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「賢者の習慣」アーノルド・ベネット著

アーノルドベネットの賢者の習慣を読んだ。賢く生きるとは自分の能力を最大限に発揮して生きることだ、という副題がついている。

頭は肉体より、はるかに鍛えがいがある。思考を重ねる人ほど、幸せになる。

 アーノルド・ベネットが生まれたのは1867年、150年ほど前だ。だからといってこの内容は古臭くはない。歴史の試練に耐えた作家の一人だ。

本を読むときは、本を読む目的を明確にする、考えて考えて読む。本と著者と対話しつつ読む、繰り返し読む。

昨今の速読とは一線を画す。時代の試練に耐えた古典との向き合い方だ。現代は情報爆発時代であり、本も膨大な量が出版されている。その中から優れた本を探し出すことは相当に困難だ。あまりに多すぎるからだ。

古典は、時間というフィルターに耐えたものだけが残っている。虚偽の内容や研究により間違いが明らかになったものなどは排除されてきている。今の出版物や情報も100年後にどの程度残ることができるだろうか?

自ら考えることが求められている、そういう内容だ。

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