見出し画像

第4回「魔境統率王決定戦」レポート(という名の書き散らし

挨拶

Top4デッキリストは早々に挙げたのでこちらではそれ以外の事で書いておこうと思った事を書こうかな~

毎度のことではございますがこちらの記事は全て無料でご覧いただけます。
投げ銭していただけるとやる気がUpします!

参加ジェネラルリスト

去年は20名くらいだったかな?4の倍数だととっても運営的にありがたい。
今年は定員24名様にお集まりいただきありがたい限り。
予約受付は比較的あっという間に埋まり、2名様キャンセルが出るも「キャンセルが出た~><」とツイートするも瞬く間に埋まるという(アリガタヤー

参加者の使用ジェネラルはこちら~

並び順はだいたい使用者のアイウエオ順

スーパー有名ジェネラルしかいないかな~?と思いきや「どちら様ですか?」というジェネラルもいて意外と群雄割拠。
とはいえ11名が共闘ジェネラルを使用、また13名が3色以上を選択、「色が多くなる」「共闘であればアドバンテージが1枚お得」という至極もっともな現代CEDHっぽいメンツである。

ピックアップデッキ

そんな中で参加者を恐怖のどん底に叩き込んだのは共闘とはいえ赤単色の組み合わせ《船壊し、ダーゴ》と《三度の再誕、ジェスカ》を選択し見事3-1、Top4スイス一位通過を果たしたオオノさん。

当日は「血のクリスマス」と呼ばれ恐れられた

1ターン目から出てくる事もザラな巨大海賊ダーゴはパワー7とトランプルというEDH的にはパッとしないプロポーションだがジェスカのダメージ3倍能力と合わせるとあら不思議!次のターンにはジェネラルダメージで一人退場させるという恐るべき性能!

「ブロッカーが用意出来ない」「除去が無い」などという甘えは許されないのだ!
しかし当然だがそれはダーゴジェスカ側にも言える。自分が勝利するまでの間、「誰に世界を護らせ」「誰から始末するのか?」(もちろん自分がコンボルートに行ってそのまま勝つことも選択肢には入る
普段から「誰を殴るのか?」「コンボルートには向かえないのか?」「マリガンか?キープか?」というシンプルな問いを繰り返し繰り返し練習しているからこその今回の結果だろう。
残念ながら決勝では「神」タカハシに敗れてしまったがなんと後から聞いたところ「先手2キルハンド」をキープしていたらしい!
上のリンクにデッキ画像があるので是非そのクレイジーな世界の一端に触れてみてくれ!

賞品

イベントが近づいてきてEDHの参加者に「賞品なにがいい~?」と聞いてみるも全然要領を得ない。
基本的にEDHチャーの欲しいものはめちゃめちゃ「狭い」のである。
「《繁茂》欲しいです!」
「《繁茂》?」
「そう《繁茂》!・・・・のFoil!」

7版しかFoilは無いらしいw

狭すぎる!!!!
喜ばれるかと言われれば(高いので)喜ばれる気もするが・・・なんか違う!

かといってデュアルランドというのもな・・・(たまたま在庫があったのでPlateauとSavannhaが選択肢にあった、が、高い
という事で今回はTop4に《波止場の恐喝者》×4枚!
更に優勝するとSLD未開封から二つ!

それなりのお値段するので勝利して十分誇りに思えるはず&優勝にも《恐喝者》あげる太っ腹仕様!(自画自賛

毎年イイ感じの賞品が見つかるかは分かりませんが「素敵やん!」って思ってもらえると嬉しいね~

参加費

3000円。去年と変わらず。
それなりの金額を設定する事によってカジュアルユーザー除けになってる(はず
普段やってるEDHイベントなら誰が来てもらっても大丈夫なようにフォローとか考えてますが、年末イベントは「EDH初心者です!混ぜてください!」みたいな方が入ると誰も幸せにならんのでね。
とはいえ「最強人類」や「種族王」みたいなイベントも盛り上がってるようなのでそっち方面も考えていきたい所存。

