#018　生地のキャッチコピー

そういえば、先日、夫婦で生地を見てきました。生地商社のショールームで2人で約5,000種類の生地を5時間かけて、質感、原材料を一枚一枚確かめてきました。

うちの奥様は証券業界でアナリストをしていたので、情報の処理速度はとんでもなく早いです。僕も遅くはないのですが、同じ作業をしているとすぐ飽きてしまいます。だから、そういう時は、作業をしながら、その工程で、遊びの要素を見つけるようにしています。

その時に見つけたのがこれ、スワッチ(生地の見本とその説明が書かれた紙) に書かれた、キャッチコピーと名前。

「麻を編む、空前絶後のチャレンジ」
「飛行機もシャキッと乗れちゃう」
「リアルが本当にラグジュアリーか」
「ほぼ人力！」
「ヨーク•ノビール」

なんだこれ、と。

想いが伝わるものもあれば、意味がまったく分からないものも(笑) あと、ネーミングに完全に行き詰まった感があるものも。多くの生地が生まれては消えていくわけですから、言葉をひねり出すのも大変なのでしょうね。

帰りに一蘭で二人でラーメンを食べて「久々に旅行にきた感じだね」とか「40代になってまさかこんな大量の生地を見る人生になるとは思わなかった」とか話して、それはそれで愉快な半日でした。奥様にはただただ感謝です。

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