母のこと

今日、11/5は、母の命日です。

今から25年前の11月5日、母は亡くなりました。死因は大腸癌です。

亡くなる2日前に義姉から電話がきて、お袋がやばい、今から帰ってこれる?と言われて覚悟し、病院に着いて病室に入って容態を聞いた時に、もうダメだなと悟りました。病院の近くに兄の家がありその日は兄の家に泊まりました。そして、1日過ぎた夜中に、病院から電話があり、兄の家から病院に向かいました。
その時には父の名前を呼んでいる状態で、声をかけ続けましたが次第に何も返事しなくなり、いろいろ処置をしてもらいましたが、父と兄貴と担当医と相談して、母はここまで頑張った、これ以上苦しむ姿は見たくない、もう楽にしてあげましょうと決めました。

その後3.11があり、その2週間後に父も死に、夫婦水入らずで仲良くやってねと思いながらも、お金と時間もなく、なかなか墓参りにいけなかった時期もありましたが、できるだけ、いけるタイミングを作り、墓前に向かい、ごめんな相変わらず無駄に金使ったり、好きな事やったり、絶対反対していたであろうフリーランスになってるんだけど、見守ってよ、と心の中で願いました。

わたしが大手企業に内定が決まったとき、一番喜んだのは母でした。
かなり迷惑かけましたし、子供のころ、何度も何度も大ゲンカしましたし。

ギャンブル好きな公務員だった父とも離婚しようとずっと思っていたようです。でも、我慢して別れず、亡くなる1年前は父とも和解できたようで。
自分が産んだ子供も長男は医師、長女は歯科衛生士、わたしは大手企業への就職で、さぞかし嬉しかったと思っています。母は面子を重視する傾向が強かったので。でも結局早期退職しちゃいましたけどね。

そんなわたしも、今年で50歳。わたしもそろそろそっちに行くので、待っててね、母の写真にそう呟きました。

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