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ヘルスデザイナー坪田が考えるケア衣料

ごきげんさまです。

ヘルスデザイナーの坪田です。ちなみに写真はドクターヘリから降りる坪田です。

え?肩書きが違うって?

人間って生きているだけで、パパって役割だったり、社員って役割だったり、息子って役割だったり様々な役割があるじゃないですか。そのような感じです。

ただ、ヘルスデザイナーって聞きなれないですよね。少しご説明させて頂きますね。

一言で言うと、日本語でデザイン思考(設計思想)と翻訳されるデザインシンキングのヘルス版ですが、少し上記書籍から抜粋させて頂きますね。

「ヘルスデザインシンキング」とは、医学的なウェルビーイングを高めるためにクリエイティブなアイディアと解決策を生み出すアプローチで、堅苦しい方法論ではなく自由度の高い考え方である。この新しい考え方によって、製品、環境、ワークフロー、ミッションステートメントが生まれ変わり、医療従事者には新たな視点がもたらされてきた。世界中のヘルスケアシステムが患者のケア向上のためにデザインチームを導入し、グローバル企業はデザイン思考を医療のイノベーションを推し進める戦略として捉えている。(p5 ヘルスデザインシンキング,株式会社BNN,ポン・ク、エレン・ラプトン、百合田香織)

前回、坪田が考えるケア衣料に関して、【3つの視点からアプローチをして出来上がる結晶がケア衣料という作品である。】と紹介させて頂きました。

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この3つの視点をより活かしていくために、看護師という専門性はひとまず一つの特性と脇に置いてヘルスデザイナーという立場で関与させて頂いています。

そんなヘルスデザイナー坪田が、ケア衣料プロジェクトcarewillで普段どんなことをしているかというと研究をしていますw

ファッションで研究って想像つかないでしょ?

そうなんです。

特に坪田が考えるケア衣料の大切なものとしては、【安心性】というものがあると考えています。ファッション性とか価格とかも大切ですが、【これを着ると不便が減るんじゃないかな】という期待や【そうそう、ここが不便だったんだよ。助かる】といった気持ちに対して安心感を提供したいと考えています。(だから、感情を護ると書いて感護師と名乗っていたところもあります。)

安心性が、なんとなくの感覚だけではなく、少しでも数値で表したり、客観的評価を加えたりという研究をしています。

次回、紹介させて頂きますが、研究の第一弾としては、リハビリテーション看護学会で調査研究を発表させて頂きました。リハビリテーションの世界でも、ケア衣料によってリハビリテーションの可能性があるという視点は新たな試みであるという評価をして頂けました。

これから、坪田は、調査人数を増やして研究をしていきます。第一弾として、看護師百名以上からケア衣料に求める機能に関しての調査研究をしていきます。第二弾は、医学部と連携して機能の研究をしてくスケジュールをたてています。そのような形で、ケア衣料の安心感を増やして、ケア衣料で笑顔になる人々を増やしていきたいのです。

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