[アルファロメオ•ジュリアGTAm]不易流行の名車となるだろう、スポーツサルーンの究極形

画像1 アルファロメオ110周年の象徴として販売されたジュリアGTAmを見てきた!スポーツサルーンのジュリア クアドリフォリオをベースに、F1からフィードバックした空力技術に加え、往年のGTAモデルに肩を並べるのにもふさわしい。まさに現在のアルファにおける、アルティメットモデル。
画像2 展示車両は、オーナー様の意向でルーフのカラーリングが特注になっている。車体色の赤はエトナレッドと呼ばれ、実際にある活火山のマグマをイメージしたとの事。走りに振り切ったスパルタンイメージながらも「走る芸術品」と例えたくなるのは、流石イタリア車。
画像3 見事なまでにブラック×レッドで統一されたカラーリング。独特なフィン形状のサイドインテーク&アクティブエアロであるフロントスプリッターが備わったフロントファイスは、息を吞む造形美だ。
画像4 違和感なく、見事に車体の一部として備わったリアオーバーフェンダー。ベースとなるクアドリフォリオよりも、さらにスポーツ性が強調されたエクステリアデザインが、視覚的にも只者ではない雰囲気を醸し出している。
画像5 GTAm(m=モディファイド)のエクステリアにおける、象徴的パーツがこの大型リアウイング。カーボン製で強度はあるとはえ、その"薄さ"には驚く。全てのエアロパーツはF1でパートナーを組むザウバーエンジニアリングと開発されている。つまり、高レベルの空力特性が確約されているデザインであるという事。
画像6 ブラック貴重のインテリア。アルカンターラ製のインパネに、さりげなく赤文字の「GTAm」が刺繍されておる。
画像7 サベルト製のカーボンモノコックシートが2脚備わるフロントスペース。
画像8 4ドア・2シーターという、その異様さまでも見事にキャラクターとして成立させたGTAm。写真では見づらくて申し訳ないが、リアシートはとっぱられ、ロールゲージ&ヘルメットの収納スペースとなる大胆な改修が施されている。
画像9 クリアコートされたロゴがリアに備わる。
画像10 伝統のダイヤルデザインホイールはセンターロック式の20インチ。スポークの細さに注目したい。前述のロゴプリントや各部のモディファイにより、ベース比-100kgの軽量化を実現。GTAのAは、アレッジェリータ(=イタリア語で軽量)であると改めて実感する。
画像11 アルファの信念「クオーレ•スポルティーヴォ(=スポーツマインド)」の集大成ともいえる、まさに不易流行の名車となるべき1台。心から震えるほどのカッコよさだった。最後に、世界限定500台の貴重な車の展示を許諾してくれたオーナー様と、企画展示を開催してくれたアルファロメオ宇都宮に、この場を借りて感謝を申し上げたい。

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