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ロープレアジリティー始めた理由

現在、国家資格キャリアコンサルタント試験 実技面接対策「ロープレアジリティー」を主宰しています。

わたしは学科試験を2回目で合格し、実技試験は4回目でようやく合格しました。なお、4回目で実技試験に合格した時の点数は、合格最低ラインの90点です。

実技試験に合格してから最初に考えたことは、
4回も受けて合格するような受験生は自分1人で十分だ、自分のような状況の受験生を作りたくない、と思ったことと、
養成講座に通っていた時に修了試験後に「こんなにボロクソにフィードバックを受けたので、もう、わたしは受験しない」という方の話を聞き「そういう状況を作りたくない」という気持ちが沸き、受験生の支援をしようと決意しました。
なお、わたしが通っていた養成講座では、12名中3名試験を受ける自信がなくなったと言い、試験を受けない方がおりました。

それ以外にも、受験生同士のロープレでフィードバックをかける人が感想ばかり述べていた場面や、有資格者(ホルダー)の方が、フィードバックで指摘ばかりして受験生の自己肯定感や自己効力感を下げる発言をされる状況を見てきました。

キャリアコンサルタント試験の論述試験での解答例などで「相談者が前向きに、主体的に意思決定できるよう支援する」ってあると思います。
相談者を受験生、キャリアコンサルタントをフィードバックかける方と想定した場合、受験生の自己肯定感や自己効力感を下げる発言は、前向きに今後主体的に行動できるよう支援してないじゃんと思ったことも理由の1つだと思っています。

ロープレアジリティーでは、フィードバックの時間を約30分とっています。他のロープレ会ではフィードバック時間は5分とか10分だったりすることが多いのですが、受験生が、できている点としっかり向き合う時間や、受験生がこころの中で思っていることを吐き出す時間が大切なので、フィードバックは1分でも長い方がいいと考え、約30分としています。わたしが担当するときは、ほとんどの場合で30分を超え、1時間になったり1時間半になるのですが。

受験生ですので、当然、できていない点も沢山ありますが、うまくできないかもしれないという不安や心配、緊張を抱えながらロープレを行っている受験生と、無条件の肯定的関心を持って本気で向き合い、対話し、できている点を一緒に考え、根拠を踏まえて受験生にお伝えする時間は必要だとわたしは思っています。

そして、キャリアコンサルタントになるまでに費やした時間、費用、これは何にも変えることができない価値だとわたしは思っています。そのぐらいこの資格は価値があるものと思っていて、無料で提供するような安いものではないという気持ちがあるので、有料でその価値を提供しています。

正解がないとも言われるキャリアコンサルタント試験。
●オブザーバーは自分自身を基準にして、できている点よりもできていない点ばかりに目を向けてフィードバックしていませんか?
●何度も落ち自己肯定感や自己効力感が低下している受験生や、自分はちゃんとできていないかもと思いながらロープレを一生懸命やっている受験生に本気で寄り添い、本気で向き合い、無条件の肯定的関心を持ってフィードバックしていますか?
●いろんな点を指摘しっぱなしにしていませんか?
●スモールステップで受験生に対してフィードバックされていますか?
●試験に挑戦しようと前向きな気持ちにさせていますか?

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