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人生は航海だ!コーチング航海日誌1

第1日目 ”一歩踏み出せば、観えるものは変わる!人生も世界も変えられる!”

 なぜコーチング航海日誌か? 
 それは、先輩コーチのアニキとのコーチングセッションの中から出てきた。
 「コーチングのイメージは?」の質問に、即座に海を渡る帆船のイメージが出た。荒波や小波、嵐の中を進んでいる。コーチはその船の横を伴走している。そんなイメージから、「人生は航海だ!」と思い、すごく心に落ち着いた。
 そこから、コーチング航海日誌として書くことを決めた!

“さぁ、帆を張れ!舵をとれ!”

第2日目 ”一歩踏み出せば、観えるものは変わる!人生も世界も変えられる!”

 僕は今、仕事でプロとしてコーチをしています。
 コーチって?
 サッカー?野球?
 いえいえ、そのコーチではありません(笑)
 コーチングって知ってます?
 コミュニケーションのスキルなんていうと難しいですが、簡単にいうと相手の話を聴いて、質問して・・
 するとあら不思議!自然とその相手自身がすることが見えてくる!目標が明確になってくる!
 んな、馬鹿な・・いえいえ本当です。
 人は話したがりな生き物ですが、聴くことが苦手なんですね!
 だから、聴いてもらえると、とても気持ちがいいものです。自分が話をしていると自分自身も聞いていて、思考が働きます。
 そこに視点の違う質問がくると、さらに自然と考えるんです。無理に考えていないので、脳の中が整理されてくるんですね!
 これは、上司と部下であったり、営業先との関係であったり、親子や夫婦であったりと言った人間関係のところにも充分に使えるスキルなんですよ!
 一度、コーチングを受けてみると体感できるかも?
 おすすめですよ!
 

第3日目 ”波に乗るには、海に出ることが必要。陸から海を眺めるだけでは、波に乗ることはできない!”

 友人のともちゃんから、メールで質問が来た。
 キャプテンにとって本気ってどんなイメージ?
 うーん、考えたこと無かったなぁ。
 じっくり考えてみる。
 「本気ってなんだ?」
 出てきた僕の答えは、「ブレない柱」
 本気で関わる、本気で手伝う、本気でやりたい!
 そこには、ブレない想いがあるのかなって想った。
 本気でといいながら、「でもなぁ・・・どうかなぁ・・・」
 これは、本気なのかな?
 コーチングするときでも、相手を本気で応援する、サポートすると言っている。ここで僕自身がブレていたら、応援やサポートはできないなぁと想った。僕の中で、本気=ブレないが固まってきた。
 その後、ともちゃんがいろいろな人に聞いた答えをまとめて送ってくれた。そこから少しピックアップ。
命を産む
揺ぎ無い気持ち
湧き上がるエネルギー
世に生を成すは事を成すにあり
夢中
これでもか!これでもか!えーい、これでもか~!
ガムシャラ
無我夢中
自暴自棄
楽しむ
「コツコツコツ・・・×1000」
熱くて、一途で、盲目で、身震いする
夢への近道

バーンアウトなどなど
いろいろな意見があるなぁ。
皆さんも一度、「本気って?」って考えてみるのもいいですよ!

“さぁ、綱を引け!帆を張れ!ヨーソロー、ヨーソロー!”


第4日目 ”海面だけを見ていては、隠れ磯や浅瀬に気づかない。進みながら情報を集めることが肝心である!知識をつけ、知識を使うことが必要である。”

 以前、名刺に三つの言葉を書いていたことがあった。
 夢・志・人
 なぜ、この言葉なのかをこれから書いていきたいと思う。

 まずは、夢!
 夢というと、寝ているときに見る夢、将来に向けた希望や目標などなど。
 人それぞれで、大きいも小さいもないもの。
 夢は叶わぬものだから夢・・・なんていう人もいるかもしれないが、僕自身は、叶えられるものと思っている。
 こんな僕も、以前は夢が無かった・・・いや、無かったというよりあきらめていた。
 人生の中でとてもしんどい時期があり、どうせ・・・とか、出来っこない・・・なんて思っていた。正直、人生すらあきらめかけていた・・・
 ある時、人との出会いの中で、語り合うことから希望を持つことができた。
 少しづつ、夢を見ることが出来るかもと思い始めた。
 そして、コーチングに興味が出て、プロコーチの筒井コーチ(アニキ)を紹介してもらった。コーチングを体験し、アニキから「養成コースもあるよ!」と言われると、思わず「行きます!」と返事をした。
 アニキとのコーチングセッションの中で、どんどん夢が固まってきた!
 夢を見てもいいんや!夢に向かうことは出来るんや!
 そう思い始めると、どんどんエネルギーが大きくなってきている自分に気づいた!

 そして、ドリーム・キャッチャーズという夢を語る会を始めるきっかけとなった出会いがあった。
 夢を語ることがとても気持ちいい♪
 これをワークとしてすることで、人を元気にできるかも。大人達が夢を語り合える世の中になれば、子供達も夢に向かえる世の中になのるのでは・・・ そんな想いから、夢を語る会「ドリーム・キャッチャーズ」をスタートさせた!
 夢を語る。
 恥ずかしいかもしれないし、夢って何?と思う人もいるかもしれない。
 しかし、他の人が語ってることを聞くと、自分の夢が見えてきたり、応援し合うことが嬉しくなったりしてくる。
 実際、夢を語る会で、夢を実現した人が出てきてる!。
 語り続ければ、叶うのである。
 口に十と書いて、叶う。十回も口にすれば叶うのである!
 かなり長くなったが、夢を持って進む今の自分はとても幸せで、未来にが楽しくってしょうがない!これからのステップ全てが楽しみになる!
 僕の夢については、次に書こうと思います。
 その後、志、人について書いていこうと思います。


第5日目 ”進みたい島があるから、波に乗れる。風に乗れる。その島を目指すことで舵を取れる!”

 夢・志・人

 なぜ、この言葉なのかをこれから書いていきたいと思う。
 前項は、僕の“夢についての想い”を書いた。
 今回は、僕の夢について書こう。

 僕の夢。

 尊敬する松陰先生のように、志に生き、志を持つ若者を育てる!
 日本人の心を伝えていく!!
 夢を語り合うことで、大人も子供も世界中も元気にしていく!
 昔の下町の良さ(皆で支えあい、助け合い、子育てする社会があった下町文化)を再現したり、牧場や農場で自然との共存を目指す!
 世界の平和的リーダーとなる日本人を育てる!
 帆を張り、世界を周る「志丸」を出航させて、世界とつながる!

 まだまだいっぱいあるので書ききれないが、そんな夢にブレない自分を見つけることができたのは、仲間であり、アニキであり、出会った皆さんである。感謝感謝!!本当にありがとう!!

 これらの夢を単なる夢にせず、必ず叶えられると本気で思っている!
 アホやな、コイツ!と思われてもいい!一歩づつでも進み続ければ、必ず夢に近づく!
 そんなアホな僕ですが、是非とも共に夢を語りませんか?
 


第6日目 ”船は波の上でバランスを取って進んで行く。これは、正直ひとりではできない。舵を取る人、左右のバランスをとる人、帆を張る人、風を読む人、羅針盤を読む人。だからこそ、協力してくれる仲間が必要である!”

 夢・志・人
 なぜ、この言葉なのかをこれから書いていきたいと思う。
 今回は、志について書こう。
 志。
 「士」の下に「心」がついている。
 「士」という字には、誰かのために何かをする人という意味があるようである。だから、誰かのために何かをする心を持つ人となる。
 武士、弁護士、会計士などなど。
 志士なんて、まさに志の心を持つ人のために何かをする人?どんだけすごいんだ~!
 この志があることが、日本人の良いところである“こころ配り”につながるのではと思っている。
 自分(己)に心が向くと、忌となる。「忌まわしい」などあまりいい言葉とは言えない。
 文字にはやはり、意味がある。
 話は少しそれるが、思うと想うという言葉。
 自分が考えることを「思う」。
 相手のことを考えることを「想う」。
 
 この“想う”も、志につながると思う。
 世界から優しい日本人と良く言われている。
 優しさは、“こころ配り”から来ていると思う。
 その“こころ配り”は、やはり志からくるのではと思う。
 相手を想いやる心を持ち、相手のために何かをする志を持ち、向き合う気持ちを世界中の人が持てれば、争いの少ない平和な世界が実現するのではないだろうか?。だから、僕はこの志と“こころ配り”を日本人として発信したいと考えている。
 いや、考えているだけでは何もならないので、行動しよう!!

 尊敬する松陰先生は、まさに志の人。弟子達のことや周りのこと、藩を越えた日本のことを想いやる心を持っていた。
 だからこそ、その想いを引き継いだ桂小五郎や高杉晋作たちが近代の日本を作る役割を担った。まさに先生の志を引き継いだのだった。
 人を思いやる心を持った日本人だからこそ、この志を伝えることが出来る。
 この志も、夢と同じで大きい小さいは無いと思う。
 家族を守るということも志。周りの人を助けるというのも志。町や村のためにというのも志。日本のためにも志。世界のためにも志。地球のためにも志。
 ただ、行動につながらなければ志とは呼べない。
 つまり、想っているだけでは志とは言えない。少しでもそれに向かうことが必要だと思う。

 “僕も、この志を大事にしながら一歩、一歩進んでいこう。舵をしっかりと握り、風と波と潮の流れを読みながら・・錨を沈めるのは、休むときと目的地についた時。錨を引きずりながら進むことはできない!しっかりと錨を上げ、帆を張り、前へ進もう!面舵いっぱーい!“


第7日目 ”大自然を味方につけること。それが航海をうまく進めるコツである。周りにある風、波、潮、太陽、星、月、島、そして人。自分を知り、自分の周りを知り、批判ではなく、認めることが先決である。”

 夢・志・人
 なぜ、この言葉なのかをこれから書いていきたいと思う。
 今回は、人について書こう。
 
 人。

 もちろん、人間ということだが、人間とは唯一、未来について考えることができる生物である。もちろん学術的な見解ではなく、そうでないというように思う人もいるかもしれないが、大きな括りとしての意味なので、つっこまないでください。
 未来を考えるからこそ、不安に襲われたり、どう考えたらいいかわからなくなったり。
 ただし、相談し合えるのも人間だけである。
 大きな脳を持ったことでそれが可能なのである。
 でも、それが活かされていないことが多いと思う。
 自分ひとりで考えたり、答えを探したり。他の人と関わりを避けたり。
 人は、未来に希望を持ったり、絶望したりする忙しい生物である。
 社会性を持った人は、一人では生きられない。
 「私は一人で生きている!」なんて反論もありそうだが、この社会の中にいるからこそ、生きているわけで、世界中に自分ひとり!ってなったら生きていけない。
 だから、人と人とが関わり合うことは避けられない。
 避けられないなら、味方につければいい。
 つまり、いいコミュニケーションが大事になる。
 そこで、必要なのは自分を主張するだけではなく、相手を知り、相手を認めるということ。

 コミュニケーションの言葉に「ストローク」というものがある。相手を認めて言葉をかけることを「ストローク」という。
 ストロークには、正のストロークと負のストロークがある。
 「すごいねー!」「やってくれてうれしいねー!」
 これは、正のストローク。相手を認めて褒めることで、良いコミュニケーションとなるわけである。
 「なんでそんなことするの?」「そんなことしたら駄目!」
 これは、負のストローク。相手を認めているからこそ、注意や確認をしている。
 じゃあ、無関心や無視は?
 それは、ディスカウントという。
 相手を認めていないからこそ、無視できたり、無関心となる。
 人と人が良い関係を築くには、やはりストロークが大事である。
 
 生きるためには人との関係が必要ではある。ただ、だからというよりは、僕自身、人間が好き。
 人とつながることで、喜怒哀楽は膨らむ。
 人生が豊かになる。
 一人で好きなことをするのもいいが、誰からも見られない自己満足はやはり長続きしない。まさに空しい、虚しい、寂しい。
 より良い人生を歩みたいから、人間関係を築いていきたい!
 だから、コミュニケーションに関わる仕事を志事にしている。
 これからも、どんどんつながりを築いていくぞー!
 目標は、人間関係図を書いたら、線で真っ黒にすること!

