行く度に新たな驚き！那須どうぶつ王国

2022年7月2日 16:29

春に行ったのが最後かなぁ、連日の真夏日で早くも夏バテ気味で車に乗り、久しぶりに栃木県の那須どうぶつ王国のカピバラ達に会いに行きました。那須高原のスマートインターを降りて気温は既に３３度、そこから王国に向かって山道を登って行くと２９度に。澄み渡る青空と、すーと抜けるような風は、都内の空気が熱い感じとは全く違い気持ちが良く最高！避暑地とはよく言ったもの、気持ちもスカッと晴れ晴れです。でもでも、太陽の暑さは強いので帽子は必須です。

さて、開園と同時に入場すると入場ゲート正面に新しい施設がドーン。7月15日にオープンのアムールトラ施設「シベリアンテリトリー」が完成。多くの飼育係さんが上から観察していたのでトラは展示場にいる雰囲気。まだ目張りがしてあって見えませんでしたが、大型肉食獣の登場にかなり楽しみな施設です。

新しい施設に目を奪われカピバラ放飼場を目指して進んでいくと、その逆側には、こちらも新施設のニホンカモシカの展示が始まりました。緑あふれる放飼場の奥には段差のある岩組があり、軽く飛び乗るカモシカの俊敏さに驚き。よく埼玉動物園で昔から目にしていましたが、よく見ると可愛いヤツなのです。日本の固有種・特別天然記念物の貴重な動物です。

那須どうぶつ王国のカピバラの森は、冬は長湯対決や変わり湯などでメディアに多く登場して有名ですが、実は夏も凄い施設なのです。カピバラと水は切っても切れない仲。水分補給に必須な他、体温調節や皮膚の乾燥を防ぐ大事な役割もあります。またカピバラは泳ぐのも大のお得意で、その泳ぐ姿を色々な角度で見ることが出来ます。
1つは放飼場中央にある大きな池とその横にある浅瀬プール。上からと斜め上横からカピバラ達の泳いでいる姿が観察出来ます。時には水の中で仲間でじゃれ合い喧嘩に発展することも激しい水遊びが見れたらラッキーです。また水に入りながらお客様から餌を貰うという横着者も出現し冬では見られないカピバラ達です。

もう一つは温泉施設の横にある大きな水槽風な放飼場です。涼しい時間帯は奥の陸地で食事をしたり休息をしていますが、暑さが厳しくなると水の中に飛び込み水遊びを始めます。日本でも数か所しかない水槽施設で完全に水中に潜った様子を真横から観察する事が可能です。カピバラは水中では耳と鼻の穴を完全に閉じる事が出来、目を開けてしっかりと周りを見ることが出来る水中にも対応した体の持ち主です。しっかり観察してみてください。

そうそう、この日は月一度の体重測定の日でした。飼育係さんが大好物のリンゴで誘導して体重計にカピバラを乗せます。気分なのかお腹の減り具合なのか、全く興味を示さないカピバラがいたり、新しい体重計が怖くて近づくのが嫌がるカピバラもいて、それぞれでしたが、45～60kgと見た目よりも重いものです。

この日のカピバラの森は、水槽放飼場に２頭、広場に６頭のカピバラと混合飼育している同じネズミの仲間・マーラが午前中は1頭、午後は5頭展示。ふれあいはもちろんの事、餌笹も100円で販売しています。カピバラの森ですが、動物達の休息時間がありまして、その時間帯だけはお客様が入場する事が出来なく柵越しの観察となります。現在の入場可能時間帯は平日は10:00～11:30＆13:00～15:45 土日祝日は9:00～11:30＆13:00～15:45です。これから夏休み繁忙期に入りますから時間の変更もあると思いますので、行かれる際はオフィシャルホームページを参照してください。

さて、那須どうぶつ王国内では、時間によって色々なイベントやパフォーマンスが開催されていますが、初めて行く方に私的に絶対おススメなのは「フリーフライト・バードパフォーマンス BROAD」これは見て頂きたい！一日２回開催ですが、カピバラのいる王国タウンではなく無料シャトルバスで約５分＋降りて右手に徒歩５分の王国ファームで開催されます。バスの乗車までの待ち時間なども考慮して特に週末は混みあいますのでギリギリに移動するのではなく、少し早めにバスに乗るようにしましょう。

最後に、私はいつも自家用車で行くのですが、もし電車・新幹線で行かれる方は、那須塩原駅から朝・夕にシャトルバスが出ています。こちらは電話での完全予約制なので、前日までに連絡しましよう。ちょっと気軽に駅から徒歩やレンタサイクルで行ける距離ではありませんよ。