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ロープレではどこか褒めなきゃ!の落とし穴

相談者のどこかを賞賛して
信頼関係を築きたい。
できているところを褒めて
自信を持っていただきたい。

そう思って
「どこか褒めなきゃ!」と
探しますよね。

ところがそれに相談者が
乗ってきてくれないことがあります。

CC「今まで介護とお仕事の両立、
頑張ってこられたんですね」
CL「別に。嫁なんだから
私がやるのは当然ですよ」
CC(汗)

だって…大変じゃないですか…
仕事しながら介護って…。
大変なことをやってこられた、って
自覚してほしいんですよ…。
自信を持ってほしいんですよ…。

↑これらは全て
キャリコンの価値観です。

相談者にとって
「このくらい当たり前」と思っていることを
取り沙汰されて賞賛されると
逆にばかにされたような気に
なるものです。

ご自分を振り返ってみてください。
賞賛を
『信頼関係構築のため』に
しようとしていませんか。
つまり
『自分のことを信頼してもらうために
相談者のどこかを褒めておこう』
という考えです。

もしくは、こちらかもしれません。
『賞賛すれば自信をつけてくれる、
自信がつけばプラス発言をしてくれる』
これは相談者を自分の理想に近づけたい
私たちがラクになるための
方法だったのです。

信頼関係は、褒めてできるものではなく
私たちがいかに真摯に、誠実に聴けたか、
まっさらに、好意的関心を持って接したか、
で決まります。

相談者が自信をつけるのは
相談者自身が本当は苦しんでいる点
相談者自身が乗り越えるべき壁を
自力で乗り越えられた時です。

どうしても賞賛したいのなら
相談者が賞賛されたがっているところを
正確に見極めて
そこを賞賛してください。
表面的な話の中では出てこない筈です。
どんな思いで介護をしてきたか。
どんな思いで仕事をしてきたか。
どんな思いで両立してきたか。
そんな自分をどう見ているか。
何を大切に生きてこられたか。
どんな自分像をお持ちか。
こういった内面の話が深まらないと
見つけられないと思います。

でも、もしそこまで到達できたら
思いっきり賞賛して差し上げてください!
「そんなあなたを、素晴らしいと、私は思います!」
できれば、相談者に
相談者自身を賞賛していただいてください。
「そんなあなたを、あなたは、どう見ていますか」
きっと、そんなご自身を
相談者は好きだと思いますよ。
そして相談者は
自身を受け入れることができるでしょう。

私たちは
自分の価値観を持ち出さず
まっさらになって
相談者の人生を
お聴かせいただきましょう。

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