川で寝る

朝から予定があるのに徹夜した時の朝日って
どうしてこんなにも苦しいんでしょうね。
すごく眠たいです。

こんにちは。炭素です。

正直気分悪くて気持ち悪いんですけど
家にいたら親に怒られるので家を出ることにしました。

けどありえないくらい眠くて
とてもじゃないけど予備校に行ける状況じゃなかったです。
麻酔科医もびっくりの眠気でした。

なのでどこかで寝れないかなって考えました。

ネカフェとかカラオケとか色々あると思うんですけど
お金かかるのは嫌だったのでお金がかからないところに行くことにしました。
川の橋の下です。

河原に寝転んで穏やかな時間を過ごすって
なんだか小説みたいでいいなって思ったんですよ。

まあそんなわけで川に来ました。
最近来てなかったんですけど川って見るたびに変化してませんか?
昨日の淵は今日の瀬になる
なんてね
別に飛鳥川じゃないですよ。

今日は意外にも晴れていて、日焼けしたくないので日焼け止めを塗りました。

懐かしい匂いが立ち込め、「夏だな」という思いとともに感傷にふけていました。
橋の下は幸いにもスペースがあって
周りに人もいませんでした。

とにかく眠かったのでコンクリートに寄りかかって寝ようとしたんですけど
なかなか眠れないんですよね。

地面が硬くてゴツゴツしてる。

わかってはいたんですけどやっぱり気になります。

ごつごつ石

眠れないのでとりあえず『僕が死のうと思ったのは』を歌いました。
すぐに歌いだすのは私の悪い癖です。
情景と合っていてなんだか郷愁を感じました。

それからまた眠くなったので今度は寝そべることにしました。

浮浪者みたいだなって思うと同時に
将来こうなるのかもなって思うと
なぜだか笑みがこぼれました。

ゴツゴツしてましたけどポジションを見つけるとかなり寝心地が良く、すぐに眠りに落ちました。
何回か目は覚めましたが、3時間ほど寝ました。

私が起きると子どもの叫び声が聞こえてきました。
寝ている間に子連れが川遊びに来ていたのです。

子供の声ってどうしてこんなに耳障りなんだろうって思うのと同時に、
まあ、昔は私もこんなもんだったなとも思って
いつしか忘れた「はしゃぐ 」という心を思い出しました。

まあ異常者は私の方なんでね笑

それからしばらくぼーっとして
いつのまにか子連れもいなくなって
あたりは休日の午後の様相を呈し始めました。

潮時だと思い、私は帰路につきました。

川の橋の下に寝転んで爆睡するのは人生で初めてでしたけど、
やっぱりなんだか穏やかな時間を過ごすことができました。

一人で生きて行くってこういう事なんだろうなって思って
先の見えない人生にただ失笑するばかりでした。

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