幸手権現堂公園で500万本の曼珠沙華を鑑賞 【埼玉県幸手市】
2020年10月3日(土)
今の時期、曼珠沙華が見頃を迎えています。
埼玉県で曼珠沙華と言えば日高市の巾着田(きんちゃくだ)と幸手市の権現堂(ごんげんどう)が二大名勝地として有名で、どちらも500万本の曼珠沙華が咲き誇ります。
ところが、ホームページの開花状況を確認してみると、巾着田はコロナウィルスの影響で曼珠沙華まつりは中止。曼珠沙華自体も開花前に全て刈り込んでしまったようです。まつりを中止しても曼珠沙華を見に人が集まってしまうための判断でしょうが、徹底しています。これに対し、権現堂はまつりは中止にしているものの、曼珠沙華は刈り込まずにそのままにしてあるようです。
そのため今回は権現堂の曼珠沙華を見に行くことにしました。
密を避け権現堂の駐車場が開く8時半に合わせて出発。しかし、関越道で渋滞に捕まってしまいました。
高速でサクッと行く予定だったのですが、下道への切り替えを余儀なくされ、想定より一時間遅れの9時半に権現堂へ到着。
幸手 権現堂公園
駐車場には既にそれなりの台数が止まっていましたが、まだ密になるほどではありません。さっそく曼珠沙華を見ることにしました。
この権現堂公園では、毎年9月中旬から10月上旬にかけて曼珠沙華まつりが開催されているわけですが、前述の通り、2020年はコロナの影響でまつりは中止です。しかし、巾着田のように刈り取られてはいないので、曼珠沙華自体は見ることが出来ます。
権現堂の曼珠沙華は平成12年より植栽され、市民ボランティアの方たちの手で大切に育てられながら、現在は約500万本にまで増えました。
曼珠沙華は、秋のお彼岸の時期に咲く事から彼岸花とも呼ばれています。どちらかと言うと彼岸花と言う呼び名の方がなじみがあるかもしれませんね。
彼岸花に曼珠沙華、それぞれ名前の由来があり、彼岸花は秋の彼岸頃から開花することに由来し、また、彼岸花には毒性があることから、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、という説もあるようです。名前の通り不吉なイメージです。
それに対し、曼珠沙華という名前は、法華経などの仏典に由来し、サンスクリット語では「天上の花」という意味も持っており、彼岸花とは相反する意味合いで面白いです。
秋の訪れとともに土手一面に咲く真っ赤な曼珠沙華は、まさに癒しの空間と言えます。
空とベンチと曼珠沙華。コントラストが綺麗ですね。
幸手権現堂へのアクセス
所在地:埼玉県幸手市大字内国府間(うちごうま)887番地3
電車でお越しの方:東武日光線幸手駅より朝日バス「五霞町役場」行きバスに乗車し、「権現堂」で下車(片道 180円)
駐車場利用時間:4月~9月 午前8時30分~午後7時まで、10月~3月 午前8時30分~午後5時まで
駐車場料金:無料(桜まつり期間を除く)
幸手権現堂公園は秋の曼珠沙華だけでなく、春になると桜と菜の花が綺麗に咲き誇りますので、春になったら再訪したいですね!
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