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気象予報士試験合格時に一般知識で覚えたこと全てお教えします[大気の構造編]

気象予報士試験合格者です。
気象予報士試験の合格率は約5%と、国家試験の中でも難関と言われています。しかしpointをしっかり抑え、対策をすれば凡人でもきちんと合格ができるように作られた試験です。これは経験者なので間違いありません。

この記事では、私が合格時に一般知識の大気構造について覚えたことを全てお伝えします。

是非気象予報士試験受験予定の方は参考にしてみてください。
特に試験直前で勉強が間に合って無い方は、短い時間で一般知識の大気の構造について総ざらいできるので効果があると思います。

最後に一問一答形式の問題も用意しています。是非ご活用下さい。

「大気の構造」で覚えたこと

もし自信のある方は、一問一答から始めていただいて構いません。

地球では水分気体液体固体3相で存在し、状況によって形を変えて日々の天気に大きく影響を及ぼしている
・地球の乾燥空気の組成は、窒素酸素約99%を占め、残りの大部分はアルゴンであり、その他の気体はごく微量。
金星温室効果が非常に高いために地表面温度は720Kに達している。
金星は厚い雲がありますが、この雲の成分は硫酸と考えられている。
・地球大気に二酸化炭素が少ないのは海があるからであり、海には大気中の約60倍の二酸化炭素が溶けている。
火星は太陽から遠いために太陽から放射される熱エネルギー強度が弱く、大気も地球の大気の100分の1程度しかないため、主成分が二酸化炭素であっても温室効果が小さく火星の表面の温度は低い
温室効果が大きいほど日中と夜間の温度差が小さくなる。
・地球が誕生した直後の原始大気は、太陽からの太陽風によって吹き払われ、その後固体地球から吹き出したガス(主に水蒸気、炭酸ガス、窒素)の進化したものが、現在の大気。この過程で大量の二酸化炭素海に溶け込み、石灰岩などの岩石として地殻に閉じ込められた。アルゴンは地球からの噴出量は僅かだったが、不活性であったために大気中に溜まっている。
・地球の大気はよく混合されており、乾燥空気のほとんどを占める窒素、酸素、アルゴンの割合は、高度約80km中間圏界面付近までほぼ一定である。
・地球の大気は引力により、密度気圧は上空ほど小さく、高度とともにほぼ指数関数的に減少している。
・地表付近では10m高くなると約1hPa気圧が低くなる。

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