イベント進行

https://www.cardshopsatopin.net/diary-detail/111

DNからひっぱてきてそのまま張り付けたw
流石にいくつか手直しはしたが。

やり方は

①スイスラウンドでやりたい
②先手番が偏るのは良くない
③同じプレイヤーと連続してあたるのもなんとかしたい

・・・・んー解決されないなーw
今回も第3Rと第4Rでほぼ同じメンツでプレイしてた卓があったしなー
スイスでやるという方向自体は悪くないんだけど24名だと限界があるな
特にスイスは上からペアリングを組んでいくから負けているプレイヤーほど「適当」になりやすい。
なんとか全員が満足するようにしたいところだが人数増やす(外部の箱を用意する)しかないかー

順位の付け方については欠片も文句が出なかったので
〇EDHプレイヤーは個々のゲーム以外にはそこまで興味がない
〇何の問題も無いため何の問題も出ない

毎年改善していきてぇなぁ!と思っているので「良いならいいじゃん」という発想にならない・・・

出来ればデジタルな感じにしたいが・・・・早くコンパニオンがEDHに対応しますように~><

決勝テキストカバレッジ

動画を撮ったもののUpする方法を探してる最中なのでとりあえずテキストカバレッジ。
第4回目「魔境統率王決定戦」スイス4回戦を潜り抜け決勝に座ったのは1番手ダーゴ&ジェスカのオオノ、2番手「神」ティムナ&クラムのタカハシ、3番手「最強のログテヴェ’しもっち’」ログラクフ&テヴェシュザットのマツモト、そして4番手のダーゴ&ティムナ、カワライ。


3-1でかつ4番手で勝っているので決勝1番手
同じく3-1だがオオノと違い4番手では勝っていない
スイスは2-2、4.3番手で勝利している
スイスは2-2、4.1番手で勝利している

「ダーゴジェスカの先手か~」
試合開始前にそうぼやいていたのは2番手のタカハシ。先手のダーゴジェスカがいる、という事は普段とは違うゲーム展開になる、既にタカハシにはそれが分かっていた。
タカハシの予言は見事的中し《魔力の墓所》《モックス・ダイアモンド》諸々から現れる1ターン目《ダーゴ》!
これでブロッカーを展開するか、もしくは何も展開せずに「死体のフリ」をするか選択するところだが2番手のタカハシは《暗黒の儀式》と《睡蓮の花びら》まで使ってジェネラル《ティムナ》を展開して終了。
続いて一人だけマリガンを選択しなかったマツモト、一枚づつカードを確認しながら《ログラクフ》→(《宝石の洞窟》を開始時にプレイしている)→セットランドから《発熱の儀式》→そしてモード二つを選んだ《ジェスカの意志》!

1ターン目とは恐れ入る

これは捲れ次第だが十分に「必殺」の効果を持っている!だがマツモトは対象を選ぶときに・・・
「誰が一番手札多いですか?」
「2枚」
「4枚」
「4枚」
「え!?みんなハンド少なすぎでは!?」

自分ターンでハンドを消耗させた二人は言うまでも無く、なんとマリガンと《宝石の洞窟》スタートによって4番手のカワライまでもハンド4枚!

これはうっかりという空気を出すも《ジェスカの意志》は無事解決され4マナと《悪魔の教示者》《血の復讐》《沼》をもたらす。
手札から《波止場の恐喝者》をプレイするマツモト。

「・・・・1マナ足りないw」

流石のログザットマスター’しもっち’誰より早く解にたどり着くもそれは無情な「このターンには勝てない」という答え!

たっぷり時間を使って導き出された選択は「《ダーゴ》を《血の復讐》で除去って《ザット》をプレイ」つまりドローを進めてしばらくゲームを見守ろうという事だ。

黒いソープロ(そんな訳ない

ターンをもらったカワライは流石にハンド4枚ではビッグアクションは取れず、ランドをプレイして《尊き彫像》でエンド。

ダーゴのエサ

マツモトの《血の復讐》により《ダーゴ》を失ったオオノも大きく動けず、《仕組まれた爆薬》を烈日2でキャスト。
「エックス2?じゃーおおのさんに《死の国からの脱出》ケアしてもらうかー」
と会話しながらカワライを《ティムナ》で殴るタカハシ。
一見独り言のように見える発言も、もしかしたら自分のタリスマンが割られるかもしれない・・・「そんなことしないよね?」という確認と卓全体の「まだしもっちさんは仕掛けてくるよ!(オレじゃないよ」という意志の統一をさらっとしている。発言や行動に無駄なモノはないのだ。

