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「コーチングサービス利用者の声 Vol.1」・プライム上場大手日系企業/知財担当部長のキャリア選択と能力開発

古田:
本日は弊社の事例インタビューにご快諾くださりありがとうございます。本日は氏名・社名は非公開で対応しますので、大手企業の事業部付の知財部長としてご活躍中の佐藤さん(仮名)とお呼びさせていただきますね。

佐藤さん:
氏名や社名を非公開にしていただいてありがとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします。

古田:
はい、まずコーチングを受ける前の状態をお伺いしたいと思います。
弊社との初回接点はどのようなものでしたか?

佐藤さん:
元々は、御社の橋本さんよりLinkedInである案件のスカウトをいただいたことがきっかけです。その案件にアプライし先方企業とカジュアル面談を実施しました。

魅力的なお話だったのですが、当時私には複数キャリアの選択肢があり、どれも魅力的に感じる一方で、私は本当に何がしたいのか、何に向いているのかが、よくわからない状態だったこともあり、その案件はそれ以上、進めることはしませんでした。

当時橋本さんとお話した時も、色々と悩みすぎてかなり支離滅裂だったと思います(笑)

その際に、橋本さんより「コーチングを受けてみませんか。」とご提案がありました。
思考を整理しながら内省したいと思い、受けることにしました。

古田:
魅力的な選択肢がたくさんあって、自分は「本当は何がやりたいのか」「何に向いているのか」わからないといった状況に置かれたことがある方は少なくない、むしろ多くの方がご経験されています。

これまで佐藤さんは、どのように対処されてきたのですか?

佐藤さん:
とりあえず届いた選択肢すべてに飛びついてましたね(笑)
でも本当にやりたいこと、向いていることを理解したいと思いました。

古田:
まさにコーチングの価値が発揮されそうな状況ですね。 
もともと「コーチング」そのものはご存じだったのですか?

佐藤さん:
コーチングの概念や基本的な理論は認識していましたが、コーチングを提供する「サービス」が世にあることは知りませんでしたね。

古田:
では、橋本のご提案でコーチングサービスをお知りになってから、色々と調べてみましたか?

佐藤さん:
はい、コーチングサービスを提供している企業が世の中にはたくさんあるんだな、ということがわかりました。

おおよそどの企業も似たようなサービス内容だと感じたのですが、CAREARのコーチングサービスは相場の10分の1ぐらいの料金でしたので、本当にリーズナブルなんだなと驚きました。

古田:
ありがとうございます。CAREARではコーチングサービスを身近な存在、ビジネスパーソンが当たり前に利用するサービスにしたいという考えから、賃金がなかなか増えない日本経済の現状を踏まえ、低価格で提供してます。

では、CAREARのコーチングサービスを利用するとご決断されて、どのような気持ちでしたか?

佐藤さん:
もやもやが晴れるのではないかという期待感がありました。そして、さらに視座を引き上げたいという希望もありましたので、楽しみでした。

古田:
ではコーチングサービスの内容を伺っていきたいと思います。
初回セッションでは、どのような内容でしたか?

佐藤さん:
初回セッションでは、とにかく今の状況、感じていること、悩んでいることなど、とにかくすべてを吐き出してしまいました。本当にまとまりもなく、だらだらとお話をさせてもらった感覚です(笑)

すべてお話したところで、橋本さんに以下のとおり整理していただきました。

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1.現在の立ち位置でミッション(グローバルで知財体制を構築する)を遂行する
 (結果として、グローバル規模でビジネスをデザインすることができるようになる)

【魅力要素】現場の手触り感があり、また一定の裁量をもって統括することもできる。
【懸念要素】権限が不十分な為、組織を動かすには上位職を巻き込む必要がある

2.CVC等、よりビジネスに近い立ち位置で、ビジネスをデザインすることに挑戦する。

【魅力要素】ビジネスをデザインする、という知財アナリスト資格を取得した時にやりたいと思ったことがまさに実現できるポジション
【懸念要素】理論としては理解しているが、実践経験はない。

3.他社で知財機能のすべてを統括する立場で、これまでの経験を活かして、知財活動を推進する。

【魅力要素】自身のこれまでの経験を活かして、事業や組織に貢献することができる
【懸念点】現場から離れること
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この内容を聞いた時に、ばちっと思考が整理された感覚があり、自分自身の価値基準が定まったことに、コーチングの価値を感じました。

