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Kindle 合本版は快感だ

Kindle Unlimitedで合本版はすごい。読むことに集中できる。「緋が走る」ジョー指月原作、あおきてつお作画による漫画を読んでいる。

「緋が走る」

「緋が走る」は2000年ごろの漫画だ。主人公は松本美咲は父の死後、萩の陶房を継ぐ。そこで幻の緋を走らせた器を作ることを目標に制作に挑む、青洲成長ストーリーだ。次々にライバルや戦いに巻き込まれていく。相手の執拗な嫌がらせや第三者の妨害にもめげずに、失敗をしつつも挑戦していく。松本美咲は相手の嫉妬や嫌がらせに怒りつつも、戦いが終われば全て水に流して相手への尊敬を忘れない。人ができている。だからこそ多くの人に助けられる。

Kindle Unlimitedはすごい

Kindle UnlimitedはAmazonの電子書籍、サブスクリプション(読み放題)サービスだ。月額980円で200万冊以上の本が読み放題になる。1度に読めるのは二十冊までという制限がある。

合本版がある

ちょっと古い本ではあるが吉川英治の「三国志」が文庫本8冊の大作がなんと1つの本になっている。

平家物語に至っては16巻が一冊なのだ。

合本版は漫画で凄さを実感する

味っ子、このシリーズは合本版でも五冊に分かれていた。それでも読むことに集中できる。
何せ、めくるのはクリック1回、ずっと物語が続く。五冊分のストーリがあたかも一冊の本のように読み進められる。だから、途切れない。漫画とその物語に集中できるのだ。

そして、今読んでいるのが、緋が走るだ。

1992年から連載された漫画だ。松本美咲が父の死から、陶房を引き継ぎ、幾多の試練を乗り越えつつ、緋が走る器を追求していくという青春成長物語だ。

数々の試練、陶器をめぐる戦いを乗り越えて成長していく。ライバルからあるいは第三者から逆恨みや嫌がらせ、妨害を乗り越えていく。松本美咲は妨害されても果敢に挑み、戦っていく。そして、戦い終了後は一切の恨みや怒りを乗り越えて、尊敬の念を表す。ここまでまっすぐで純真な人というのはそうそういないと思う。だからこそ、多くの人に助けられて、支えられていく。
連絡が固定電話、公衆電話というのに時代を感じる。そこ携帯電話で連絡取れるでしょう!なんでそこで携帯がないのか?とか思ってしまう。

これを読んでいるうちに、合本版の便利さに気づいた。ただただ、Kindle Fire 10インチの左側をタッチするだけで読み進めていける。合本版だから、数冊分がまとまっているので、いちいち取り替える必要もない。ただただめくって読み進めていけば良いのだ。ストーリに没頭できる。

電子書籍が優れていると実感した瞬間だった。これまでは紙の本の方がパラパラ捲れていいなぁ、電子書籍でも遜色ないかなぁ?という感じだった。それが漫画の合本版は電子書籍が良い、そう実感した。

Kindle Unlimited、漫画好きの方へはおすすめだ。特に出版されたばかりの本ではなく、過去の漫画も読んでみたいという方は試してみないと損だ。

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