フェッチを切り、更に《セヴィンの再利用》で今切ったフェッチを場に戻し、他プレイヤーより少しだけマナを増やしてタカハシエンド。

《直観》からエンディングもあるがフェッチを戻す渋いプレイも

再びマツモトのターン。
現状ジェネラルをコントロールしておりマナもそれなりだが、一度仕掛けている為かこのターンは《ログ》を《ザット》で生贄に捧げドロー、《ログ》をリキャスト(4マナ)して終了。
1ターン目とは違い随分おとなしいターンだったが、もしかしたら《オオノの仕組まれた爆薬》が世界を護っていたのかも知れない。
カワライの第2ターン、先ほど出した《尊き彫像》を食べながら《ダーゴ》が着地。マナは《Scurublands》が立っており、《沈黙》系のカードがあるかもしれない。

何もせずにパスしたオオノと違いフルタップで《クラム》を場に出すタカハシ。ピッチスペルの有無は現状不明だが毎ターン構える為のマナを全て使って展開しているので《ティムナ》《クラム》の2体が並びかなりウィンコンディションが近づいてきている。

2体並べば即2ドロー(殴り先があれば

手札が増えたタカハシを前にマツモトは《波止場の恐喝者》から《対称な対応》、対象は自身とオオノ。
トップに積んだカードは恐らく《むかつき》。これは流石に「終わる」と読んで白マナを立たせていたカワライ、《ザット》のドローに対応して《オアリムの詠唱》。
無事ターンを迎えたカワライはおもむろに《中断》!
これは対象を取るタイプの《沈黙》系カードなので対象はマナは無いもののハンドの多いタカハシ。
解決前にかなり問答があったものの

カワライ「オレは《炎巨人の憤怒》打ちたいだけだから!」

カワライ「ワシが広めた」

そう言って手札を公開。
それならいいかとなったかは不明だが《中断》はスルー。
ここで《中断》中のタカハシからスペルが飛んでこない事をいい事にマツモトから《むかつき》!
《汚物の雨》から土地を1枚になるまで生贄に捧げ、正に捨て身のキャスト。
カウンターできるプレイヤーはおらず、解決されると
《業火への突入》
土地
土地
《ラガバン》
《悪魔の意図》
《金属モックス》
《致命的なはしゃぎ回り》
《ライオンの瞳のダイアモンド》
《猿人の指導霊》
《出現領域》
土地
《毒の濁流》
・・・・ここでストップ。
残りライフは12。

《致命的なはしゃぎ回り》が捲れてしまった以上カワライはマツモトを殴る訳にはいかない。
タカハシがパワー9の《ダーゴ》(炎巨人で強化済み)に殴られカワライのトップが9枚めくれる。
《沈黙》《魔力の櫃》《紅蓮破》・・・
カワライ「んー終わらないかー暴れまわるのも良くないしこのままエンドかな~」
ゲームを終えるようなカードは捲れずどちらかというと《沈黙》によって
「突っかかってきたら止めるからな?」
という状況になってしまった。

先ほどのターンで《対象な対応》でカードを積んでいたオオノ、トップから現れたのは《波止場の恐喝者》、無事に着地し宝物の数は5つ。
再び《ダーゴ》を唱えてエンド。
このエンドでマツモトから先ほど捲れた《致命的なはしゃぎ回り》が《クラム》へ。
一つ一つのプレイにも全員のコメントが挟まる。
虚実入り乱れる発言だろうがカワライからぼそっと