“さぁ、目標に向かって、海図を開け!線を引け!六分儀を持て!島はこの先にある!全速前進!!”


第8日目 ”航路を時折、確認することは大事なこと。航路を確認せずに「行けている」と思い込むことが、路を迷う原因となる。良い航海をするためには、少しペースを落としても、航路を確認すべし!”

 今回は、出会いについて書こう。

 出会う。
 出て会うのかな?。
 辞書で探したら、出会いの出についてかいてあるものが無かった。
 だから、僕なりの解釈。
 家から外に出るから出会う。
 自分の世界から出るから出会う。
 いつもの世界から出るから出会う。

 何かから出るということが、出会いになるのかなって思う。
 僕自身も、出ていくことで出会い、人生が大きく変わった。
 以前、サラリーマンとして営業をしていた時、それなりに出会いがあり、人脈があると思っていた。
 ところが、決心してコーチングで生きていこうと決めた時から、出会いの数は増え、僕の人生自体に大きく影響した。
 そして、辞めてからはもっともっと出会いは増え、関係の質も深くなっていった。
 今の僕がここにいるのは、すべて周りの人々の影響があるからである。
 これからも、どんどん出て行くことと、そこで出会った人々を大切にしていくことを続けていこう。

 さて、その出会いから関係を作っていくのに必要なものってなんだろう?
 それは、まず笑顔であること。
 そして、相手とつながりたいという想いを持つこと。
 無理やりじゃなく、本気でそう思うと自然とつながっていけるものだと思う。
 それと、相手との間に利を意識しないこと。損得を考えた段階で、絆は作れないと思う。
 人は、認めて欲しいと思っているものだと思う。
 だから、相手を認めることが、自分を認めることでもある。どっちが損とか得とかがあると認めることにはならない。
 やはり、相手を大切に想うことが、出会いから絆へと変えていけるものだと思う。

“さあ、クルーを信じて、大きな海へと出よう!そして、世界を見よう!そこで出会った仲間を大切にしよう!それが、航海を安全に行うことが出来る方法だから・・・”


第9日目 ”食料、水、燃料、お金、そして人。それらをしっかり管理することが、いい航海につながる。どれかが不十分では、いい航海には出来ない。”

 人が生きる上で必要なもの。
 それは、食料、水、燃料、家、着るものなどなど。

 今の社会の中、それらを手にするにはお金がいる。
 お金がなければ、生きていけないと言っても過言ではない。
 いやいや、自給自足は可能だ!という人も居るかもしれない。
 もちろん、僕も可能ではあると思う。
 でも、本当にそれが出来る人はどれくらいできるだろうか?
 少なくとも、僕は自給自足をすぐにはできない。
 だから、お金が必要なのである。
 だから、みんな働いている。
 もちろん、僕も働いている。

 “稼ぐ”

 この言葉には、いい印象と悪い印象があると思う。
 特に、僕たち日本人は、この稼ぐという言葉にいい印象持たないことが多いのではなのだろうか。
 だって、学校では稼ぐという教育はしてくれないから。
 コツコツ働いて、お金を手にすることしか教えてくれないから。
 
 僕は、いろいろな出会いの中で、“稼ぐ”を実践し、夢を掴んだ人たちと話をする機会があった。
 その人たちは、お金の扱い方をしっかりマスターしているんだ、と思った。
 お金は回ってくるものではなく、回すもの。マスターたちが良くいう言葉である。
 お金を貯めることのみではない。
 入ってきたお金を自分の欲望に任せて使うことでもない。
 お金を使うところが、大事なんだと思う。
 つまり、お金を上手に使うこと。

 “投資”

 こう書くと、そんな怖いことと思う人もいるかもしれない。
 でも、投資にはいろいろな意味があって、「自己に投資する。」や「誰かに投資する。」というのがある。
 「自己に投資する。」=自分のスキルや知識を増やし、人任せにせず、自己責任で稼ぐ方法を得る。
 「誰かに投資する。」=頑張っている誰かに投資をすることで、未来で返してもらう。
 夢を実現している人たちは、この投資するということと、稼ぐということを行動していて、実現へとつなげた。
 お金に振り回されることなく、お金を上手に回していった。
 夢はお金で買うものじゃない!
 そりゃそうだ!僕もそう思っている。
 でも、自分の生活すら安定させられずに夢は掴めるのだろうか。家族を路頭に迷わせながら、夢に向かうためには相当の覚悟が必要なのでないだろうか。
 自分の基盤をしっかりと作り、経済的な余裕と時間的な余裕を作ることで、夢をしっかり掴むことができるんだと思う。
 少なくとも、僕のまわりで成功して夢を掴んだ人たちは、経済的な余裕よ時間的な余裕を作るために頭を使ってきた人たちだと思う。
 今の日本経済を見ていて、コツコツ働くことは必要であるが、それだけでは何もできないと思う。
 政府も会社も、経済を立て直すほどの力を発揮できていないから。
 そもそも、政府も会社も国民で作っているのに、「不況だから」とか「会社が・・・だから」とか誰かのせいにして自己責任にしていない人が日本には多いんじゃないかと思う。

 今、多くの中国人が日本に来ている。
 中国人はマナーが悪いとか、横柄だとかいろいろと聞くが、それ以前に彼らのエネルギーを感じて欲しいと思う。
 日本に来ている中国人はある意味、成功している人たちだから。
 今の中国は成長している国だから、自分も成功するぞ!夢を掴むぞ!というエネルギーに満ちている。政府がどうのとか、会社がどうのではなく、未来をしっかり観ていて、自分で夢を掴もうとしている。
 そのあたりが、日本との違いではないかと感じている。
 もちろん、僕は日本人(顔をインド系・アラブ系と言われるが)であり、日本が大好きである。
 日本人の心優しさや心くばり、気くばりの精神は、世界でも一番だと思っている。日本人としても誇りを持っている。
 だからこそ、今一度、日本人として夢を掴むために、お金を稼ぐということ、お金を回すということ、それらは一人では出来ず、皆で作るということを実践していこうと思う。
 みなさんも、夢について、お金について、考えてみることをお勧めします。

“港についたら、取引することが必要!でないと食料も水も尽きてしまう。しっかり、運営して更なる航海に臨もう!先にある夢の島に向かって・・・。”

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第10日目 ”あまり接岸しすぎると、座礁の恐れあり。適度な距離をとり、小船でやり取りするのがいい。”

 人と人との関係で、あまり近寄りすぎると敬遠されてしまうということがある。
 人それぞれには、パーソナルエリアというものがあり、この中に入ろうとするには、相当な信頼関係が必要である。
 このパーソナルエリアというのは、前方に大きく張り出した形をしており、ここに信頼関係のないものが入ってくると違和感を感じる。
 満員電車を思い出して欲しい。
 真正面に人が来ると体制を横に変えたくなる。横に人が来ることは、そんなに影響は少ないのに、前に立たれると極端にいやな感じがする。
 これが、パーソナルエリア。
 
 ここに実は、コミュニケーションのコツがある。
 例えば、いやな上司の真正面に立って話を聴くと威圧感を感じるが、横に立てばそんなに感じない。
 これは、一度試してみると分かる。
 同じ距離でも、横に立つのと真正面に立つのとではぜんぜん感じ方がちがうものである。
 コーチングをする際に、このパーソナルエリアを意識する。
 つまり、座り方を考える。
 まず、左右のどちらから話しかけられるのがいいか?
 それを相手に聞いて確認したうえで、左右のどちらに座るのかを決める。
 そして、イスの角度。
 真正面に置くことは、対立の姿勢と言われ、お互いに話を聴くにはあまり適さない。
 とはいえ、真横に並べると相手の顔やしぐさが分かりづらい。
 だから、最適な角度がある。
 イスを横に並べるところから、45度ぐらいの角度に少し開いて置く。
 つまり、そこに座るとパーソナルエリアが少し重なるようなイメージかな。
 すると相手の顔やしぐさを確認しやすいし、威圧感を与えることが少なくなる。
 顔を向けたり、目を向けたりすることで、相手との会話がしやすくなる。
 それと距離が大事である。
 コーチングを受ける人に、「どのぐらいの距離が、話しやすいですか?」
 そう聴くことで、よりよいコミュニケーションが取れる環境が作れる。
 良い環境を作ることは、コミュニケーションの鉄則である。
 みなさん、お試しあれ。

“さぁ、相手との距離をしっかり測り、併走しよう!もちろん、マストがぶつからない距離で!!!!”


第11日目 ”新たなる航海に出るときに、見送ってもらえる人がいることは幸せなこと。航海中も応援され続けることは、さらに幸せなこと。見送ってくれた人を想うことができるのも、とても幸せなこと。仲間と航路が別れたとしても、お互いに旅の安全と成功を祈りあえることも最高に幸せなこと。”

 旅立ち。

 先輩コーチの筒井アニキの娘さんが、カナダへと旅立つということがありました。
 1年間の留学。
 かわいい子供は旅に出せ(少し言葉が違うかも。)って言葉があると思うが、留学中の両親の気持ちは、複雑なことでしょう。
 頑張ってほしい、でも寂しい。
 でも、その娘さんは、ママに「ママもチャンスだから、頑張って!」。
 お互いへの愛情と応援する気持ちが伝わってくるなぁ。
 一回り、二回りも大きくなって帰ってくるんだろう。また、会える日が楽しみだった!

 そして、もう一つの旅立ち。
 僕の大好きな音楽ユニット「フォルモサ」の二人が、解散を決めた時のことである。
 メンバーのアイリーンとまつしが、それぞれの道を選んだ。
 ファンとしての僕は、正直寂しい気持ちでいっぱいである。
 解散を決めるまでのやり取りは、おそらく大変だっただろうと思う。
 でも、アイリーンがいろいろと挑戦したいという想い、まつしがそれを受け入れて自分自身も新しい道を歩くと決めたことを尊敬している。
 解散以降は、それぞれソロアーティストとして活動している。
 お互いを尊重し合う関係でいて欲しい。
 そして、それぞれが頑張ったあと、一時的でもいいから、再結成してフォルモサを観せてほしい。
 その日が来るのを楽しみにしながら、それぞれを応援し続けよう!
 これからのアイリーン、まつしを見続けよう!

