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論述試験を甘く見てはいけない

論述の練習、やっていますか。
ロールプレイ練習と学科の勉強だけ
やっていませんか。
「論述ね。まぁ何とか書けそうです」
「多分大丈夫」
そうおっしゃる方が、本番の論述で
非常に痛い目に遭われている姿を
何人も見てきました。
皆様には、そうならないように
論述試験で何が起こるか
心の準備をしていただきたいと思います。



1.時間との戦い

50分という時間を厳守して
書く練習を積み重ねてください。
本当に50分以内に
満足した内容を書けますか。
本番では思った以上に
時間は早く進みますよ。
絶対に50分以内に完璧に仕上げられる
という自信がつくまで
練習しましょう。

2.痛みとの戦い

50分、字を書き続けると
手がとんでもなく痛くなりますよ。
あなたは手のどこが痛くなりますか。
私は人差し指と中指の付け根の関節ですね。
痛くて書けなくなりますよ。
自分はどこがどう痛くなって
どうやってほぐすといいか
わかっていないと
本番で泣くことになりますよ。

3.緊張との戦い

尋常じゃないくらい手が震えます。
まともな字が書けなくなります。
何で自分がこんなことに!?
余計テンパります。
頭が全く回らなくなります。
字を読んでも、目が表面をすべるだけ。
何が書いてあるのか理解できなくなります。
大袈裟ではありません、
みんな先輩方の体験談です。
全て、緊張のせい。
このくらいの緊張状態に
自分を置く練習をしておきましょう。

4.ラクしたい自分との戦い

本番では1〜3のようなことが
起こるから
もう書く内容を決めておこう、
パターン化しておけば安心だ、
問題は「自己理解不足」
「仕事理解不足」
「コミュニケーション不足」
「中長期目標不足」の
どれかに当てはめればいいや。
 
↑これをやった先輩方は
皆さん、落ちています。
 
キャリアコンサルティングとは
個に応じたものです。
事前に決めておけることなど
一つもないのです。
技能検定2級のHPに載っている
『実技の傾向』
非常に参考になります。
国キャリ受験者も必読の資料です。
https://www.career-kentei.org/about/learninfo/
ここに
準備しておくことはやめるように、と
協会が明確に皆さんに伝えています。
言われたら、その通りにしましょう。
大体
「こう書こう」と準備してきたかどうかは
プロが見れば分かるものです。
論述内の相談者像と、どこか、ズレるのです。
 
私たちは
論述の紙面の中にいる相談者が
何に苦しみ
何を訴え
どんな状況の中で
内にどんな考えを秘めているのか
その個別性を
読み取らないといけません。
 
私たちから問いかけができない分
論述は面接より難しいでしょう。
それでもここから読み取り
適切な対応ができないと
キャリアコンサルタントとして力不足
と判断されます。

私は常々
『論述が一番大事』と申し上げてきました。
ここで実力が分かります。
論述ができれば、面接もできます。

1〜4を踏まえて
論述の練習はたっぷりしておきましょう。
過去問、模擬問題、他協会の過去問、
いくつも解いて練習してください。
 
 
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