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気候変動に立ち向かう未来の農業 注目される次世代農業の取り組み

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地球温暖化の進行による影響として懸念されていることの一つが「農林水産物の収穫量や品質の低下」です。その一方、農林水産業自体からもさまざまな形で温室効果ガスが排出されていることもまた事実です。

ここでクイズです!

クイズに挑戦!

稲作や家畜の消化管内発酵など、農業分野で多く排出されている「メタン」。二酸化炭素と比べ、どのくらいの温室効果があるでしょうか?

A.5倍
B.15倍
C.25倍

本記事では、農業におけるカーボンニュートラルの取り組みをご紹介します。最後にクイズの正解も発表するので、ぜひ最後までお読みください。

農業における温室効果ガス排出の課題


農業分野における温室効果ガスは、総排出量の約4%を占めています。燃料燃焼による二酸化炭素排出や家畜排せつ物からのメタン排出など発生源も多岐に渡るため、これらをいかに削減していくかが課題とされています。

そこで、気候変動問題への対応と同時に、農業人口減少や生産基盤脆弱化への対応など、農林水産業全体の生産力を向上させる必要もあることから、農林水産省は2021年に「みどりの食料戦略システム」を策定しました。

多様化する次世代農業の取り組み


「みどりの食料戦略システム」では、地産地消型エネルギーシステムの構築や有機農業の導入(農地全体の25%)など、エネルギーの調達から食料の消費に至るまでのあらゆる段階において目標が掲げられています。中でも、温室効果ガスに関するものは以下です。

・2050年までに農林水産業の化石燃料起源のCO2ゼロエミッション化の実現
・農林業機械・漁船の電化・水素化等技術の確立
・化石燃料を使用しない園芸施設への移行
・農山漁村における再生可能エネルギーの導入

上記の目標達成のために開発され、今後現場への普及が期待される技術や現在開発中の技術には以下のようなものがあります。

【一例】
①温室効果ガスの排出が少ない低コスト家畜排せつ物処理施設
②AIやICT等を活用し飼養管理技術を高度化することで家畜排せつ物を削減する技術
③バイオマスや小水力発電等による地産地消型エネルギーマネジメントシステムの構築
④農業用水などの流水から熱を取り出す熱交換システム

次世代農業では、今後もますますカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが加速していきそうです。

まとめ


有機農業やIT技術を活用した効率化など、先進的な取り組みを行う地域をモデル地区として指定する動きもあり、国内における次世代型農業の取り組みは全国的な広がりをみせていくことが予想されます。

クイズの正解発表💰

それでは正解発表です!

答えは「C.25倍」

農林水産分野における温室効果ガスの排出について、私たち消費者側も大きな関心を寄せていきましょう。

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【参考サイト】
・農林水産省 「気候変動と農林水産業
・農林水産省 「みどりの食料システム戦略トップページ
・農林水産省 「『みどりの食料システム戦略』技術カタログ
・NHK 「牛も脱炭素の時代!
・NHK 「農業分野の温室効果ガス削減 農水省がモデル地区指定へ
・NHK 「温室効果ガス排出実質ゼロへ「脱炭素先行地域」全国16地域選定
・朝日新聞デジタル SDGs ACTION!
温室効果ガスとは? 種類や原因、環境への影響、減らす方法を解説


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