FXの利益管理はpips数でよいのか?について
FXの利益はどのように管理していますか?
利益の金額そのものであったり、あるいはpipsであったりと基準はいくつかあります。運用する手法あるいはルールの有効性をチェックするためには、個人的には運用資金に対する損益率がよいのではないかと考えます。
たとえばここで日々記録しているFXデイトレードは、最初の運用資金と月初の運用資金に対する利益率を必ず記載しています。
利益の金額そのものはポジションサイズや利幅によって変わるので、定点観測するのには不向きです。ではpips数で利益を管理するのはどうでしょうか。
これもまた問題があると思います。
たとえば次のケースで考えてみます。
① 1,000通貨のポジションで40pipsの利益を確保
② 4,000通貨のポジションで15pipsの利益を確保
pips数だけで管理すると、①のほうが利益は大きくなります。しかし実際の利益は②のほうが多いことがわかります。
あるいは①が損失であり②が利益であった場合はどうなるのでしょうか。pips数だけを見ると-25pipsの損失になってしまいます。
またポジションサイズを変えて損益が出た場合、1,000通貨で20pipsの損失、3,000通貨で15pipsの利益、4.000通貨で25pipsの利益などという場合、トータルの損益をpips数で管理するのは面倒になります。
では利益の額だけで運用する手法を管理するのはどうでしょうか。
たとえば①の運用資金が1万通貨分であったとし、②が2万通貨であったならば、利益率をみると①のほうが高いことになります。そして運用手法の都合上、リスクを考慮するとそのくらいのポジションサイズが最適であるとするならば、手法としての有効性は①のほうが高いと判断できます。
いずれにしても運用資金に対して損益率がどのくらいであるのかを管理するほうが、複数の手法を比べる際にもわかりやすいと思います。もちろん同じレバレッジとすることが大事です。
pips数だけで損益管理をしていると、その手法の有効性を含めて適切な評価をするのが難しくなると考えます。
また福利運用する場合には、増える資金に対して適切にポジションサイズを増やす必要があります。そのポジションサイズも利益率で管理していれば適切なものであるかどうかをチェックできます。
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