観点で以下お伝えしていきます!

◇まずは試験の要項を確認

突然ですがみなさん、受験の申し込みはしっかりと済んでおいでですか?そもそも申し込みすら忘れる方も少なくないというこの試験ですが、申し込みの時に試験要項まできちんと読んでいる方は結構少ない気がします(個人の感想です)。

出題形式、試験時間、合格基準、受験料、出題範囲...今思い出せますか?
学科試験の合格基準は100点満点中70点以上の得点、出題形式は四肢択一のマークシート形式。
そうです、70 点でも 100 点でも同じ合格。「それなら 70 点割らなきゃいい」というマインドでよいのです。受験生の方のほとんどはお仕事だったりご家庭のことだったりそれぞれの事情で忙しく、なかなか時間が取れないことも多いと思います。ですので限られた時間の中で最短距離で合格を目指すために、試験要項をまず読んでどんな試験なのか知っておきましょう!
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」。どうすれば合格か、何が求められるのか...それをわかっていれば、自ずとどう勉強すればいいかわかってくると思います。

ちなみに出題範囲には、必要なレベルの定義についてきちんと解説があります。これ結構優しいな~と思っています。言ってしまえば重要度みたいな感じなので。でもそれもきちんと読んでいないとわからないことなんですよね...。

◇過去問を解いてみる

これ、なるべく早い段階で1回は解いてみた方がいいです!
・本試験での問題のレベル
・どんな問われ方をしているのか
・文章量がどれくらいなのか
・時間内に自分は解けるのか
...等々、自分の現在地を早めに知っておくことが、今後の対策のポイントになります。

ちなみに過去問は直近過去 3 回分が団体公式サイトからダウンロードできるようになっています。試験が終わったらすぐに新しい試験問題がアップされますので、少しでも多くの過去問を見たいという方は、なるべく早い段階でその時点での3回分の問題をダウンロードすることをオススメします。

◇問題の解き方~復習しやすくなるように解く~

ポイントは、「復習しやすくなるように解く」です。この解き方を意識しながら過去問を解くのとそうでないのとでは、復習にかかる時間が変わってきます。以下を意識しながら解くと、復習が進めやすくなりますよ!
① 時間を測る
→この試験では 100分以内に50問解き切る必要があります。文を読むのが遅い自覚がある人は、ここはしっかり意識しましょう。
② 問題は何を聞いているのかチェックする
→設問文は問ごとに「不適切なもの」「最も不適切なもの」「適切なもの」「最も適切なもの」等いろいろ聞き方が変わります。「不適切なものを選ぶのに適切なものをマークしちゃった!」はよくある誤答の一つです。私は該当箇所に下線を引き、文字の近くに適切なら〇、不適切なら×をつけてわかりやすくしていました。
③ 選択肢ごとに〇×をつける
→四つの選択肢それぞれの正誤(自分で正しい選択肢と思ったのか)も一つずつ数字の横に〇×をつけていきます。適切なものを選ぶ時は〇をつけた選択肢をマークすればいいですし、「不適切なもの(×)を選ばなきゃいけないのに〇のやつマークしてた!」という時に、すぐに直せます。その他にも迷ったものは△、聞いたこともないものには?をつけて復習しやすくしていました。
④ 感じたことがあれば問題についての所感も簡単に残す
→聞いたこともない問題というのが出題されることは例年あります。私は聞いたことがない問題等は設問の近くの空欄に「わからん」とかでっかく「?」とか書いていました(笑)。そうすると後で復習する時、ここは
習ってない問題だから捨て問だったな...とか、習ってたのに知らないのヤバいじゃん...ということを把握できます。あとは迷った問題かどうか等もわかるように、設問横にでっかく△を書いたりして復習しやすいようにしていました。

