ジョブメドレーのスカウトで不採用はよくある話【理由と採用率・内定率を解説】

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【ジョブメドレー】スカウト経由の選考で不採用になるシンプルな理由

ジョブメドレーで届いたスカウト経由で選考して不採用になるというケースは、実はよくあることです。

理由:そもそもジョブメドレーのスカウトは「特別なオファーではない」から

スカウトと聞くと「あなたのプロフィールを見て、ぜひウチに来てほしいという思いで、アプローチするもの」と思いますよね。しかし実態は異なります。ジョブメドレーのスカウトは、特別なオファーというわけではありません。

シンプルに表現すると「採用条件に当てはまりそうな人に、とりあえず送っているもの」です。

施設は毎月200通スカウトを送れる(乱発できる)

ジョブメドレーで求人広告を出している施設は、スカウトメールを毎月無料で200通まで送れる契約になっています。何通送っても無料なので、積極的な採用活動をしている事業所は、上限MAXまで活用しているはずです。つまり、あなた以外に最大199人に同じようなスカウトメールが送られているということになります。

採用側のイメージとしては「数打てば当たる」といった感じです。実際に採用を担当していると思わしき方の口コミがこちら。

ジョブメドレーは、もうマッチングアプリと一緒すね。とにかくスカウトメールを乱発下手な鉄砲も数うちゃあたる理論で返信率を上げ、繋がる率を上げるしかないシステム。(中略)絶賛スカウトメール乱発中です!目指せ200通

https://twitter.com/seventhmay1/status/1659399855276695553

スカウトという言葉から受ける印象とは、だいぶかけ離れたものになるかと思います。

「マッチングアプリみたいなもの」というのはまさにその通り。アプリを使ったことがある方ならわかると思いますが、"いいね"したからといって、絶対に交際に発展するわけではないですよね。

同時に選考を受けるライバルも多い(スカウト経由で)

さて、事業所が理論上最大数のスカウト(MAX200通)を乱発している場合、そのスカウトメールを受けて「応募したい」と考える方も一定数います。実際、ジョブメドレー公式情報(採用担当者向け)によると、200通送ると約9.4の応募が来るとのことです。

ジョブメドレーには、事業所から求職者にアプローチできる「スカウトメール」があります。このメールは200通あたり約9.4応募ほどの効果を発揮いたします。

採用担当者向けサイトより引用

要するに、同じタイミングでスカウトメールに返信してエントリーする人が、おおよそ最大9人くらいいるということになります。
しかし、たいていの場合採用枠は1~2人です。

採用率は単純計算で20~30%といったところでしょう。

ここまでの背景を知ると「スカウトに返信してエントリーしたのに不採用になる」のがよくある話というのもご納得いただけると思います。

実際の口コミ

ジョブメドレーのスカウト、メールを送らないでほしい。連絡してみたら、もう決まっているので不採用って。

https://twitter.com/gonta4146/status/1590309678650908672

ジョブメドレーのスカウト、応募先からは連絡ない。1週間待ってなかったから落ちたってことか

https://twitter.com/6Nexg/status/1535867976611557377

これはごく一部で、スカウト経由で応募したのに連絡が来ない・不採用になったという口コミは相当数散見されます。

スカウト経由で採用率・内定率が特別高くなるわけではない

ジョブメドレー公式発表によると「スカウト経由の採用率は1.7倍高い」とのこと。解釈が分かれるところですが、多少は採用されやすいくらいでしょう。

事業所は、会員の以下の情報を閲覧できます。

  • 性別

  • 年齢

  • 保有資格

  • 学歴/職歴(学校・勤務先は非公開)

  • 就業状況

  • 月収や自己PR

  • 希望条件(希望職種や勤務地、年収など)

こういった内容を判断基準に「少なくともプロフィール上は採用基準を満たしている」といった温度感でスカウトメールを送っているわけです。スカウトを送付している時点で、年齢や住所などの属性は採用基準に該当しています。