 人生の中には、たくさんの旅立ちと送り出しがあると思う。
 でも、それは必ず何かを得るタイミングなんだろうなぁ。
 生と死も同じだなぁ。
 生まれる命があれば、亡くなる命がある。
 どちらも、旅立ちだなぁと思う。
 現世への旅立ちと来世への旅立ち。そこに関わる時に、いろいろと成長させてもらえるんだなぁと感じる。
 最後に、僕の好きなインディアンの言葉を伝えよう。
 「自分は泣きながら、周りは笑いながら、生まれてくる。そして自分は笑いながら、周りは泣きながら死んでいく。これが、最高に幸せな人生。」

“さぁ、新たな旅立ちに向け、しっかりとロープを結び、大きく帆を張れ!!錨をしっかりと上げ、舵をとり、大海原へとこぎ出せ!島は必ず先にある!”


第12日目 ”クルーの命を守ること。これは、船長の責任である。だからこそ、命の守り方を皆で知る必要がある!”

 ある小学校の先生との出会い。
 彼は、ライフセーバーでもあり、BLS(一次救命処置)を小学生の授業に取り入れ、子供たちに実践を通じて、命の大切さを伝えている。ライフセーバーの体験から、子供たちに伝えたいと思ったとのこと。
 本も出されているので、是非とも読んで欲しい!

 「小学生救命隊 今日からバイスタンダー」

 実際の体験談を書かれていて、とても面白くまた感動する内容です。

 僕は以前、医療機器の営業で、病院の救命に関わるところに出入りしていた。
 命の一分一秒を争う場所なので、一人ひとりの出来ることがとても大切なところである。
 そんな世界を見ていると、命を救うためには、自分が出来ることを即座に判断し、行動することが大事ということを感じさせられる。
 最近、いろいろなところでAED講習会が行われている。
 人工呼吸法や胸郭圧迫なども学ぶが、実際にその現場に出たときに、どれだけの人が即行動できるだろうか。
 「どうせ、そんな場面なんてなかなか無いし・・」「コレだけ人がいたら、誰かが出来るだろう・・・」なんて思ったりしないだろうか。

 僕は、この先生の行動がとてもすばらしいと思う。
 小学生のころから、定期的にこのような授業を受けて、体験を積むことで本当に即座に動ける大人になるのではと思う。
 アメリカにあるAEDは、日本より少ないと聞く。
 それでも、救命率が高いのである。
 それは、一次救命に大切さがしっかりわかっているから。もちろん、AEDで救命できる人もいるが、決して万能ではなく、人口呼吸と胸郭圧迫が最重要なのである。
 この先生の活動を、一人でも多くの先生が実践してくれたら、命の大切さや救命の意味が子供たちに理解してもらえるなぁと思う。
 これからも、この先生を応援していこう!
 僕たちで出来ることはどんどんやっていこう!

“クルーが健康でなくて、いい航海はできない!みんな元気な状態だからこそ、船出できる!命をしっかり守りながら、あの島を目指せ!!”


第13日目 ”クルー同士で笑い合えば、疲れなんてなんのその!。力の源は、笑うところにある!。しんどくなったら、しんどい顔じゃなく、思い切って笑ってしまえ!。それが一番、力になる。”

 笑い。笑顔。
 これは、人間が持つ一番簡単に使えるスキル。
 相手が笑えば、こっちも自然と笑いたくなる。
 ところが、最近は笑っている顔をみる機会のほうが少ないと思う。大人だけじゃく、子供たちも笑顔が少ない気がする。
 笑顔の少なさが、日本の元気の無さにつながるかなと感じる。
 笑顔のパワーはとても大きい。
 相手の笑顔が伝染して笑顔になれば、エネルギーがあがるのである。
 子供たちの笑顔を見ると、自然に顔がほころんでくる。
 癒される時、必ず笑顔がでる。
 これは、逆も言えるわけで、笑えば癒されるのである。
 漫才やお笑い番組を観て笑うのもいいが、お勧めなのか、ラフターヨガ。
 大笑いするヨガ。ヨガと言っても、難しいポーズとかはしない。
 大きく笑うことで、ストレスを発散する。共に笑い合う人たちは、すぐに仲間になれる。

 脳は、イメージと現実を判断できない。イメージトレーニングの効果はここにある。
 だから、無理やりにでも笑うと、うれしくて笑っているのか、楽しくて笑っているのかどうなのかの判断ができずに、自然と楽しい気持ちになってくる。
 一度、試してもらうとわかる。
 是非とも、お試しあれ!

 さて、笑顔の効果は他にもある。
 コミュニケーションにも効果的で、笑顔の人は相手に威圧感を与えることなく、受け止めてもらえると感じるのである。
 子供たちに人気にキャラクターを見て欲しい。
 みんな口元が上った顔をしている。
 ドラえもん、アンパンマン、機関車トーマス・・・・
 みんな笑顔である。
 ふとした時に、自分の顔を見て笑顔でない、笑っていないと思ったら、思い切って笑ってみよう。声を出して笑ってみよう。
 すると、だんだん心に余裕ができてくる。
 そこから、人生が豊かになっていく。

“嵐や大波で、苦しい時ほど大きく笑え!。すると綱を引く手も強くなる。帆を張る力も強くなる!。それが、航海を安全に豊かにするのである!はっはっはっは♪”


第14日目 ”たまには、錨を下ろして休むことも大事。星を眺めるもよし、酒を飲むのもよし、本を読むもよし。航海を楽しむことが、成功させるコツ。”

 僕は、映画が大好き。
 もともと、映画を作る側の仕事をしたかった。
 結局、長男だからとか、収入がとれるかわからないとか、理由をつけてその道はあきらめていた。
 最近になって、もう一度、その夢を持つことが出来た!
 一般の方々が映画を撮っていて、失礼ながらやれば出来るんだと感じた。
 だから、いつか映画を撮ろうと思う。
 まだ、何を撮るかは決まっていないので、じっくりと素材を探しながら、撮影したいと思う。
 もちろん、予算もあるから、いつか・・・。
 そんな想いがあるが、今はいろいろな作品を観て楽しんでいこう。

 映画は、僕の教科書。
 映画の中から、「なるほどなぁ。」「そうだよなぁ。」なんて学ぶことが多い。
 事実と違うとか、ありえないとかとは違って、人間関係ですよ。
 「そんな反応するよなぁ。」
 「そうそう、そうなるよねー」、とか。
 優しさだったり、思いやりだったり・・・
 学びは多いですね。
 映画の楽しみ方は、千差万別。
 映像を楽しむのもあり。
 ストーリーを楽しむのもあり。
 俳優を楽しむのもあり。
 音楽を楽しむのもあり。
 学びをもとめるのもあり。
 監督で楽しむのもあり。
 映画って、寄せ鍋なところが好きだなぁ。
 いやぁ、映画って本当にいいですね!

 以前、友人と電車の中で話をしていたこと。
 「映画「アバター」って、本来の人のあり方を示しているのかも。」
 「そうやね・・・昔はさぁ、土の上に人は立っていたから「アバター」みたいにつながってたかもね。」
 「そっか、今はコンクリートの上だからつながりにくいのかな。」
 ちょっとスピリチュアルな会話でした・・・
 見てない人には、わからない?
 失礼しました・・

“しっかり、リラックスして力を蓄えたら、水を浴びて気を引き締め、ロープを解け!さぁ、出発だ!舵を持て!面舵いっぱい!”


第15日目 ”クルー同士を信じあえなければ、航海の成功はない!。だからこそ、本音の付き合いが必要である。ただし、傷つけあうような本音より、時として建前を優先させることも必要。相手を想うことが、その基盤にある! ”

 本音と建前。
 状況によって建前がいっぱいの社会がある。
 もちろん、どんな業界にもあることだが、特にその関係が強いのが、Drの世界。
 僕は、医療機器の営業をして、Drにいっぱい接してきた。
 とても仲が良くなったDrと飲んでいたとき、「医者の世界は、とても孤独な世界。」と言われたのが印象的だった。
 お互いが先生なので、建前がたっぷりの世界である。
 お互いが尊重しあう関係であれば、建前ではなく本気のつながりができる、本音も語り合える世界になるだろう。
 でも、建前上で尊重というより、持ち上げている感じ?
 なんだか、かわいそうな気もする。
 
 とても、映画が好きなDrと定例会をしている。
 映画について、マニアックに語る会である。
 その先生は、「こんなに自由に話をし合える会は、最高に楽しい♪」
 そんな先生を見ているとこちらも本音で楽のしい♪
 社会の中には上下や買う側買われる側などの関係があるから、本音で付きあえる状況はばかりではないが、楽しむことや安らぐことは本音とまでは言わないが、建前ではない状況だと思う。
 だから、少しでもいいので自分の背負っている地位や役を横に置いてみて、相手と関わってみることが必要かも。
 社会の中では、上下や先輩後輩はあるが、基本は同じ人間ですから。

“船をまとめるのは船長の仕事。仕事上の上下はあるが、酒を飲む時は同じ人間!たまには、朝まで語り明かそう!それが、明日の航海のエネルギーとなるから!”


第16日目 ”港に寄った時に、ひとりぼっちだったら寂しすぎる。自分から人とつながることで、また来ることが出来る!人はつながりあって生きる生き物だから ”

 人とのつながり。
 これは、生きる上で必ず必要となるもの。
 だって、一人では生きられないから。
 ただ、みんなつながりを持ちたい反面、いろいろな気持ちが邪魔をする。
 「めんどくさい。」
 「どう話をしていいかわからない。」
 「なんて思われるかわからない。」
 「つながり方がわからない。」
 「つながりたいけど、うっとしいかも。」
 「どんな人か、わからない。」
 結構、そんな人は多いと思う。
 誰かから、近寄ってくれるのを待っている。
 実は、ここには過去と今と未来がある。
 過去にある経験が、「どうせ・・・こうだから」とか、「私が話かけても・・・」なんてブロックする。
 そして、“今”の自分を守ることが安全という無意識から、何もしないことを選択する。
 未来に対して、どうなるかわからない怖さがあるから、“今”と同じく何もしないことが安全だから、行動に出れなくなる。
 でも、本当はつながりたいし、仲間が欲しい。
 そのジレンマの中で、人は生きている。
 だからこそ、思い切って一歩、いや半歩でも前に出てみよう。
 
 例えば、
 「自分から先に挨拶をする。」
 「笑顔を向ける。」
 「聴いてみる。」
 これだけで、相手の反応大きく変わる。
 自分が話すではなく、“聴く”、コレが大事だと思う。
 何を話していいかわからないではなく、相手を観て相手のことを聴く。
 人は自分のことを話したがるものだ。
 もちろん、全てではないが、案外、聴くことできっかけになって話し出すことは多い。
 「ちょっと聴いただけで、そこまで聴いていないんやけど・・・(笑)」
 そんな経験は、必ずみんなあるはず。
 だから、笑顔で挨拶して、きっかけを与える。
 
 そして、相手に興味を持つ。
 たったこれだけで、人とのつながりを作っていける。
 たった半歩の行動が、あなたの未来を大きく変えることにもなるのである。

“さぁ、思い切って人に話かけてごらん。船出をする頃には、家族のようになっているかも。次にこの港に来た時には、家族として向かえらてれるかも。それが、航海の楽しみとなる!”