◇自分の弱点は?分析して自分を知る

過去問を解いた後は採点すると思いますが、点数に一喜一憂するより採点後どう復習するかの方が大切です。ここで、ひとつ前でお伝えした問題の解き方が効いてきます!以下のいずれも問題の解き方でお伝えしたことを意識していないと、復習する時に把握できないものです。
・間違った問題はなぜ間違ったのか?
→単純に知識不足?マークミス?勘違いして覚えていた?
・正解の問題も、まぐれで正解のところはきちんと把握
・迷った末間違った・合っていた問題は、どこに引っかかったのか確認
・不正解が多かった分野があれば、そこを重点的に
・時間が足りなかった場合、どこにそんなに時間がかかったのか?
いろいろポイントはあるかと思いますが、このあたりを意識してまずは自分の弱点がどこか知っておきましょう。
きちんと知識が定着している分野とあいまいな分野、苦手な分野の切り分けをして、苦手>あいまい>得意の順に力を入れて復習するといいです。時間がなければ得意分野はもう手をつけないという選択肢もあります。そういう大胆な戦略も、きちんと分析をして弱点を把握していないと取れませんよね。

◇復習の方法~ささきの場合~

これは本当に人それぞれだと思うので、個人的にやっていた方法をご紹介します。
① 不正解だった問題の出典の該当箇所を読み直す
→ここで使用していたのが、下記の書籍やサイトです。
・キャリアコンサルティング 理論と実際(木村周 著)
・新版 キャリアの心理学 キャリア支援への発達的アプローチ(渡辺三枝子 編著)
・国家資格キャリアコンサルタント学科試験 テキスト&問題集(原田政樹 著)
・国家資格 キャリアコンサルタント学科試験 速修ポイント&模擬問題集(日本マンパワー 著)
・みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験のサイト (無料公開コンテンツのみ)
書籍は全て購入、最後のみん合のサイトのみ無料で見られる直近 3 回分の解説を参考にさせていただきました。基本はみん合の過去問解説(サイト)で出典を確認→該当箇所を読んで確認のみです。
② 覚えられなかった箇所の知識を定着させる
→読んでいるだけではなんか覚えられない時ってありませんか?私は結構あるのですが、そんな時は紙に書く!これに限ります。別に覚えられれば何でもいいのですが、どうやって書こうかなー?と考えながら書くと頭の中が整理される、手を動かすことでより定着する、というような理由で私は書くことを選んでいます。
他には声に出して覚えるという方もいますし、とにかく目に付くところに紙を貼っておいていつも見られる状態にする方もいます。ご自分に合った方法で定着させてください。要は試験で点数が取れるように覚えればよいのです。
③ 時事問題は意識して情報に触れる
→白書や時事問題からも出題されますが、「キャリコンとして知っておいた方が良さそうなニュースやトピックはだいたい目を通す」意識でいれば問題ないかなと思います。ここも何が問われる試験なのかがわかっていれば、自然と必要な目線もわかってくるはずです。
④ 不正解だった問題を解き直す
→これで正解なら OK、また不正解ならもっと定着が必要です。覚えましょう。でも人によってどうしても覚えられないものってあります。あまりにも覚えるのに時間が掛かりそうならいっそ捨ててしまうことも考えましょう。満点取らなくても 70 点割らなければいいんです。70 点割らない程度で見切りをつけるのも一つの選択です。あとは余裕があれば正解だった問題も時間を空けて解き直すと安心ですね。

◇最後にお伝えしたいこと

だいぶ長くなってしまいました...ここまで全てお読みいただいた方、お疲れ様です。これから試験の勉強をしようとしている貴重な時間を割いてお読みいただきありがとうございました。
たくさん書きましたが一番気に留めていただきたいことは、試験合格はキャリアコンサルタントを名乗るためのスタート地点に立つためのものであるということです。そのために最低限知識として知っておいてほしいことが問われるのが学科試験です。
正直キャリコンの資格は、合格してからが始まりと言っても過言ではありません。そして合格後も勉強を継続していくことが必須です。なので必要最小限の労力でまずは合格し、その後の活動や自己研鑽に自分のリソースを割けるようにするのがいいのかなと個人的には考えています。

みなさんそれぞれに目的があってキャリコンを目指していると思いますが、この記事がそのための一助となれば幸いです。


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