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勝浦市 東北諸藩が寄港した東廻り航路の興津港、そしておせんころがし

鵜原理想郷からいくつか漁村を巡った記録。

つづき

守谷海岸の隣は興津海岸。ここは江戸時代、仙台-江戸間を結ぶ東廻り航路の風待ち港があった。妙覚寺には仙台藩役所があり、船を係留するのに津料を納めていたと伝わっている。

山門の大きさはかつての繁栄を今に伝えるかのよう。

船をつなぐ柱。かつて興津港にはこれが十数本立っていた。石材の産地は宮城県石巻だそう。

堂内の彫刻のひとつ。題材は馬師皇。あらゆる馬の病気を治した名医で、龍の病も治したのち龍に乗ってどこかへ飛び去ったとされる。

妙覚寺の隣にあるのは鹿島神社。

こちらにもすさまじい彫刻が飾られている。規模が伝わらないが、梁の両脇にいる獅子は一抱えくらいある。

格子の花鳥図は他に見られない題材。

神社を出て路地をぶらつく。

興津港と興津海水浴場。

興津を出て浜行川へ。高所から漁港全体が見える。

坂を下って振り返る。空に飛んでいけそうな坂道。

漁港を見下ろす八坂神社。

漁村の真ん中にある丁字路。

おせんころがしへ。

「領主の娘が強欲な領主の身代わりになって投げ込まれた」という大筋の悲話が伝わる場所。

肝が冷えるような絶壁で海風も強い。

つづく

参考

行った日 : 2020/08/01, 2022/02/23, 2022/07/02

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