お金増やす側のやり方

(この記事は後編です。もう手遅れかもだけど先に前編をどうぞ)




後編なわけないだろう全部妄想じゃ大体あの記事だけでいくつ犯罪やってんだよ!


ってわけであのド畜生話は100%フィクションです。フィクションとはいえ気分悪いよね~



じゃああの記事なんなんだって話ですけど、やり方の話なんですよね。お金の増やし方。現代に溢れている効率的でド畜生なお金の増やし方。


小学生というのがひとつキーポイントで、基本的に小学生相手にこれができる国は存在しません。ちゃんと法律で守られているんだねー。


でも、法律で守られていない人になら同じことは出来るんですよ。未成年は守られるけど、成年ならばその人がどこまで分かっているかなんて関係なく。そういえばつい最近成年年齢引き下げられましたね。



ある程度まとまった貯蓄が出来ると、それを増やそうとする人が多くなるのが資本主義経済。色々な方法で可能なのですが、どれもロジックは似たようなもんです。


ただ投資先ってのは難しくて、どこにどれだけ投資するか判断するのが投資家の本業。良い投資先はすぐに埋まるし、市場に良い投資先がいつでも存在するとは限りません。


貸し付ける対象を広げて新たな市場に切り込んで行くと書けば聞こえは良いですが、つまりド畜生なのが今回の話で、要は返済能力の低い人に少額貸し付けるんですよね。これは元手が少なくて良いのでリスクも少ない。相手は仕組みを理解してないことも多いからやりやすい。何より法律に則っているから責められる事が全くない。安定した健全な稼ぎ方なんです。


若い世代であれば広告で目にすることが多いと思います。クレジットカード作りませんか?リボ払いしませんか?スマート払いしませんか?急な出費に!などなど。見る度クズだなーと思うわけです。未来の自分と割り勘だ!という謳い文句を聞いた時、本当に吐き気がしました。


金貸しってのはもともと大きな買い物や投資をする際に、個人や企業では即金で用意する事が難しい場合に、お金を融通するお話でした。金融っての資金を融通という意味です。これは能力があるのに資金の問題で難しくなっている障壁を突破する手段として有効なもので、企業の成長やマイホームの浸透など、社会の発展を支え続けています。


成長するにつれてもっと高効率で、多くの利益をあげようという考えになるのも正常なこと。でも市場に参加しているプレイヤー以上には増やせない。だったら参加していない層も引き入れればよい。これが今回のお話です。


資金がある人が参加するのが市場で、その前提で色々発展してきました。資金がない人に同じシステムを適用したら、不具合が起こるのは当然なんですよね。まず住宅市場でそれを起こしたのが、サブプライムローン。低所得者層で信用が無くとも家を買えるというシステムです。低所得者層は多いですから、一人一人は不安定でもまとめれば安定するという浅はかな考えに、市場全員で乗っかってバブルを作り出した結果がリーマンショックです。詳しくはWikipediaで読んでください。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/サブプライムローン


その後規制が入り同じようなローンの組ませ方は出来なくなったわけですが、それでもやっぱりボリュームゾーンである低所得者層を引き込めるのはデカい。


ということで低所得者層でも簡単に、あまり借金であるということを認識せずに借金して貰えるシステムが流行ることになります。クレジットカードを沢山作らせて、とにかく少額、リボ払いなりスマート払いなどで借金を作ってもらう。あとは利息だけ貰えれば良いし、ちょっと頑張れば払える利息程度しか貸さないから、利息は払ってもらいやすいし、自己破産もしにくい。おまけにこういう金融リテラシーを全く教えないのに、成年年齢になったらこのシステムを売って良いというのだからそりゃやりますよね。分からない人も引き込むだけで金の卵になる可能性増えるから積極的にCM打つし、手軽なイメージ戦略を取るし、制度はめちゃくちゃ複雑にする。法律も規則も難しくすればするほど、専門家が儲かる仕組みです。通信料とか税金とか。



とにかく低リスクで高リターンを実現しているわけです。そもそも金融ってなんだっけ。金融通する必要あった?社会発展した?


あと借金という言葉があまりにマイナスなイメージのせいで避けられがちですが、言葉は正しく使った方が良いと思います。世の中突き詰めると2つの金しかありません。自分のお金か、そうじゃない金か。自分の金以外は借金です。これを認めましょう。


だから

「借金は無いけどローンはある」

じゃないんです。

「今月のクレジットカードの支払いがヤバい!」

「急な出費あったけどスマート払いで何とか」

は借金なんです。


別に借金が悪いことではありません。経済成長のためには良い事なので、借金が悪いというイメージの方を変えましょう。

金融リテラシーと書きましたが、全部勉強する必要はありません。重要度が高いのはまずは意図しない借金を作らないことです。これに自己資金を増やす方法を加えれば、金融リテラシーとしては十分です。



真実は人の数だけあるんですよ、でも事実は一つです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?