第17日目 ”静かな海で、星を眺める。あの星の光はどれぐらいの前の光だろう。何年前の光だろう。今はもう無いのかもしれない・・・でも、あの星に感謝しよう。あの星のおかげで安心して航海ができるのだから・・ありがとう”

 ある日、TVを見ていてある企業の方針がピックアップされていた。
 その中に「「ありがとう」を部下や後輩に10回言おう」というのがあった。
 「ありがとう」
 僕も意識して使っている。
 何故かというと、ついつい口に出てしまうのが「すいません」で、言いながら何か違和感があったから。
 エレベーターを開けてまっていると、「すいませーん!」
 どうぞ!って、先に行かせると、「すいませーん!」
 子供の相手をした時に親御さんから、「どうも、すいませーん」
 電話を取った時に、「すいません」
 なんで、あやまるのかな。
 感謝の気持ちで、ありがとうでいいのに・・・
 「すいません」って言われると、嬉しい気持ちにはならないけど、「ありがとう!」って言われると少し嬉しい気持ちになる。

 ありがとうは、いちばん簡単な幸せのおすそ分けかもしれない。
 ありがとうって言われると、何かしてあげたくなる魔法にかかる。
 これからも、ありがとうをいっぱい言おう。
 みんなが、ありがとうを言えばみんながhappy!
 読んでくれている皆さんにありがとう!
 関わってくれた皆さんにありがとう!
 出逢って、友達になってくれた皆さんにありがとう!
 心からありがとう!

“クルー同士でありがとう。これがチームワークお良くする秘訣。船長だって、クルーにありがとう。一緒に、航海してくれてありがとう!”


第18日目 ”船の上では、それぞれがお互いのために行動することが命につながる。出来ないなんて言ってられない!。自然は、容赦しないものだから。”

 成功の反対は失敗?
 僕は、成功の反対は、“何もしない”だと思う。
 つまり、何もしないで“あきらめること”。
 失敗も、結局はあきらめた結果が失敗になるのかなって思う。
 続ければ、失敗ではなく学びと反省であって、成功への道を進んでいるから。
 人は誰しも、成功したいと思っているんじゃないかな。
 成功=夢の達成なのかもしれないし、夢の達成の途中に成功があるのかもしれない。
 もちろん、大きいも小さいもなく、成功の基準はその人自身で決めること。
 だから、誰でも成功に向かえる。夢を叶えられる。
 あきらめなければ・・・・
 
 もちろん、あきらめることが必要な時もあるかもしれない。
 人の命がかかっていることや、自分があきらめることで命が救われることなどは、しょうがないかもしれない。
 でも、今は簡単にあきらめていることが多いなぁと感じる。
 「無理です」とか、「出来ないです」とか、いう言葉をよく聞く。
 本当にそうなの?本気でやってみた?
 やってみて出来なかったということもあるけど、どうすれば出来るかを考えることも出来る。
 あきらめが早いなぁと感じる。
 〇〇があったら、出来るのに・・・
 △△になったら、やれると思う・・・
 「・・・たら、」「・・・れば、」は、意味がないと思う。
 だって、想像や推測でしかないと思うから。
 だから、「・・・たら」を使わず、「出来ないです」という前にやってみる。
 出来なかったら、どうすれば出来るかを考える。
 そこから、成功や夢の達成に近づいていけるんだと思う。
 成功者のほとんどは、あきらめずに進んだ人だと思う。
 だから、僕らもあきらめずにどんどん前に進もう!
 続けていけば、必ず何かが起こる。奇跡も起こる。未来も変化する。
 何もしなければ、何もおきない。奇跡も起きない。未来も変化しない。
 人生はチャレンジ!
 あきらめるのは簡単。挑戦する、続けるのは、簡単ではない!
 でも、挑戦と継続を楽しめることができたら、簡単になる。
 出来た時、振り返ると楽しかった思い出が出来上がる。
 それが、あなたのより良い人生となる。

“嵐を想像して船を出せないようじゃ、島にいくことは到底無理!クルーとともに挑戦しつづければ、島に近づくことができる。挑戦を続ければ、経験が増える。経験が増えれば、準備も整う。準備が整えば、さらに挑戦できる!さぁ、島はこの先にある!どんどん、進むぞ!風をつかめ!帆を張れ!面舵いっぱーい!”


第19日目 ”自分の船の中ばかり見ていたのでは、隣の船の進歩が見えない。気がつけば、置いてけぼりを食らっている。ましてや、同じ船の権力争いばかりしていたら、それこそ何のも見えなくなる。船は錆びるばかりとなる。”

 政治を見ていて思ったこと。
 政党の権力争い。
 なんだか、政党が変わっても同じことをしているなぁ、いつまで経っても同じでどうなんるだろう・・・・そんな風に感じる。
 以前に、ある経済の記事を読んだ。
 そこには韓国の状況が書いてあった。
 BRICS(ブラジル・ロシア・インド・チャイナの経済成長している国々)に対して国家を挙げて、経済活動をしているというニュースだった。
 韓国の今の状況を見れば、決していいとは思えないが、しっかりと外に目を目けていることは間違いない。
 BRICSだけでなく、次の成長国NEXT11やアフリカにも勢力的に行動している。
 いまや世界中には、韓国製品や中国製品が広がっているのである。
 中近東アジアの国々(サウジアラビアやUAE、オマーン等)では、石油に頼らない未来を築くためにいろいろな開発が進んでいるが、日本が中国や韓国に商談で負けてきているという背景がある。
 世界一の技術力を誇る日本が、負けている。
 価格だけではない。いまや、基礎的な技術に差は出なくなってきており、政治の力も大きく絡んでいるからである。
 日本は、世界から観ると「経済力はある国だが、政治力が無い国」
 一日でも早く、政治家たちの内部ごたごたではなく、日本の経済や世界との関わるに目を向けて欲しいと願っている。
 
 それは、僕たちも同じだと思う。
 今は鎖国状態だと思う。
 国自体が鎖国ではなく、国民全体が意識の鎖国をしていると思う。
 情報が手に入りやすい現代だからこそ、浅く与えられた情報だけで満足してしまい、それ以上を観ようとしない。

 例えば、フィリピン。
 今でも、貧困の国というイメージがある人が多いのかもしれない。
 ところが、今のフィリピンは決してそんなイメージではない。
 貧富の差はあるが、国自体はどんどん成長してきている。
 フィリピンは、アジアで一番、英語の教育のすすんだ国。
 中国人や韓国人が、フィリピンに英語留学をしているくらい。
 人口も、近いうちに日本を超え、2億近くになるといわれている。
 我が日本は人口が減る一方。
 税収も減っていくわけで、国家予算も減るのは目に見えている。
 
 だからこそ、政治家のみなさん。
 お互いに権力争いばかりせずに、世界の中の日本を見せてください。
 僕たちも人ごとと思わずに頑張りますから、よろしくお願いします!

“船長の責任ばかり責めていても、船は進まない。クルーひとりひとりが、それぞれの役割をしっかりみつめ、周りの海に目を向けて船を進めよう!力を合わせれば、どんな波にも嵐にもまけない!舵をしっかり持って進んでいこう!!”

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第20日目 ”雲を見る。風を聞く。波の力を感じることで、船を安全に走らせるころができる。でも、自分だけでなく、人の見たこと、聞いたこと、感じたことを受け止めよう。自分には見えないことや聞こえていないこと、感じないこともあるだろうから。”


 見える、聞こえる、感じる・・・全て現実。
 
 でも・・・・
 見たからといって、全てが分かるわけではない。
 聞いたからといって、全て聞こえているわけではない。
 感じたからといって、全てが事実とは限らない。
 
 目で見たこと、耳で聞いたこと、体で感じたこと
 これは、全て脳で感じていること。
 脳はそれぞれの人に一個あるわけで、同じような構造だけど、中身は経験や学習によって作られるから、同じじゃない。
 だから、個性が生まれる。
 ということは、みんな違ってOK!ってこと。
 同じ赤色を見ていても、自分の脳が感じる赤色と他の人の感じる赤色が同じかどうかはわからない。比較のしようがない。
 耳は、脳が聞きたい音だけを選んでいる。横で誰かが話をしていても、意識が向いてなかったら、脳には入ってこない。つまり、聞こえていない。
 手を失っても、あるはずのない指がかゆい。感じるはずのない指を感じる。
 全ては脳に支配されている。
 だからといって、全て幻ということではない。
 人によって、脳によって感じるということが違うということ。
 だからこそ、相手の感じていること、聞いていること、見えていることを否定から入るのではなく、承認してみよう。
 だって、その人はそう感じているんだから。
 自分は感じなくても、相手は感じていること。
 これは、脳を入れ替えてみても感じることはできないこと。
 だから、否定することはできない。
 自分は感じていないことは現実でも、皆がそう感じているとは限らない。
 だから、相手の感じたことも受け入れよう。
 正解か正しいかではなく、相手の感じたことを受け止めよう。
 そうすれば、一方的では無くなるから。
 相手が観えてくるから。
 自分では気づけなかったことも、出てくるから。

“仲間の言うことに耳を傾け、海を同じように観て、共に風を感じよう。これが、仲間と共に安全に航海を続ける秘訣!”


第21日目 ”家族がいることは、幸せである。ひとりだとトラブルもなければ、悲しませることもない。だが、それ以上の幸せがあることにも気づかない。体験しないことには、気づかないことである。”

 「結婚したいわけじゃないけど、彼女が欲しい・・・・」
 いやいや、僕じゃないですよ!僕には、立派な彼女がいますから・・・
 
 先日、あるイベントで出会った方。
 40代前半で、顔は彫りも深く、なかなかの男前。身体も、中肉中背でがっちりしてる。その人が言っていた言葉だった。
 「今度、恋愛をテーマにコーチングイベントもやろうと思っています」と伝えると、「いや、出会いがないとかいうわけじゃないんで・・・・」
 女の子の友達はいるが、恋愛にならないそう。
 なんだか、僕の好奇心をくすぐられるなぁ・・・
 少子化の問題もあるし、“家族がいる幸せ”とかはいらないのかなぁ・・。
 案外、周りにこう言った人がいる。

 結婚って、なんだろう・・・・
 僕は結婚って大事だと思う。(実は、×持ちではありますが・・・)
 関わる家族がいることで、人生の幅が広がると思う。
 最初の結婚の時には、子供が居なかった。
 いないことは楽ではあると思うが、同時に寂しいと感じていた。
 友達がうらやましかった。
 「子供が・・・」「学校のことで・・・」「家族同士でお付き合いが・・・」
 入学式、運動会、卒業式、子供をだっこ、寝顔がかわいい、子供を叱る、喧嘩する、喜び合う、誕生日会、家族旅行・・・・・
 すべて、無かった。
 
 二回目は事実婚で、娘がいた。
 彼女の娘だが、僕は娘だと思っていた。
 年齢は大人だが、とってもかわいいし出来ることをしてあげたいと思っていた。
 娘のおかげで、卒業式を味わうことができた。相談にのったり、一緒に出かけたり・・
 その娘がシングルで男の子を産み、その子のお世話も経験した。
 とても、幸せを実感する日々だった。
 家族がいることを、とても嬉しく、楽しく、喜んでいた。
 結果的には、娘との関係に問題があり、離れることにはなったが、僕の人生にとっては、とてもいい経験をさせてもらった日々だった。