「決勝戦たのしいなぁ・・・・」

主催冥利に尽きる^^

《クラム》を失ったものの道中他のプレイヤーたちはダブルキャストを繰り返していたため手札は(クラムの能力で)パンパンのタカハシ。
仕掛けるか?仕掛けないか?の判断でカワライの《沈黙》を突破できないと判断して盤面の強化を選択、《帳簿裂き》《金属モックス》謀議を挟みながら《幻影の像》・・・ここでオオノが待ったをかける。
先ほどから盤面をにらんでいた《仕組まれた爆薬》で2マナのパーマネントを一掃!・・・そう自身の《波止場の恐喝者》込みで!
流石に手札が潤沢なタカハシにマナまで与えたらゲームが終わるという判断。
目論見の外れた《幻影の像》は《ダーゴ》になるしかなく、なんと場にはオオノ、タカハシ、カワライそれぞれの《ダーゴ》が3体。

1人偽物がいます

前の周で《むかつき》を打ったマツモトのターンが始まる。

タカハシ「《死の国からの脱出》見といて欲しかった~><」
カワライ「いやいやそりゃ割るでしょここに《沈黙》もあるし」

そんな会話が交わされつつ、一瞬様子見をしようか迷うモノのマツモトの《モックス・ダイアモンド》に対応してカワライが《沈黙》。
《むかつき》によってもたらされた大量のハンドがディスカードフェイズで7枚になるまで捨てられていく・・・・
とは言えそれは最強の7枚。次のターンさえくれば・・・まだ?(盤面の3体のダーゴを見つめつつ

カワライのターン《炎巨人の憤怒》によってもたらされた9枚のカード、賞味期限はこのターンまで。エンドしてしまえばもとのハンドスカスカ状態に戻ってしまう為、ここで仕掛ける。
《エスパーの歩哨》《帝国の徴募兵》・・・・

カワライ「《無情な秘儀術師》コンボが決まらねぇ~」

《帝国の徴募兵》からサーチできる選択肢として《無情な秘儀術師》があり、生贄の数をカウントする《ダーゴ》とは非常に相性がいい。

たぶん《恐喝者》を釣って無限から《徴募兵》を釣って勝ち

これが出来なかった理由がマツモトがコントロールしている《出現領域》。
先ほどの《むかつき》で《毒の濁流》が手札にある事は分かっている為、クリーチャーでのコンボはインスタントタイミングで《毒の濁流》を打たれる事で止められてしまう。

凄いことが出来る(ときもある

結局《帝国の徴募兵》で持ってきたのは《波止場の恐喝者》、宝物の数は7つ。
ここでたっぷり考えたものの結論は

カワライ「いいや!突っ込もう!」

そう言って手札からプレイされたのは《むかつき》!更に《炎巨人の憤怒》でめくれていた《天使の嗜み》付きで解決されれば全部山札をめくれる!《炎巨人の憤怒》で《紅蓮破》もまだ使える為、これは通ったかと思いきや

タカハシ「通らないって言っただろ?」

と《狼狽の嵐》をキャスト!
流石にマナが払える訳も無くコンボ始動ならず、ターンを渡す。

《沈黙》と双璧をなす信頼度ナンバーワン防御札

オオノの《ダーゴ》が《ザット》を殴りターンをパス。

タカハシのターンが始まる。

まずは《ティムナ》と《ダーゴ(幻影の像)》でアタック、《ダーゴ》は《殺戮の契約》で落ちるモノの《ティムナ》で1ドロー。
入念にマナを計算して《弱者選別》で《ティムナ》をマナに変え《直観》。
《ライオンの瞳のダイアモンド》《思考停止》《否定の契約》を選び手札には《思考停止》が加わる。
そして手札から《死の国からの脱出》、これを見て最後の抵抗を試みるマツモトだったが《出現領域》の起動に対してダメ押しの《沈黙》!
これには誰も対応することが出来ず見事《死の国からの脱出》コンボ達成!

この後は概ね《タッサの信託者》で締め

優勝者の名前を呼びあげるとともに割れんばかりの拍手が鳴り響く!

・・・普段は「首を洗って待っていろ」「邪神」とか言われているタカハシだがいざ勝つとみんな素直に祝福を伝えるあたり、ホントは愛されてるんだな~と感じる。

第4回「魔境統率王決定戦」優勝は《ティムナ》&《クラム》のタカハシ!おめでとう!!





という事でくっそ長いレポを読んでいただきありがとうございます。

今年のNoteはこれにて終了。
また来年もよろしくお願いします~

ここから先は

0字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?