専業FXトレーダーが必要な資金を計算してみる〜ドル円の1ロット両建てトレードで検証〜
専業FXトレーダーとして稼ぐためにはどのくらいの資金が必要なのかを簡単に計算してみました。
国内FX業者を利用するとして、レバレッジ25倍の条件とします。1日に稼ぐ金額は2万円と設定します。
こちらのデータを使ってドル円で取引をするケースで考えてみます。2023年6月22日から2024年6月21日までの1年間(262日)毎日取引するとします。そのルールは以下のように設定します。
① スプレッドは2pipsとする
② 寄り付きで買いポジションを建てる(つまり両建て)
③ 寄り付きで売りポジションを建てる
④ 始値から70pips下落したら買いポジションは損切りし、翌日の寄り付きで買いポジションを建てる
⑤ 始値から70pips上昇したら売りポジションは損切りし、翌日の寄り付きで売りポジションを建てる
このルールでざっくりと損益を計算すると1年間(262日)で441pipsの利幅が取れます。1日平均だと1.7pipsです。
この値幅で1日に2万円稼ぎ、1カ月の稼働日数を22日とすると1カ月に44万円を稼ぐなら、必要はロット数は次のようになります。
20,000÷0.017=1,177,000(通貨)
1ロットを10,000通貨とすれば117ロットです。
25倍のレバレッジを使い、1ドル160円だとすれば、必要な証拠金は次のようになります。
160×1.177,000÷25=7,532,000(円)
これが今回のトレードルールで運用した場合、、1カ月に44万円を稼ぐために必要な運用資金ということになります。
もちろんこの取引ルールは過去1年間のドル円データを使ったものなので今後も同じパフォーマンスになるとは限りません。また今回の計算はかなりざっくりとしたものなので、厳密には異なる数値になると思います。
その場合、ロット数を調整しながら利益を出すことになれば、運用資金はこの2倍から3倍は必要になると考えられます。
そこまでの資金は用意できない、という人は多いと思います。その場合にはレバレッジが500倍や1,000倍の海外FXを利用して、とりあえず資金を増やす目的で取引をするのもよいかと思います。
レバレッジが500倍や1,000倍ともなれば危険ではないかと思う人も多いことでしょう。しかし危険なのは含み損を抱えながら損切りしない場合です。今回のように明確に損切りのルールを決めておけば問題ありませんし、その場合はどれくらいの損失が出るのかを事前に計算できるので、必要な運用資金も計算できます。
海外FXでとりあえず資金を増やす目的でトレードをしてみようという方は、こちらのマガジンにある記事を参考にしてください。
フリーランスの方で兼業トレードを検討している場合はこちらのFXデイトレードに関する記事を参考にしてください。自分の好きなタイミングで、注文を出せる通貨ペアを探せます。
日中はチャートを見る時間がないという会社員の方はこちらを参考にしてください。注文は朝に出すだけです。
最後に今回の計算で使ったデータのスプレッドシートファイルを添付しておきます。上記のマガジンをご購入頂いている方はそのままご覧いただけます。
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