 そして、新たに彼女がいる状態である。
 この先のことはまだわからないが、未来を明るくできることが期待できる。 

 結婚なんて・・・・そう思う人も少なくないだろう。
 もちろんその人の事情があるだろうが、結婚が家族を作り、人生を豊かにする一つの道であることは確か。
 今一度、結婚について考えて欲しいと想う。
 結婚している人は、奥さんと結婚について話をしてみるのもいいかも。
 僕は、今でも結婚ってすばらしい!と想っている。

“航海の途中、港で家族にお土産を買うことは、楽しみのひとつ!妻の、子供の、家族の喜ぶ顔を想像しながら選ぶ。すると、自分も嬉しくなる!航海の力となる。”


第22日目 ”やらされていると思うと、クルーは動いてくれない。一緒にやろう!と思うと共に動き出す!船は一人で動かしているわけではない! ”

 ある日、とある事情により門真の試験場で講習を受けることになった。
 まぁ、簡単に言えば、免停なんですが・・・・。
 (以前のお話なので、今はゴールド免許となっています。)
 結構な講習料を払って、免停期間を短縮。
 目的はそれだけだから、もちろん講習会ではやらされている感がたっぷり。
 かく言う僕もそのひとりですが。
 全日本交通安全協会の方が講師ですが、やっぱ警察からの天下り?。どこか高圧的なんだよなぁ。
 適正検査や視力検査などもあって、あっちの部屋、こっちの部屋と大移動。
 やらされている感がいっぱいだと歩みも遅い。
 僕もセミナー講師をしているわけで、やっぱり「やらされている・・」という印象を何とかしたいといつも思っている。
 企業研修だとなかなか、やらせれてる感があるので楽しめる・使えるワークショップ型のセミナーがいいなあ。
 講習会の後半に、車の運転があった。
 久々に運転したら、試験場のコースということもあって、緊張した。
 すると面白いもので、講習会中に誰とも話さないのに、同乗した人と試験官と一緒にいろいろと話をしながらの運転になった。
 やはり、同じ行動とかを共有すると、一方的ではないから、共感しやすいのかも。
 その時には、やらされた感は不思議と感じなかった。
 これからの僕の研修でも、体感してもらえるような内容でいこう!
 あらためて、学びとなった一日だった。

“あれをしろ、これをしろといっても不満はでるが、一緒に行動することで、不満から満足に近づける。船長自ら、しっかりと動くことが船の中の結束を固める一番の方法!!”


第23日目 ”船のスピードを競うことは、とてもいいことである。競い合うことで、お互いのレベルが上る。その競争に勝っても負けても、お互いを磨きあっているから。 ”

 競争と戦争。

 どちらも争うことには違いないが、競うか戦うか。
 勝手な解釈かもしれないが、“競う”はお互いに技術を磨きあって上を目指すことかな。
 結果的には、WINWINの関係になれるんだと思う。
 だから、スポーツは競争。
 
 “戦う”は、お互いが戦い合って潰しあって奪い合って、勝ち負けを決める感じかな。
 結果的に、WINとLOOSEになると思う。
 競争には悔しさがあるが、戦争には悔しさと共に恨みつらみがあると思う。
 勝ったほうも、恨みを買うわけだから、WINじゃないかも。
 そう考えたら、戦争に勝者なしなんじゃないかな。
 
 僕は、健康的に競争できる社会が、平和な世界だと思う。
 それがお互いにいい環境をつくると思う。
 だから、競争は歓迎だ。
 どこかの幼稚園みたいに、お手つないでみんなでゴールなんていうのは、平和じゃないと思う。
 頑張れるチャンスを奪い、伸びるチャンスを奪う。
 弱い立場だって、ずっと守られる存在でいられるわけじゃないし。
 勝っても負けても、尊重し合えるからこそ、スポーツマンシップになると思う。
 やっぱ、人生、競争して尊重しあってWINWINで行きたいね!

“張り合える船がなきゃ、この船を速くするための技術は身に付かない。ライバルがいるからこそ、成長できるわけである。だからこそ、ライバルには感謝と尊敬の念を持って接しよう。お互いのウィンウィンのために・・・・”


第24日目 ”自然を味方にすることが航海の成功につながる。本来、人間は生き物だから。船の上で死を迎えたら、海に沈めてほしい。陸で死を迎えたら、土に埋めてほしい。”

 僕は、木になりたい。
 今すぐってわけじゃなく、亡くなった後は土に返って木になりたい。
 友人と話をしていて、以前からそう思っていたことを思い出した。

 人が亡くなってお墓に入って・・・・・
 何かが違うと感じていた。
 お墓に入っても、自然には帰らない。
 人間だけが、お墓の中にいるということに違和感を感じていた。
 とはいえ、僕の両親や祖母の入っているお墓があるから入らなきゃいけないのかもしれないが・・・
 
 僕は自然が好きだし、山や海、川に行くのが好きだ。
 行くと、ほっとする。
 やはり、人間も自然の生き物だなぁと実感する。
 本来の生き物の姿は死すれば土や海に返っていったのではと思う。
 「僕が死んだら、お墓に入らなきゃいけないけど、少しは土に骨を埋め、そこに木を植えてほしい」と身内には伝えている。
 実践してもらえるかどうかは、わかないですが。
 
 そうだ、亡くなった人の分、木を植えれば森となる。
 まさに「人の森」が出来る。
 その森のどの木が“誰の木”とかじゃなく、森を作る木のどれかになる。
 だから、人は“人の森”を見て先祖を敬う。
 人の森が増えれば、次の世代の財産となる。
 まさに、先祖が自分たちの子孫のためとなる。
 お墓もいいけど、まさに鎮守の森。
 僕は神道ではないけど、神とは自然の中にいる恐怖や学びにあるのだと思っている。
 だから鎮守の森は、神(神社)の周りを守るように囲う森。
 神の身元で、神を守る民である祖先たちが森を作ったのだと思う。
 「人の森、命の森」
 それを実現したいなぁ。
 いろいろな人に話をしてみようと思った。
 思うだけでなく、話すことが「出来る」につながる道となるから。

“命ある以上、かならず死がある。死ぬと大地に帰ることが、自然のルール。母なる大地に帰り、土の養分となり、森を育て、生き物を育て、そして子孫を育てる。それでやっと、自然の一員になることが出来る!”


第25日目 ”航海を続けると、いろいろな生き物に出会う。潮を噴き上げる鯨、巨大なサメ、魚を狙う鳥たち、食うもの食われるもの、全てこの海の世界にいる。みんな、生きることに一生懸命なんだなぁと実感させられる。”

 生きるために必死になる。
 動物たちにとっては、とても自然なこと。
 自分から命を絶つことは、動物たちはしない。
 
 人間は、想像できる生き物だから、希望を持ったり、絶望したりと心の影響を受ける。
 生きている意味を考えるうちに、自ら命を絶つ選択をする人が出てくる。
 死にたくないのに死んでいく人もいれば、生きられるのに死を選ぶ人がいる。
 命を粗末にしているということになるのかも。
 そういう僕も一時的に考えたことがあったが、その時には考えてるだけで空しかった。
 今は、もちろんそんなことは考えない!
 人生を楽しもうと思えば、どんな方法でもあるから。
 それに気づいているから。
 それは、周りの人たちに教えてもらっていると思う。
 狭い視野の中では見えないことがいっぱいあるが、視野を少しだけ広げてみると、出会う人たちが現れる。
 その人たちとつながっていくことで、また視野が広がっていく!
 すると、人生を楽しむ方法が見えてくる。
 人は出会いで変わるんだと実感できる!
 だから、どんどん出会い、つながることをお勧めしたい。
 「私なんて・・・」じゃなく、「こんな私ですがよろしく!」でいいじゃない!
 出会いとつながりを恐れていては、何も見えないままである。
 だから、自分からつながること、一歩前にでることをやってみてほしい。
 たった、それだけで本当に人生は変わるから・・・・・

“人生を変えるのに、大きな力はいらない。周りの人の夢を聴き、自分の夢を語る。たったこれだけで未来は大きく変わる。小さな力の積み重ねで充分なのである”


第26日目 ”海の上での嵐は大変だけど、感動の嵐は大歓迎!! ”

 以前、「眞朝さんの歌&オカリナ、トークコンサート」というイベントを主催したことがある。
 友人のミュージシャンで、歌とオカリナでメッセージを伝えるコンサートだった。
 正直、人を集めることが出来なかったが、参加していただいた方々とスタッフはで盛り上がることが出来た。
 来ていただいた方からの感想は・・・・
 「感動で、涙が止まらなかった・・・」
 「また、是非やってほしい!!」
 「本当に、満足でした・・ホロッ(>_<,)」
などなど!
 とても嬉しい感想をいただいた。
 僕は、スタッフとして音楽に合わせて動画を出す担当を兼任した。
 とても感動の内容で、眞朝さん自体も、歌いながら泣きそうになったようだった。
 僕たちスタッフは、リハから聴いていましたが、やっぱ、本番はすごいものだった。
 トークも、あらためて聴くと深いもので、歴史や日本人としての誇りを感じれいるものだった。

 音楽も映像もトークも、想いがあるからこそ伝わるもの。
 「想い」の力を実感するものだった。

“どんなに歌がうまくても、想いが伝わらなければ感動にはならない!想いをしっかり込めて歌を伝えれば、かならず感動につながる!航海も感動があればあるほど、楽しくできる!”


第27日目 ”港を出る我らの船。見送ってくれる港の人たち。昨日の盛り上がりが、仲間と港の人との絆をつくる。人と人が交わることは、すばらしいことだ! ”

 眞朝さんのコンサートの後、いろいろな方から感想のメッセージをいただいた。
 「最初から、泣いてました!感動でした!」
 「また、企画してください!絶対、いきます!」
 「CDも買って聴いてます。最高のコンサートでした!」
 是非また、企画しようと思いました。

 さてさて、コンサートが盛り上がるためには、観客が必要。
 人数的には少なかったが、来ていただいた方たちのほとんどは、誰かとつながりのある方たち。
 人のつながりが、人を呼んでくれて、つながりをひろげてくれる。
 そんな嬉しい連鎖が続いていく。
 眞朝さんとつなげてくれたのは、写真家でまんが家のNeoさんご夫婦。
 Neoさんたちとつなげてくれたのは、友人のラフターヨガのマギーさん。
 マギーさんとつなげてくれたのは、コーチ仲間の阿部さん。
 こうやって、連鎖が続いてきた。
 これからも未来に向けて連鎖をつづいていきたい。
 この連鎖は、最初は細い糸のようなもの。
 出会ったり、紹介された時につながった一本が、次に会ったり連絡したりすることで、もう一本、もう一本とつながっていく。
 そして、ロープとなっていき、鎖となる。
 でも、このロープや鎖は意外にもろいもの。
 だから、いつも双方からメンテナンスをする必要がある。
 向き合うこと、再会することで、メンテナンスが出来る。
 僕の理想は、僕の周りで人と人との系図を書くと真っ黒になること。
 つまり、僕の知り合いはみんなの知り合いにしたいと想っている。
 そうなることで、真っ黒になっていく。
 どんどん、僕もつながっていき、つないでいきたい。
 そうすることで、人生をより濃く、深くしていくことができると想うから・・・

“お互いを大事にすることで、クルーの安全と平和が生まれる。力を合わせて、次の港へ!”


