見出し画像

ふくいの「海ごみ」について考えてみた

こんにちは!福井県庁カーボンニュートラルディレクター(CND)の岩井です。

6月は環境月間

 あっという間に6月ですね。皆さんは、6月は環境月間6月5日は環境の日というのをご存知でしょうか?(と偉そうに言っておきながら、私もちゃんと知ったのは最近でございます…すみません)。6月5日は、国連が定めた「世界環境デー」でもあるんです。

 環境省では、今年から「 #環境の日はグリーン 」と銘打って、環境をイメージするグリーンライティングやハッシュタグ企画を全国で一斉に実施します。福井県では、丸岡城(6月5日 日没〜22:00)でライトアップをするみたいですので、お近くの方はぜひご参加いただけたらと思います!

海のごみについて

 さて、今日は、海のごみについて少しだけお伝えできたらと思います。「福井の海」と言えば、どんな海をイメージしますか?私は、三国サンセットビーチや美浜の水晶浜など、とっても綺麗なビーチをイメージします。それは、子どもの頃から、夏の海水浴シーズンにだけ海に行っていたからだと思います。ですが最近、シーズン以外の海ごみの多さを知って驚きました。

スポGOMI大会in美浜町(R4.5.22)

 福井県では、今年3月に福井県海岸漂着物対策推進計画を改定しました。これによると、福井県の海岸漂着物の回収・処分量は少しずつ減ってきているものの、その処分費用は年々増加している傾向にあります。また、嶺南地域での処分量が全体の7〜8割を占めるというのも特徴的です。

 海岸漂着ごみは、海外から漂着するものもありますが、河川から流れ着くものも多いと言われています。漂着ごみの中でも、特にプラスチックごみが問題。プラスチックが溶けてマイクロプラスチックになると回収が困難となり、生態系への影響も心配です。

今できることって?

 地球温暖化の観点からいうと、ごみ焼却の際の温室効果ガスを抑えるために、ごみのそのものを減らすことが大事ですよね。マイバックを使ったり、積極的にリサイクルに取り組むことは、すぐに始められそうです。それから、海ごみを減らす観点ですと、当たり前のことなんですけど、ポイ捨てをしないって凄く大事だなと思います。

クリーンアップふくい大作戦

 福井県では、これまで県下一斉の清掃活動(クリーンアップふくい大作戦)ということで、河川や海岸のごみ拾い活動を地域の方と一緒に実施してきました。今年も、3から7月にかけて実施しているところですので、ご興味のある方はぜひ下のページをご覧いただけたらと思います!

「スポーツごみ拾い」が面白い

  最後に、「スポーツごみ拾い」をご紹介します。スポごみとは、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブが提唱している、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加えたものです。

 スポGOMIは、企業や団体が取り組む従来型のごみ拾いに、「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の全く新しいスポーツです。

一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブHP

 ルールは簡単。チームに分かれて、制限時間以内にごみを集め、ごみの重量にごみの種類に応じたポイントを掛け算し、その合計を競うというもの。先日(5月22日)、「スポGOMI大会in美浜町」が開催され、私もスタッフとして参加してきました。当日は、参加者150名、合計41チームが参加。お天気にも恵まれ、参加された方の、終わった後の晴れ晴れとした表情がとても印象的でした。

ごみの種類に応じて役割分担を決め、ごみを集めていきます。
最後の計量の瞬間。緊張が走ります。
優勝は敦賀高校のチームでした。おめでとうございます!

 6月12日(日)には、スポーツGOMI大会in若狭町が開催されますので、ご関心のある方はぜひご参加ください!(申込期限は6月3日まで)。それから、海のごみを減らす啓発動画の募集もやっていますので、こちらもぜひご応募いただけたらと思います(募集期間は8月1日まで)。

 海のごみを少しでも減らしていくため、出来るところから取り組んでいきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?