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いすみ市 二つの入江、二つの集落 大船谷集落編

いすみ市大原の秘境集落を歩いた記録。

勝浦市の大沢集落よりさらに小さな入江の集落が並んでいる。

大船谷集落の入口。

トンネルの集落側出口にある掘り込み。野仏によくある舟形後光という輪郭で、中には仏具の壺とお供え用の皿が放置されている。

集落へ。

まず目に入るのが八幡神社。

法面に設えた石段を登る。

神社からの眺め。入江の集落に朝日が差し込んでいた。

境内に奉納された大きな錨。漁民の祈りの形である。

神社を後にする。こうして見上げると見守られている感じがする。

海へ。

海沿いを歩くことができるが、安全を確保できないため注意喚起看板が立っていた。立入禁止とあるが、釣り人や地元民は普通に立ち入っている模様。

波消しブロックの上にコンクリ板を継ぎ合わせた道が乗っている。

右側の崖は脆い砂岩質。風蝕による落石がそこらじゅうに転がっている。

海岸道の南端。向こうに見える崖の切れ目も小さな海岸になっている。

集落へ戻る。ご覧のように波を遮るものがなく、岩礁もないため波がダイレクトにやってくる。

海側から入江を見る。

一見砂浜に見える海岸はすべて貝殻の破片で形成されている。

大船谷集落。

先ほどと反対側の海岸道を使って矢差戸集落へ向かう。

集落で時折見かける紫色の菜の花。黄色い菜の花と同じく食べることができる。

菜の花が咲く一角にある地蔵尊。地元の方によるとこれは海で亡くなった住民を供養するものだそう。

海を向き手を合わせる地蔵菩薩。

海岸道を通って矢差戸集落へ。乗ってるだけの足場はやや不安な歪み方をしている。

矢差戸集落。

おまけ
昼間に戻って撮った集落の眺め。

おわり

行った日 : 2023/04/01

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