第28日目 ”北海を航海するときには、氷山に注意する必要がある。氷山の一角というとおり、見えている部分より、見えていない部分のほうが大きいからである。海上では接触しないと思っても、海の中と船の底が接触するかもしれないからだ。 ”

 大好きな映画「インセプション」

 監督は、クリストファー・ノーラン。
 「バットマン・ビギンズ」や「ダークナイト」を撮った監督で、凝った脚本と独特の映像カラーが特徴の監督である。

 観た感想。
 うーん、深くて面白い!

 とても、心理の部分に焦点を当てていて、最初はSF映画のイメージだったのが、見事にいい意味で裏切られた!
 深層心理へのアプローチが、夢の中で夢を見る!
 映画を観ないことには伝わらないと思うが、夢の中に入って、そこからさらに夢の中に入っていく・・・
 深い夢に行けば行くほど、時間の感覚が変わっていく。
 つまり、夢の中で2時間たったとしても、現実では10分だったりするということ。
 これは、現実の僕らもそうだなぁと感じた。
 寝てる時に観る夢の中では何時間も達ているのに、実際に夢を観てるのは数分といわれている。
 その時間の感覚の違いをうまくストーリーにのせてあるところが、憎い演出だった。
 ディカプリオが演じる役が、亡くした妻の記憶と深層心理での潜在意識から抜けるところがストーリーの見所でもある。
 なかなか深い映画だったなぁ。

 映画に行くともうひとつの楽しみが、予告篇。
 予告篇というのは、実は配給会社所属の編集マンがいて、その人たちが作っている。
 だから、ほとんどの映画は、その映画の監督が作るわけではない。
 そういった目でみると、本編と予告篇で解釈が違ったりするし、各国のそれぞれの特性によっても変わったりする。
 同じ映画でも、予告篇がいろいろと作られるわけである。
 そんな目で、映画を観てみるとまた違った見え方がするかも?
 お楽しみあれ!

“同じ海でも、水面から見るのと船の上からとマストの上からでは、見え方が違う。いつも同じ目線では見えないことも沢山あるのである。”


第29日目 ”船や装備が性能を持っていても、操作する人間が使いきれなきゃ意味がない。宝の持ち腐れでは、役には立たない。使いきれる知識を得て、技術を磨くことが性能を活かすことになる。”

 音声や画像を編集していて、すごい時代になってるんだなぁと実感した。
 僕はもともと、映画が好きで監督になりたかった。
 だから、映画を作るということに興味があって、とても大変だなぁと思っていた。
 ところが、今のパソコンのソフトはテレビや映画の簡単な効果を作ることができる!
 映像の間に写真をスライドして入れたり、音声と画像を別々に組み合わせたり。
 なんと、合成もできてしまう!。
 昔でいう二重撮り、専門用語でクロマキーという。
 これなら、パソコンでウルトラマンが撮れそうだ。
 すごい時代だなぁと実感するのである。

 ただ、ソフトについてる取説が、薄くて「後はネットで見てください」ってなっていることが多い。
 結局、ネットで見てると操作できないから、本屋にいって専門書を買ってきたり。
 これって戦略なのかもしれないが。
 ともかく、この技術の進歩は本当にすごいと思う。

 進化の映画のおすすめ。

 「TRON レガシー」

 20年以上前の「TRON」という作品の続編。
 まだそれほどCGが進んでいない時代に、パソコンの中での戦いを描いた作品で、ディズニー製作のマニアの間では傑作作品。
 実写とCGを重ねて、アナログで撮っている作品。
 今観ても結構新鮮で、僕は何度も繰り返して観ている。
 さぁ、その続編!
 今回は3Dだし、しかもこれだけCGが進んだ時代。
 技術はさらに進化しているが、映像の見せ方も変化している。
 年を取った俳優が、若返って出てきたり、水や風、振動などもしっかりCGで表現されている。

 そのうち、こんな映画が自宅のPCで作れるようになるのかなとおもったが、今ではスマホで映画が作れる時代となった。
 確か、バックトゥー・ザ・フューチャーの中で、未来の映画館が3D劇場になっていた。
 今、映画館もテレビも3Dになってきているから、まさにその通りである。
 いやはや、技術の進歩はすごいことになっている。

“技術をしっかり身につければ、安全に航行できるし、さらにいい方法を考えることも出来る。いい航海をするためにも、知識と技術は磨き続けよう!”

画像3

第30日目 ”心配になると、いっぱい装備してからということになる。つまり装備が揃うまで、船出が出来ないということ。思い切って近距離でもスタートしてみれば、何が必要かがわかる。少し進んでみて本当に必要なものがわかる。 ”

 人は怖がりな生き物である。
 しかも、脳が発達したおかげで、いろいろと考えてしまう。
 先に想像して動けなくなったりして・・・
 まだ準備が出来ていないとか、やったことがないからできないとか、理解が出来ていないとか・・・
 特に大人になればなるほど、理由を探してしまう。
 それを理由に身動きとれなくしてしまう。
 あれこれ探したところで、結局は頭の中で結論をだそうとする。
 これが、行動のブレーキとなる。
 思い切ってやってみて、学習すればいい!
 一歩出てみたらわかることも、足踏みしていたら見えないもの。
 それが経験となり、さらに知識を増すことになる。
 やってみたら、いままで考えていたことが意外と考えすぎていたと気づくことがある。
 やるかどうか迷う時があれば、やってみればいい!
 やらなきゃわからないことがあるから、やってみたほうがいいということ。
 これが学習となり、次に使える知識となる。
 人生、どんどんチャレンジ!チャレンジ!

“昔の航海は、海の向こうを知らないまま進んでいた。まさに恐怖の連続だった。だから、羅針盤や六分儀が開発された。やはり、チャレンジした結果には、進歩がある!”


第31日目 ”過去に学ぶことはいいことであるが、過去に引きずられることは決していいことではない。うまく操船できなかったことがあっても、また出来ないではなく、学びと受け取ってチャレンジすれば、次に同じことは繰り返さない! ”

 過去がこうだったから、出来ない。
 環境がそうだったから、この先も無理。
 いやいや、そう決めるにはまだ早い。
 だっていつも同じ状況ではないはず!
 今回は、前回はたまたまだったかもしれない。
 どちらにしろ、その経験が学習になっているわけで、次にする時には状況を判断できる材料となる。

 人はブレーキをかけたがるもの。
 なぜなら、それが一番楽な道だからである。
 意識としては、やりたい!行きたい!そうなりたい!
 ところが、潜在意識や身体が楽な方向へ向けようとする。
 楽な方向へ向かうように、何かのせいにしようとあれこれ考える。
 つまり、理由を考えるわけである。
 改善するための理由であればいいが、ほとんどが原因にするだけの理由である。
 だから、次へのステップとならない。
 これはこうだから・・・あれは、こうだったから・・・・
 その後に言葉が抜けてしまっていると思う。
 
 「だから、次はこうしよう!」「こうしたい!」
 そう思うためには、エネルギーがいるのは確かである。
 ただ、これは後になればなるほど、たくさんのエネルギーがいるわけで、早ければ少ないエネルギーで行うことができる。
 うまくいっている人は、細かくいろいろと「次はこうしよう」「次はこうしたい?」を繰り返している。
 できるようになったらしようとか、まだ出来るレベルじゃないとか言って行動しないでいるとどんどん必要なエネルギーが大きくなるわけである。
 
 急がば回れ!
 これは決して遠回りをすることも必要だということを言っているだけでなく、急ぐために大きく動くのではなく、小さく動き続けることで遠回りのように見えることが急ぐことにもなるという意味もある。
 もちろん、人それぞれに過去のことを持っていたり、環境が違っていたりする。
 それは当然であり、ネガティブに受け止めればブレーキになるが、逆に捉えることでポジティブに出来る。
 なぜなら、それも強みに出来るからである。
 それをバネにして・・・なんて言うが、そうではなく未来のネタにして強みに変えることができると、できるようになる。

“失敗と思った段階で失敗であって、学びだと思った段階で成功に近づいている。航海も同じ。進み続けることが出来たら、航海の成功となる!”


第32日目 ”船が小さいからできない。波が大きいから進めない。ならば、船を大きくすればいいし、波に耐えるような構造を考えればいい。なにか、方法はあるはず。だって進めている船があるんだから。”

 貧乏な家に育ったから、金持ちになれないわけではない。
 金持ちの家に生まれたから、ずっと金持ちでいられるかどうかはわからない。
 成功者の家に生まれた人が、“成功に向かう話”をしても説得力にかけるが、どん底を味わった人が成功して、“成功へ向かう話”をすると説得力を感じる。
 
 過去に起きたこと、過去の環境は、将来のネタになる。
 その時を乗り切ったという経験になっているわけだから。
 だから、理由を考えて未来に向けての思考を停止するのではなく、じゃぁどうしよう!次は何をしよう!と考えることが一番!
 出来る人と出来ない人の違いの多くは、この「次は何しよう?どうしようか?」を考える人だと思う。
 さらに成功する人は、その次を考える時に楽しんでいることが出来る人、つまり、楽しみを見つけることができる人だと思う。
 うまく行っている人の話を聴くとよく出てくるのが、「とにかく楽しみながら前に出るとうまくいっている!」
 
 僕自身、今現在、体感している。
 楽しみながら人と会い、そこからいろいろなことが生まれてきていて、実際にビジネスになったり、さらに深いつながりになれたり。

 サラリーマンの時には、心のどこかでいつも理由を探していた。
 出来ないこと、やれないことと決めていた。
 だから、出来ない時には「ほら、やっぱり・・・」と決め付けていた。
 今考えると、どこか逃げ道を期待しながら、ないだろうと決め付けビクビクしていた気がする。
 それでも、仕事はそれなりにやってきた。
 業務上では、なんとかしようというのを考えられていた。
 ただ、人生という面においては考えることができない。
 いつも「人生って、こんなもの・・・」と思っていた。
 その後、いろいろな人との出会い、コーチングとの出会いから、新たな人生を考えることが出来て退職を決め、今に至る。
 今は、単なる理由探しはやめた。
 もちろん、学習としての原因は探すが、単なる理由探しをやめた。
意味が無いことに、気づくことができたからである。
 僕自身が成功者となるために、理由探しをせず、わくわくしながら「次はどうしよう♪」を探すことを続けよう!

“航海を楽しむこと!これが、航海を成功させる秘訣である。また、クルー全員で楽しむことが一番の近道!”


第33日目 ”大きな海を航海した人を成功者と呼ぶのか。荒い海を越えた人を成功者と呼ぶのか。結局は、自分が決めた航路を航海した人が成功者だと自分が思えるなら成功者なのである。”

 成功とは、いったい何?
 