これまでの自分の強みや、取り得る選択肢がちょうど良い抽象度で整理されたため「この選択肢を起点にこれからいろいろと考えていこう」と思うことができました。

古田:
具体的な新しい次の一歩が定まったのですね。

佐藤さん:
そうですね。多くのもやもやが晴れて初回で価値を感じました。

新規事業開発の方向性、知財統括の立場でどうするか等、また色々と悩んでいた際に、「それぞれの選択肢の理解・解像度を高めるために、各選択肢のロールモデルとなるような方とお話してみませんか?」というご提案がありました。

以前から存じ上げている著名な方々でしたので、ぜひお話したいとお願いしました。

古田:
ロールモデルとなる方とお話ができる点は、CAREARのコーチングサービスの特徴の1つですよね。

視座を上げたいと仰っていたご期待も叶いそうですね。

佐藤さん:
はい、まさにそのとおりです。そこでまずは知財統括の選択肢を検討するために、知財機能を統括されている立場でご活躍されている方とお話することにしました。

非常に有名な方で基本的な考え方は存じ上げていたのですが、実際に話をしてみると視座がかなり引き上げられたように感じました。

「あらゆる経営の話を知財と結び付けて考える」

私はこの視座で知財を考えることができていませんでした。

この選択肢を選ぶと、こういった視座で仕事をすることになるのかと刺激・学びを得ることができました。

古田:
佐藤さんの高揚感が伝わってきました。この方とお話したことで、佐藤さんの日常で変わったことはありますか?

佐藤さん:
まずは、現職であらゆる話を知財と紐づけて考えることに挑戦しました。

除外していた選択肢が実は重要だった等、一気にものの見方が変わりました。
これまでは、表面的な見方で経営視座を持とうとしていたことがわかりました。

本当に多くのお話をしてくださったのですが、私にできることを上手くお伝えくださったのだと思います。

古田:
「事実は変わらないのにモノの見方が変わる」って大きな変化ですね。

佐藤さん:
はい、各選択肢の解像度もあがってきたところで、自分の過去を振り返るワークを行いました。これまでの人生においてワクワクしたことやつまずいたこと、転機になったことなどをひとつひとつ丁寧に言語化しました。

その結果、「人から求められることで遣り甲斐を感じる」ということが根幹にある、ということがわかりました。

これまで私は、自分のことを「仕事そのものに遣り甲斐を感じる人間」だと思っていました。

全然気づけていませんでしたが、初めて「人から求められること」がモチベーションに繋がっているんだ、と解像度を高めることができました。

古田:
新たな自分に出会ったのですね。そのことに気付けた結果、その後の思考や行動に変化はありましたか?


佐藤さん:

知財ってそんなに社内でプレゼンスが高くないんです。周囲に協働を持ちかけても忙しいし、と断られるケースが多くありました。

自分の考えを伝えるだけでなく、周囲が知財部に何を求めているのか、現状や意向等を確認し、改めて周囲の期待に応えることをやろう。と考えました。

例えば、他部署から「競合の将来予測を知りたい」というニーズがありました。

これまでは、状況に進展があり次第レポートしていたのですが、レポートだと一方通行ですし他部署の状況も変化している可能性があるので、レポートの都度、他部署は何がやりたいのかを確認する会議を開くようにしました。

その結果、社内各部署のニーズを把握したところ、ニーズを取り違えていたこと等が判明しました。
このように自ら率先して会議を開き、行動するようになった結果、有り難いことに社内の評価も上がっています。

古田:
起点を他部署に変えて行動した結果、他部署にとってより価値のある知財活動になり、まためぐりめぐって佐藤さんの評価にも繋がったのですね。そこからどのようにコーチングが進んでいったのでしょうか?

佐藤さん:
自分のやりがいが何かを分かった前提で、自分の今の業務を振返ってみようとなりました。

私がやろうとしていることは、将来の長期的な戦略立案、事業開発です。一方で、協働先は事業部で、彼らの組織目的・目標は中短期の時間軸でした。つまり、私がやりたいことと組織から期待される役割には乖離がある、またこの乖離は構造的なものであり解決し難いものであることに気づきました。

その為、現在は転職を具体的に視野に入れて、思考を深めているところです。

古田:
最後にコーチングを受けてみて結果としていかがでしょうか?

佐藤さん:
良かったと思っています。

何に悩んでいるかあいまいだったものが、綺麗に整理され、自分が何に遣り甲斐を感じるのかが明確になり、キャリアを進めた先にいる著名な方の話を聞き視座が上がったことで、自分自身を更新することができたし、仕事の成果も上がりました。

どの選択肢を取るか今はまだ迷っていますが、コーチングを受ける前と後では迷っている自分の感情がネガティブからポジティブに変わりました。

古田:
佐藤さんがやりたいこと・向いていることで挑戦し続けることで、新たな景色を見られる日を心から楽しみにしております。

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