スポーツジムの暮らし方 ⑴ note 53

#買ってよかった2015  ハッシュタグイベントへのポストです。 

先週、スポーツジムのメンバーになった。2ヶ月フリーというメールにつられて、話を聞きに行ってみたら、1年分の会費を一括払いしたらという条件つきであった。そんな金、クリスマス前に出せない。2ヶ月に反応してしまったのは、2カ月後にあるロサンゼルスマラソンにエントリーしてしまったからだ。膝の調子が悪くて、1カ月近くトレーニングを休んでいたため、トレーニングを再開して、その当日まで維持するには、最適なオプションだと直感した。

果たして、シカゴ出身の若い大学出たばかりっぽい兄ちゃんに愛想を振りまかれ、マンマと入会してしまったのだが、これが、当たりだった。

朝5時からオープンして、木曜日までは夜11時、金曜日は10時、週末は9時までだが、家から約2キロで、ジョギングして行ってもいいし、サウナやジャグジー、プールもある。最新のワークアウトのマシーンはもちろんのこと、無料のヨガやエクササイズのグループレッスンもある。

ついこの間まで、このクラブは、Spectrum という名前だったが、BAY CLUBに買収された。施設は、ちょっとアップグレードしたらしく、シカゴ出身の営業の兄ちゃんが案内しながら、説明してくれた。

昔、スポーツ関連のメルマガを某サイトから出していた頃に、日本人のバスケチームGYM RATSのメンバーにインタビューしたことがあるが、その時、彼らが、高いメンバーシップフィーを払ってもそのクラブで練習するのは、NBAの選手たちがそのクラブと契約していて、練習風景を見ることが出来るからだと聞いた。そういうステータスのクラブである。ちなみに、現在の月額のメンバーシップフィーは$140。

一週間通ってみて、観察したところ、ほとんどのメンバーは、クラブのオーナーが変わっても、そのまま継続している様子で、比較的裕福なマンハッタンビーチの中高年層が、おそらく半分以上を占めている。中高年層と言っても、ヘルスコンシャスの高い地域だけに、常連さんたちのフィット感は、中高年と思えないほど洗練されている。

そんな中で、私の目を引いた一人のアジア人女性がいる。年の頃は、60代半ば。いつ行ってもいる。ジャグジーの横のビーチチェアで寝てたり、女性のロッカールームのロビーでテレビ見ていたりと、目撃される場所は限られているが、とにかく、いる。毎日いる。

他のメンバーと話をしているのを聞いていると、英語はネイティブに限りなく近い。話の内容からしても、ある程度の教育レベルではある。

ここまで毎日利用していれば、$140の元は取れてるに違いない。

彼女が他のメンバーと明らかに違うのは、彼女がエクササイズをしているのを一度も見たことがないということだ。

何者?もしかして、ホームレス?

こんな人を見つけただけでも、この年末にこのクラブのメンバーシップを買ったことの意味はある。

リサーチは続く。

#買ってよかった2015









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