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電力を効率良く使う切り札となる?「バーチャルパワープラント」とは

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電力は従来、需要に応じて供給されてきました。しかし、近年は大規模災害の経験や再生可能エネルギーの導入などにより、これまでのような大規模発電所に依存したエネルギー供給システムを見直し、需給バランスを意識したエネルギー管理を行うことへの注目が高まりつつあります。

ここでクイズです!

クイズに挑戦!

電力の需給バランスを取るため、消費者側が電力使用量を制御して電力の需要パターンを変化させることを何というでしょうか?

A.バランスド・ディマンド
B.ディマンド・リスポンス
C.エネルギー・デマンド

本記事では、バーチャルパワープラントについてご紹介します。
最後にクイズの正解も発表するので、ぜひ最後までお読みください。

バーチャルパワープラントとは

電力は予め貯めておくことができません。また、普及が期待される再生可能エネルギーは天候などの自然環境によって発電設備の出力に変動が生じてしまいます。

このような背景から誕生したのが「バーチャルパワープラント」。
散在する様々な発電設備や蓄電設備をIoTを活用した高度なマネジメント技術により、束ね・遠隔・統合制御することで、あたかも「一つの発電所のように機能させる」という概念です。

需給バランスを調整することで電力を有効活用できるため経済的であり、またエネルギー自給率のアップにもつながるといったメリットがあります。

加えて、CO2排出量削減や再生可能エネルギーの導入拡大などの気候変動問題への貢献も期待されています。

国内での活用事例

2017年度から、バーチャルパワープラントを活用したビジネスである「ネガワット取引」が始まりました。

これは、特定卸供給事業者(=ネガワットアグリゲーター)が大口の需要家と小売電気事業との間を取り持ち、電力需要が大幅に供給を超えそうな時に需要家に節電依頼を行い、依頼に応じた需要家に対しては報酬が与えられるというものです。

実際、教育施設においてエネルギー使用状況の集中監視、照明や空調のリアルタイム遠隔制御による需要の削減などの実施や、スーパーマーケットにおいて電力需要の少ない夜間に蓄電池を稼働し充電、電力需要の多い日中に放電することで負荷平準化を図るなどで省エネを達成するなど、需要抑制を実施することで報酬を得られた取り組み事例も存在しています。

まとめ

まだまだ発展途上の「ネガワット取引市場」。今後の動向次第ではエネルギー有効活用の大きな切り札にもなり得るかもしれませんね。

クイズの正解発表💰

それでは正解発表です!

答えは「B.ディマンド・リスポンス」

電力の供給状況に応じて消費パターンを変化させる「ディマンド・リスポンス(DR)」には、需要を減らす「下げDR」と増やす「上げDR」があります。

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【参考サイト】
・東芝エネルギーズシステム 「VPP(バーチャルパワープラント)
・経済産業省 資源エネルギー庁 「VPP・DRとは
・経済産業省 資源エネルギー庁 「VPP・DRの意義
・経済産業省 資源エネルギー庁 「VPP・DRの活用
・経済産業省 資源エネルギー庁 「取組事例の紹介


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