しかし逆にいうと、それ以外は何も把握できてない状態なので、実際に履歴書を見てor面接をしてみて不採用になるケースも十分に起こりえます。

不採用パターン▼

  • 他にもっと良い人が選考に来た
    面接はスピード勝負。タッチの差で他の人に採用が決まることはよくある

  • 求める人物像と異なる
    会ってみて「何か違うな…」と思われる

  • 労働条件が合わない
    「その給料だと採用は難しいな…」

  • プロフィールの自己PRで期待値が上がっていた
    「詳しく話を聞いてみると、思ったより技術が足りないかも」

ここまでの内容から、以下のことが結論づけられます。

スカウト経由で応募しても採用になるわけではない。不採用になるのはよくある。もっというと同時にスカウト経由で応募している人も複数いるので、かなり有利になるというわけでもない。

求人広告から普通に応募したのと同じ温度感で選考・面接になります。「実際に話してみると違う…」となるパターンも少なくありません。

「スカウトに期待しすぎないのが良い」という感じですね。

ジョブメドレースカウトメールの実態

スカウトメッセージは「テンプレ」が多い

実際に届くスカウトメッセージも、コピペ&テンプレ文章のものが非常に多いです。以下は、私のもとに実際届いたメッセージ。

はじめまして。東京都○○区 ◾️◾️◾️の採用担当です。プロフィールを拝見して、ぜひ直接会ってお話したいと思いスカウトをお送りさせていただきました。

現在、◾️◾️◾️では看護師/准看護師としてご活躍いただける方を募集しています。もしよろしければ見学を兼ねて面接にお越しいただけませんか?

(以下、応募要項コピペ)

プロフィールの内容には一切の言及がなく、応募要項を貼り付けているだけです。

ログインすると一気に届く

ジョブメドレーはしばらくログインしなくなると、スカウトが届かなくなります。そして久しぶりにサイトを見てみると、途端に数件のスカウトが届きました。このことからプロフィールの内容というより「最近ログインしたか」を大きな判断材料としてスカウトを送っていると考えられます。

検証:事業所はどれだけ適当にスカウトを送っているのか

試しに私のアカウント情報を必要最低限に設定し、どれだけスカウトが届くのか検証してみました。

必要最低限の情報:年齢・資格(看護師資格)
居住地:東京都練馬区

期間は1週間で検証したところ、17件のメッセージが届きました。

そして全てのメールを開封しましたが、どれもテンプレ文章でした。(詳細プロフィールを書いてないので当然ですね)

ジョブメドレーでスカウトをたくさんもらうには?

基本的に、項目を埋めるほどスカウトは届きやすくなります。採用担当者は条件で絞り込みながら、スカウトを送る相手を探しているためです。

この2つは必須▼

  • 希望勤務地
    採用担当者はまずここで絞り込みをかけます

  • 保有資格
    採用担当者は必ずここも絞り込み条件に入れています

その上で、検索に出てきた登録者の「職務経歴」と「自己PR」を見て、スカウトを送るかどうか判断します。

しかし、スカウトはあくまでも「ここまで出てきた情報をもとに、会ってみたいと思った」だけであり、採用が確約されるようなものでは決してありません。

※例えば、マッチングアプリでいいねを送る(会ってみたいという意思表示)みたいなもので、交際が確定しているわけではないですね。

さらにスカウトを増やすには

求人の「気になる」(星マーク)を活用しましょう。

気になるとは▼

  • 少しでも気になった求人をブックマークできる機能

  • 「気になる」を押すと、病院・施設に通知が届く(個人情報は非公開)

  • その通知を見た採用担当者からスカウトが届くことがある

「気になる」で求人をブックマークすると、その旨が病院・施設に通知されます(応募ではないので、誰がしたかは分からない)。

それきっかけで、あなたにスカウトが届くこともあります。

【ポイント】転職を早く決めたいなら、スカウトではなく「紹介」で探す

もし転職を早く決めたいなら、スカウトではなく「転職サイトからの紹介」で探す方が早いです。ジョブメドレーはあくまで、自分で色々条件を比較しながら、マイペースに転職活動を進めていく人向けのサービス。意外と長期戦になりがちです。

看護師向けですが参考までに、看護師転職サイトのおすすめ(ジョブメドレー以外すべて紹介型)を載せておきますので、転職活動が難航している方は利用を検討してみてください。


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