 成功するために・・・というような本がよく出ている。
 でも、成功って何?
 お金持ちになること?
 偉くなること?
 有名になること?
 人それぞれだと思う。
 つまりは、成功の基準なんてどこにもない。
 自分の中にある。

 僕は、成功というのは過程であると思う。
 つまり、最終地点ではなく、その時その時のゴール地点だと思う。
 例えてみると、トライアスロンのゴール。
 水泳のゴール、自転車のゴール、マラソンのゴール。
 全てのゴールを超えて、順位が決まる。
 成功の次の成功があるということ。
 そこを見据えることで、手前の成功を手に入れることができると思う。
 
 お金持ちになってどうしたい?
 偉くなってどうしたい?
 有名になってどうしたい?
 それを持っている人は、お金持ちになることも、偉くなることも、有名になることもできると思う。
 ビル・ゲイツもウォーレン・バフェットも、ただ単にお金持ちになりたかったわけではなく、その先の夢を持っていた。
 そう、夢を持つことが、一つ一つの成功を収めることができるといえる。
 だから、僕自身はこう定義つけたい!

 「成功とは、夢に向かっての過程であり、夢へのステップを上ったことをいう!」
 
 夢のビジョンをしっかり持つことで、そこに向かうステップを見据えることができる。
 すると、実際にステップへの道が見えてくる。
 その道をさらにどう進むか、刻んで考えることで目標が出来る。
 航海でいうと目印にする灯台のイメージかな。
 あの灯台を超えると次の灯台へ進める。
 また、目指す灯台が現れる。
 気づけば、中継の港に到達している。
 そして次の灯台へ・・・・
 進み続ければ、最後の目的地に着くことができるのである。

“航海の途中に港がある。その港ごとで航海の成功をお祝いしよう!そうすることで、次の港に向かう力となる。”


第34日目 ”情報を手に入れるために、港に寄ると本屋に入る。情報といっても最新情報がすべてではなく、歴史に学ぶことも必要なのである。古い本を読んでみることで、なるほどと思うことも多くある。 ”

 僕は、本屋に行くのが好きである。
 いろいろな本が置いてあるし、それを手にとってパラパラと観ることができる。
 ジャンルもいっぱいあるし、興味のあるなしを別にしてちょっと観ることが出来る。
 一度、入ると何時間でも居られる。
 本屋さんにとっては迷惑かな?
 ただ、基本的には新しい本が置いてあるわけで、古い本はどうしてもなかったりする。 
 そんな時は、ブックオフ!
 新しい本をひととおり見て、買おうかどうか迷ったら、止めることにしている。
 なぜなら、案外、ブックオフにあったりするから。
 無くても、アマゾンで探すこともできるし・・・
 
 ある日、久々に釣りの本が気になり、紀伊国屋に行ってみていたら結構高い。
今日は止めておこうと本屋を出て、何気にブックオフによって見てみると・・・
 あるじゃないですか!しかも、60%OFFぐらいの価格で!
 こりゃ、買いだ!と購入して帰りました。
 まぁ、こんなこともあるわけで。

 本屋の楽しみ方に、普段読むことの無いコーナーに行ってみると案外、面白いものに出会えたりする。
 例えば、男性の僕ですが手芸の本を見てみると案外写真に凝った本に出会ったり、宗教の本とか見てみると「あれ?こんな人が書いている・・」なんてこともあったり。
 本屋には、いろいろな情報がいっぱいあるから、飽きることがない。
 時間があったら、是非とも普段見ることのない本を手にして見てみることをおすすめする。
 案外、「うわー、面白そう~♪」とか、「へーーーー!」なんて情報は転がっていたりする。
 なんてったって、ぺらぺら観るだけならタダですから・・・・

“たまには、違う本を読んでみると意外な回答が出てきたりする。やはり、航海と同じでいろいろな視点から見ることが大事である”


第35日目 ”遠くばかりを眺めていても、近くの異変に気づかなければ座礁する恐れあり!視線をたまには足元に落とすことも必要である。航海の落とし穴はそこにある。”

 広い視野を持つことは、とても大切なことである。
 そんなことはわかっていると言われそうだが、それはいろいろなことに当てはまる。
 
 例えば、自分のこと。
 自分の体のことはわかっている・・・だから、あまり自分の体の異変に目を向けない。
 歯が痛い時も、一次的に収まってしまったら忘れちゃう。
 そして、後になって虫歯がひどくなって、削りまくって被せられちゃう。
 心も同様で、自分は大丈夫と思って我慢し続けると結果的にストレスとなって暴発したりする。
 下手をすると、その後に落ち込んでいったりする。
 だから、たまには自分の体と心を見る必要がある。
 自分で見えることばかりではないから、自分以外にの人に見てもらうと気づくこともある。

 環境も同じである。
 自分の周りのことしか見えていないと、本当の状況は見えない。
 たまには自分を俯瞰してみる。
 つまり、少し客観的に自分を見る。
 できれば、これも他の人の視線で見てみる。
 すると意外と見えていなかったことに気づくのである。
 
 視点を変えることは、とても大切なこと。
 人のことは、客観的に見ているから気づくことは多い。
 「彼は、もうちょっとこうすればいいのに・・・」
 自分では気づかないことなのである。
 もちろん、何でも人に見てもらえばいいというわけではなく、人の意見にも耳を傾けたり、人の視点を参考にしたりするということ。
 相手の立場になって考えるとは、そういうことだと思う。
 だから、自分も人の視点や意見に目を向けよう。耳を傾けよう。
 どんどん、頼っていこう。
 頼りぱなしというわけにはいかないから、もちろん僕も他の人の目となり、耳となろう。
 お互いがお互いで、目となり耳となる。
 それがお互いの関係を強くすることになるし、人間の強さとなる。
 だから、どんどん頼りあえばいいんだと思う。
 ただ、頼るのではなく、頼り合える。
 人は、一人で強くなれるものではないだろうから・・・

“海を渡るときに、海を眺めていても人によって気づくことは違う。ある人は、潮を読み、ある人は海底の地形を読む。それらの人がいることが、航海を無事にすすめることが出来る要因の一つである。”


第36号日目 ”あれこれ考えたところで、論理だけでは船は動かない。クルーも動かない。人も船も、心が動けば動く力になる。感動や情熱が行動する力になる! ”

 理屈や論理で、物事は動かない。
 もちろん、理屈や論理も大事だが、これは根拠を探していたり、それを知ることで安心を求めたりするということ。
 動く原動力となるわけではないと思う。
 
 じゃぁ、何で動くのか?
 やはり、感動と情熱だと僕は思う。
 感動は、文字通り“心が感じるから、心が動く”。
 何かに感動する時、それは心が何かを感じとって、心が揺さぶられる時。
 心が揺さぶられることで、次の行動につながったりする。
 その行動につながる想いが情熱となる。
 情熱があれば、その情熱を伝えることで同じ想いの人を引き寄せる。
 するとさらに大きな情熱となって行動につながる。
 人は、本当は情熱が欲しい生き物じゃないかなと思う。
 
 僕がサラリーマンの時代にも、おそらく情熱が欲しかっただろうが、どこか「そうは言ってもなぁ・・・・」とあきらめていた。
 心の底では、やれることに熱くなりたいと思いつつも、その火を線香花火の残り火のように小さく小さくしていたと思う。
 ところが、出会う人たちのおかげで、いろいろなことに気づき、あきらめる必要なんてどこにもないということがわかった時、その火を大きくすることにした。
 出会う人やいろいろなところで、自分の想いを口にするようになった。
 すると、どんどんそれが僕の情熱となり、どんどん人も引き寄せることとなった。
 出会うことで刺激となり、新たな感動や情熱へとつながっていく。
 人はこうして動くエネルギーを持つんだということが、わかってきた。
 中には、「そんなこと言ってたら、だまされたりすることもあるだろうし、口だけの人だっているだろうし・・・」そう思う人もいるかもしれない。
 そうかもしれない。
 だが、それを恐れて関わろうとしないというのは、自分から感動を遠ざけることだと思うし、情熱を持つことにはつながらないと思う。
 だます人に出会ったとしても、それでその人を知ることができるわけだし、口だけの人だとわかっても、その人が分かることになるわけだし。
 これも、理屈や論理がわかることであると思う。
 
 出会いから相手を知り、お互いの感動や情熱につながるためには「構えない」ということが一番だと思う。
 構えないこと。これが一番簡単な秘訣だと思う。
 長くなりそうなので、次はその「構える」ということを書くことにしよう。

“船長がクルーたちに心を開かず構えていると、クルーたちをまとめることなんてできない。構えない船長だからこそ、クルーたちも船長を信頼できるのである。面舵、いっぱーい!”


第37日目 ”構えて船出ができなきゃ、もちろん航海にはならない。島がこっちに来てくれることはないのである。だから、自分から船を出し、島に向かうのである。 ”

 人は怖がりな生き物だから、構えてしまう。
 僕も以前はそうだった。
 相手は、どんな人だろう。
 僕をだまそうとしているでは。
 陥れようとしているのでは。
 利用しようとしているのでは。
 ただ、自分が構えたまま相手を知ろうとしても、相手も構えるから探り合いになってなかなか知ることができない。
 相手を知り、その出会いから感動や情熱へとつながるために、いちばん簡単なこと。
 
それは、「構えない」

 それができたら簡単だけど、出来ないから構えちゃうんだろ!
 正直、その通り!
 簡単なことだけど、とても勇気のいること。
 どうして勇気がいるのだろう。
 それは、自分を守りたいから。
 自分を信じていないから。
 だまされるかもしれない自分。
 陥れられてしまうかもしれない自分。
 利用されてしまう自分。
 そうなってしまうことを恐れている自分。
 だまされても、陥れられても、利用されても、自分が選んだこと。
 自己責任と言ってしまうと冷たい感じがするけど、人は自己責任の上で生きている。
 だから、自分が選ぶわけで、それを恐れてしまう。
 今、選ぶことでうまくいくか、うまくいかないか、全ては未来を築くこと。
 うまくいけば、いい未来を築けたことになるし、うまくいかないとしても、いい未来を築くための学習をしたと思えば、いずれはいい未来となる。
構えてしまうことは、自分のブレーキとなるだけである。
 もちろん、暴走するのは良くないかもしれないが、ブレーキを踏みながら、アクセルを踏むと壊れてしまう。
 進むためには、ブレーキを緩める必要があるわけである。
 ブレーキを緩めて、「構えない」ことで、次はアクセル踏むか踏まないかの選択が出来る。
 それが、自分自身の夢への道を進むことになる。
 それが、良い未来を築くことになる。

“これからの航路は、進んでいくことで見えてくる。だから、しっかりと航路の先を見つめ、見えてきたものをしっかり把握することが安全な航海となる。見ないことが一番の危険へとつながるのである。何事も前方確認!しっかり見据えて舵をとれ!”


