ながさごだいすけ
『放浪記』が、予想外に面白かったことから、ネットでの評価が気になって少し検索してみると、『放浪記』にはさまざまな版が存在することがわかった。しかも、雑誌掲載時、…
昔、作家になりたいと思っていたことがあった。高校生の頃で文芸部に入ったり演劇部に入ったりして、創作活動のまねごとみたいなことをやったりもした。だが、わたしは自分…
『放浪記』つながりで思いがけず見つけたのが犬養道子の『お嬢さん放浪記』であった。犬養道子はもちろん知っていたが、こんな本があるなんてまったく知らなかった。出版さ…
『放浪記』を読み終わってしまった。『放浪記』はわたしが考えていた作品とは似ても似つかないものだった。有名な国民的女優が、これででんぐり返しをするというので、ます…
もっとも、歳をとったことで、若いときに面白くないと思ったものが面白くなったのは、須賀敦子ばかりではなかった。 2012年に文庫で出たイタロ・カルヴィーノの『なぜ古典…
先週、プリーモ・レーヴィの『休戦』(岩波文庫)を読み終わったので、今は林芙美子の『放浪記』を読んでいる。 どちらも今まで一度だって買おうと思ったことがなかった作…