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ゼロ予算で、ゼロカーボンイベント企画してみた。

 こんにちは!福井県庁CND(カーボンニュートラルディレクター)の岩井です。今日は、この間(と言ってもだいぶ前になるのですが…)の10月22日(土)に開催した、「てつどう×かんきょう」フェスタの事とその裏側について、少し書きたいと思います。
 このイベント、何を隠そう、ゼロ予算で開催させていただきました。色んな方に「ゼロ予算で、ゼロカーボンイベントを開催したいんです!」と言ってお願いに回ったのですが、なぜゼロ予算で出来たのかも含めてご紹介できたらと思います。

どんなイベントだったの?

 「環境に優しい公共交通機関(てつどう)に乗って、少しでも環境について考えるきっかけになったら」という思いからスタートしたこのイベント。県内の鉄道3社(福井鉄道、えちぜん鉄道、JR貨物)や地元環境団体などのご協力をいただき、それぞれの鉄道駅を回るスタンプラリーや、県内初となる鉄道3社同時車両基地見学会、身近な環境に触れられる体験イベント(廃材を使った万華鏡づくりなど)を行い、当日は500名近くの方にご参加いただきました。
 特に、JR貨物南福井駅は初めての一般公開。社員の方も総出でご協力いただき、こちらは250名を超える方にご見学いただきました。
 心配していた天気も何とか持ってくれて、多少の不手際もいくつかあったのですが、最初にしては成功に終われたのかなと思います。(ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!)

イベント当日の様子

(イベントの開催告知のnoteもよろしければご覧ください)

嬉しかった「いいよ!やろう」

 このイベントを思いついたのは今年の6月でした。職場の担当職員に繋いでもらって、福井鉄道、えちぜん鉄道の担当者の方に、恐る恐る企画書をお見せしました。返ってきたのは「いいよ!やろう」の一言でした(これは本当に嬉しかったです)。
 これまで環境の面からアプローチしたイベントは少なかったようで、その点も興味を持っていただけました。あと、10月からちょうど「福井鉄道、えちぜん鉄道のフリーきっぷ割引キャンペーン(現在もやっています)」も開始するタイミングだったので、それの良いPRにもなると。上手く、相手のメリットに繋がったことも大きかったかもしれません。

お金は無い。だからこそのアイデアが湧く

 JR貨物のご担当者の方にも趣旨にご賛同いただいて、トントン拍子に進んだイベントの開催案。とは言え、やはりゼロ予算の企画。ここからが中々大変でした。「イベントちらしやスタンプラリーカードの製作」「基地見学会の事前申込受付」「イベントの周知広報」などはすべて手作業。放っておくとどんどん時間が過ぎてしまいます。
 ただ、同じ県庁のカーボンニュートラルチームの皆さんが色々とアイデアを出してくれたり、手を貸してくれたり、当日もスタッフとして超有能な働きぶりで私をサポートしてくれました。これには本当に助けられました。

オリジナルの広報物

ゼロ予算企画を実施できた3つのポイント

 今回、最後までイベントを企画・実施出来たポイントとして、自分なりに3つあったかなと思います。
 ①イベントの企画が、それぞれにwin-winだったこと。
 ②イベントを手伝ってくれる人がたくさんいたこと。
 ③イベントの準備そのものを楽しめたこと。

特に③が大きかったように思います。「鉄道好きな親子がたくさん来てくれるといいなぁ」っていう妄想が正直毎日止まらなかったです(笑)。 

 とは言え、ゼロ予算で出来たのは今回たまたまで、本来お金をかけるべきところはしっかりとやるもの。予算の有る無しに限らず、ゼロカーボンイベントをこれからも企画して、実行していきたいです。それではまた!

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