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千倉町大川 山頂の不動尊と風神雷神

古くから漁師の信仰を集めてきた不動尊へ登頂したときの話。


大聖院

東大寺を開山したとされる良弁僧正が不動明王を祀ったのが始まりと言われるお寺。不動明王は当初山頂にあったがのちに本堂裏手のお堂に移された。

本堂
初代波の伊八24歳の作品
波の描写は現在知られているものではなく、師匠の影響が残る

山道

だいたい片道で30分くらい。平坦な場所がなく登りっぱなしなので、軽い気持ちで旅程に組み込むと痛い目を見る。

最初だけ舗装されている
富士山登頂記念の碑
終盤に現れる鳥居
こんなところまで運んだのかと行くたびに思う
龍護山への分岐
寄り道する体力はなかった
山頂
かつては山門があったが、令和元年台風で跡形もなくなってしまった

風神雷神

かつて山門にあった風神
鴨川の石工が作ったそう
とてもよい表情
こちらは雷神
石材は鴨川の峯岡山嶺で採れる蛇紋岩を使っているので色が特徴的な
眉毛が味わい深い

狛犬

台座に龍の顔が彫られている
親子の獅子がじゃれている
重量感と毛先の滑らかさがよく表現されている
作者と作成年が刻まれている
彫刻師北朝夷村住 後藤利兵衛橘義光
右補助石工平館村住 加藤佐兵衛
片割れは台風で倒れて地面に置いてある
口が欠けていた
境内
海が近いので普通の山ではあまり見られない景色が見られる

行った日 : 2023/02/18

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