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長野植林地に行ってきました

カーボンフリーコンサルティング株式会社の高田です。
今回は長野森林組合さんの管轄地で企業の方と植林体験を行ってきたので報告します。
弊社では植林事業を行っており海外に2拠点、国内に6拠点の植林地があります。長野は弊社の植林地の中でも国内で最初に契約した土地であり、現在17社の企業から幼木のスポンサーになっていただいております。

長野県は日本有数の自然豊富な県です。県民は長野森林税を納め、県を挙げて森林保全に取り組まれています。そんな長野県の信濃町に弊社植林地はあります。近くには黒姫山や野尻湖があり、近隣地域では森林セラピーと称し、森林の中で様々なアクティビティを体験するプログラムも実施されています。植林とセットで長野の自然を楽しんでみてはいかがでしょうか?

植林された苗木(草刈り時に間違えて刈らないようにピンクテープで目印をつけています)

長野県で植えている木はカラマツです。カラマツは落葉する針葉樹ということで大変珍しい木なのですが、寒さに強く岩手県や北海道などで多く見られ、特に長野県ではもっとも多い樹種の一つとなっています。
合板に使われる木として、同じく寒い地域であるロシアからの輸入が一般的でしたが、近年の輸入規制で長野県産のカラマツは大人気となっているそうです。だいたい50年くらいで30mほどの高さになり、建材として出荷されます。

50年生くらいの大きく育ったカラマツ

植栽の方法ですが、苗木はコンテナ苗を使用しています。コンテナ苗というのはカップの中で苗木を育て、根っこと土を一緒の状態で植える苗のことを指します。コンテナ苗の他に裸苗という種類もありますが、そちらは根っこがむき出しになった状態のもので、樹種や土地により活着の良い方を選択します。

カラマツのコンテナ苗

この苗を地面に穴を掘って植えるのですが、こちらの植栽にピッタリの道具があり、この道具で穴を掘ることにより今回6名で125本の苗を1時間足らず植えることができました。
スコップやクワで穴を掘ることはとても重労働なので、このような改良は林業の方にとっても嬉しい限りですね。

穴開ける便利道具

だいぶ穴掘りがラクになったとはいえ、参加者全員汗だくになり作業が終了。森林組合の方々との交流で貴重なお話も聞くことができ大変良い経験となりました。
日本の森林のうち約4割は人工林です。すでに60年、70年と経過して伐採期を過ぎている木々もたくさんあります。
このような木を利用し新しい木を植えることで林業の活性化のみならず、CO2の固定と吸収にもなるため地球環境保全に役立ちます。
皆さんも森林保護、生物多様性、気候変動対策など様々なメリットがある植林事業に参加してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせもお待ちしております。

弊社植林事業Webサイト↓
https://carbonfree.co.jp/tree-station/index.html

今回の参加で集合写真

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