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鴨川市天面 賽の河原と海辺の道

太海の漁村から江見駅方面へ歩いた記録。

西院(さい)の河原地蔵尊。岩を掘り込んで覆いを設えた建物で、夭逝した子供を供養する施設。中には無数の地蔵におもちゃやぬいぐるみなどが供えてある。胸が詰まる空間だった。

道端の馬頭観音。馬の頭がついている🐴。

神社などがあるわけでなく、灯籠が単独で建っている。何かを祈念するために灯籠が建てられた風景は房州で時折見かける。
追記: 灯籠の裏に浅間神社への参道が存在するという情報を得た。「森との境界にある灯籠は神社への入り口だった」みたいなケースは富津市にもあり、これを意識すれば房総探索が捗るかもしれない。

灯籠脇の道切り。枯れた杉の葉が幣のように垂れている。

海を眺めると、岬のペンションといういかにも事件が起きそうな物件があった。評判はいい模様。

房州大橋。並走する山生橋梁は土木遺産だが、車道から降りないと全容を見ることができないことを知らずに素通りしてしまった。

道端の野仏と道切り。

ちょっとした観光地になっている波切不動。台風に伴う落石で立入禁止。

いい表情の地蔵。おそらくもげた首を後付けしたものと思われる。

こちらは岩の窪みに収納された野仏。よく見ると右端は人型ですらないのに前掛けと帽子がかかっている。

江見吉浦の路地。

国道と内房線の間にあるこんもりした地形の裏に神社があるという情報を得たので行ってみることに。一見道には見えないが、定期的に下草が刈られている時点で人の出入りはあると確信できる。

夕方なのでとても暗かった。

諏訪神社。

今は地形に隠れて参拝する人は稀だが、かつては往来があったのだろうか。

外房の街が夕日に染まる。

九頭竜稲荷。ここも台風による崩落で立ち入り禁止になっていた。

九頭竜稲荷の近くの踏切。

九頭竜稲荷奥のトンネル。

カーブミラーの裏に小さな沢があった。

浄照寺の水子地蔵。水子供養は昭和後期にブームがあったと言われているが、この地蔵はそれより古いものに見える。

江見駅前の駐在所。

参考

行った日 : 2021/10/23

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