第38日目 “航海を多く続ければ、出会いも多くなる。出会いが多くなれば、再会にもつながる。どんどん、寂しくなくなるし、楽しくなってくる! ”

 友人が主催した「カンタ!ティモール試写会&中村文昭・中岡瞳、広田菜津子監督のトークライブ」に参加した時のこと。
 会場には、たくさんの知り合いがいっぱいいた。
 サラリーマンを辞めて、いろいろなイベントや交流会に参加したことで人とのつながりが出来ていってると実感した。
 前に、中村文昭さんが言っていた「出会いは難しいことじゃない。二回目会うことが難しい」
 僕自身もそう思っていて、二回目でおー!っと言い合える関係が続いているんだと感じる。
 以前は、つながりを増やしたくて、いろいろなところに行っていたところもあるが、今は広げつつ、さらに深めている感じ。
 しかも、これらの人たちはうわべだけのお付き合いではないと確信している。

 出会った人たちに共通して言えること。
 「誰かのために、一生懸命になれる人たち」
 やはり、類は類を呼ぶ?
 そんな人たちが集まってきているなぁと感じる。
 映画の内容も、瞳ちゃんの「命どぅ宝 沖縄と戦争」のスライド・プレゼンテーションも、文昭さんの話も、全部、自分のことではない誰かのお話。
 それを一生懸命に伝えている。
 映画は、東ティモールが独立する時にインドネシアから受けた殺戮の話。
 ティモールの人たちは本当に凄惨な状況の中、報復を繰り返したわけではなく、平和とは何か、生きるとはなにか、殺しあうとは何かを捕虜のインドネシアの兵士たちに説いて開放を続けた。
 大地とのつながり、自然とのつながり、人間同士のつながり。
 誰かの欲のためではなく、みんなのため、僕たちのため、人類のため。
 日本も、戦後にここで戦争を間接的に続けていた事実もある。
 ひとりのティモールのミュージシャンが、きっかけでこの映画は出来た。
 そんな凄惨な状況は、極最近の話なのに歌を歌っている人たちや子達の笑顔は最高にキラキラしていた。
 とても、こころ打たれる映画で僕も文昭さん同様、応援していきたいと思った。
 そして、瞳ちゃんの沖縄の話。
 僕のルーツは、親が奄美の喜界島出身で、ここは特攻隊の中継基地だったそうな。
 それと沖縄とのつながりもあるので、心に刺さってくる。
 文昭さんが、「ティモールと沖縄は、どこか同じ感じを受ける・・」
 僕も同感だった。
 ティモールと沖縄、双方とも戦地となって大変なところなのに、今は底抜けに明るい!
 広田監督も、そのコントラストが注目するきっかけだったそうな。
 沖縄の話をしてくれた瞳ちゃんは、まだ19歳。
 なのに、ラスト・ジェネレーションということで、語り伝える人になりたいという信念を持つ、とーってもしっかりした子。
 こんな子たちが、日本を、世界を変えていけるんだと思う。
 もちろん、僕たちだって同じ。
 今回、映画と沖縄に触れて、もっともっと世界が知りたくなった。
 見えることばかりじゃなく、普段見えない、見ようとしていないことにも目を向けよう。
 そして、いろいろな視点から世界や日本をみて、行動を起こしていこう。
 もう政治家たちのせいにばかりしていられない。
 ティモールや沖縄の人たちのように、明るく元気に未来を作っていこう。
 不可能なことではない。あきらめることでもない。
 
 全てはできること!
 
 何かひとつでもいいから、動き始めよう!
 そう、心に決めました!
 
“奪い合うことや取り合うことをすることで、得られるものなど何もない。失うものばかりである。譲り合う、助け合う。これが、海の上でのルールである。”


第39日目 ”航海に出てから、「あれが無い。これが無い。」といっても、しょうがない。だって、海の上でそれを準備することは出来ないから。あるものでどうするか、何が出来るかをを考えることが必要である。 ”

 人生は、すべて足し算である。
 だから、“ない”がいっぱいだと引き算になってしまう。
 足りない。
 できない。
 使えない。
 知らない。
 わからない・・・・・
 
 足りなければ、足せばいい。
 出来ないなら、出来る方法を考えればいい。
 使えないなら、使える方法を考えればいい。
 わからないなら、知ればいい。

 “自分に何が足りないのか。”
 その段階で、マイナスから考えている。

 “何を足せばいいのか!”
 実は、言葉の力がそこにある。
 ついつい、口癖で言っていることが多いと思うが、「〇〇しないといけない。」
 “ない”が二つも入っている状態で、やる気になりますか?
 追い込むことでやる気になる人もいると思うが、大半の人は追い込まれることを嫌うと思う。
 すくなくとも、僕は嫌だ。
 
 「〇〇しないといけない。」関西弁でいうと、「〇〇せなあかん。」
 この言葉を、「〇〇したらいい!」とか「〇〇しよーっと!」とか意識して言葉を変えてみる。
 すると不思議なもので、重さがなくなる。
 一度、試してみるといい!
 「〇〇ない」「〇〇しなきゃいけない」を別の言葉に置き換える。
 追い込まれる気持ちが和らぎ、やる気になってくる。
 これを、言葉のポジティブ変換という。
 一人でこれをすることは、とても意識しつづけることが必要なのでもっと簡単な方法がある。
 それは、家族や周りの人を巻き込むこと。
 自分が、言ってしまったり、相手が言ったときに、指摘し合う。
「準備しなきゃいけない。」というと、「えー、準備しなきゃいけないの?」ってつっこみを入れるのである。
 すると言われた方が、「えっ、い、いやぁ、準備したいなぁ~♪」
 お互いに自然に笑いが発生する。
 家庭円満、友情円満、人間関係円満にできる。
 是非とも、お試しあれ!

“船の上で、批判や否定として指摘しあうとクルーとのいい関係は築けない。お互いにつっこみ合うことは、笑いを生みいい関係が築ける。笑いが力となる。”

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第40日目 ”ひとりで考えていても、元気にはなれない。好きなお酒を飲むだけでも、元気になるのは一瞬だ!航海において、元気になれること。それはクルーたちと夢や希望について語ること!これが一番。”

 元気になる方法。
 
 例えば好きなものを食べる。
 欲しいものを買う。
  温泉に行ってゆっくりする・・・・
 などなど、人それぞれだと思う。

 ただ、自分の欲望を満足させたり、リラックスや癒しを求めたりすることも、確かに元気になる方法だと思うが、それは一時的になれるもの。
 元気で居られる、居続けるには、誰かと関わりあうことが一番。
 誰かとおしゃべりするのも、関わりあうことだが、もう少し深いところでつながりあうことで元気の素となれると思う。
 つまりは、誰かと一緒に何かをすること。
 お互いの目指す方向が同じであれば、ともにエネルギーを高め合える。
 だからこそ、仲間を持つことは大切なこと。
 一人でできることもあるが、仲間がいることで安心や協力をもらえる。
 トラブルすら、その後に共に乗り切ったという経験で、人生のネタになって語ることができる。
 ただし、単なるつながっているだけでは元気の素にはならない。
 お互いを知り、一緒に目標に向かうためには、とても大切なことがある。

 それは、「語ること」

 いつも受身で、相手の話を聴くばかりでは、その相手は依存されていると感じてしまう。
 自分の意見なく誰かについていくことは、仲間ではないと思う。
 仲間とは、お互いの考えを尊重しあう関係。
 だから、自分の考えを持っているということは大事なこと。
 それをお互いに語り合うことで、仲間としての関係が築けると思う。
 語ること、そしてそれを聴くこと。
 これが、仲間を作り、強い関係を築く方法である。
 そして、元気になる秘訣である。
 だから、大いに語り合おう!
 だから、大いに聴いてみよう!
 それが、お互いの人間力を高める力となり、元気の素となる!

“海の上では、クルー同士が信じあうことが大切。そのためにも、お互いを知る必要がある。大いに語り合え!自分の想いを人に伝えろ!そして、それを聴け!それが、人生の航海の成功を作る!”


第41日目 ”ライバルだ、敵だと思っていた相手が意外と協力者だったりする。海の上で競争することもあるが、何かがあった時には、必ず助け合える。それは、同じ波を乗り越えているから・・・ ”

 テレビで、ある菌の話をしていた。
 それは、菌根菌という菌の話だった。
 菌は、いままで根っこにくっついて、養分を吸い取る邪魔者と思われていた。
 ところが、その菌がいることで植物の成長を助けていることがわかった。
 共生しているどころか、成長を助けているらしい。
 菌は、養分と酸素をもらい、植物はリン酸とカリウムをもらう。
 お互いの成長を助けているなんて、すばらしい関係だなと感じた。
 生きるために、共生しあう話はよく聞くが、成長を助け合うなんてすばらしい。
 そう思ったとき、実は敵だライバルだと思っていること自体、本当にそうなのかと疑問に思った。

 人間同士もそう。
 あれは敵だ!ライバルだ!
 本当に、そうなのか?
 もしかすると同じ波を超えている仲間なのかもしれない。
 仲間と仲良くするというばかりではなく、お互いにライバルでも進めていけることで助け合える関係になっているのかもしれない。
 敵視するばかりではなく、観察してみることも必要なのかもしれない。
 本当はどうなんだろう。
 どう想い、どう感じているのだろう。
 目を背けるのではなく、相手に少し目を向ける。
 観察してみる。
 すると、実は助け合っていると気づくかも。
 敵だと思うこと自体が、自分を敵にすることだと思う。

 先日見た、「カンタ!ティモール」
 インドネシアからしたら、東ティモールは敵だった。
 だから、東ティモールの人々に残虐な行為を行った。
 しかし、東ティモールからみたら、インドネシアは敵と思っていなかった。
 人間であることを信じていた。
 だから、インドネシアの捕虜に対して、「人間とは?平和とは?愛とは?」それを伝えて武器を取り上げ、開放した。
 インドネシアの兵士たちが、覚醒剤などで人間性を失っているにも関わらず、ずっと平和的に開放した。
 独立までの24年、その行動を続けた。
 そんなにかかってまでと思うかもしれない。
 僕はその行動が、世論を動かし、独立につながったと思う。
 人口が1/3になろうとも独立できたのは、その行動があったからだと思う。
 ただただ、敵視してぶつかっていたら、今頃東ティモールの人たちは絶滅していただろう。
 僕も、一方的に敵と決め付けるのではなく、観察してみることを大事にしていこう。
 周りをしっかりと観察していこう。

“競争相手であっても、同じ危機に直面したら、助け合うことも必要。ライバルの船でも、情報を渡しあうことで未来も平和的に競争できるのだから”


第42日目 ”知らない港についたら、まずすることがある。それは、港の人たちに笑顔で挨拶すること!そうすることで、次に訪れると「久しぶりー!」となれるのである。”

 笑顔は力なり!
 子供が笑顔で近寄ってくるだけで、もう何でもしてあげたくなる。
 赤ちゃんの笑顔をみて怒る人はいない。
 大人だって一緒!
 自然に笑顔が出来る人には、魅力を感じるものである。
 笑顔の顔を、向けられると自然と笑顔になる。
 笑顔は、伝染する。
 ところが、最近笑顔になれない人が増えている。
 大人も子供も同じ。
 子供たちが笑顔になれないのは、正直大人のせいだと思う。
 なぜなら、子供は大人の影響を大きく受けるものだから。
 周りの大人たちが、いつも笑顔でいること。
 これが子供たちの笑顔につながる。

 じゃぁ、大人が笑顔になれないのは・・・
 大人同士の影響もあるし、自分でその環境をつくるのである。
 仕事で厳しい顔をし続けると、どんどん表情筋が固まっていく。
 笑顔は、緩んだ顔でもあり、表情筋を動かす顔でもある。
 つまり、厳しい顔や表情が乏しい顔は、顔の筋肉の運動不足。
 だから、笑うことや笑顔を作ることは顔の筋肉を鍛えるとにつながる。
 顔のアンチ・エイジングとなるのである。
 そのために有効的なのが、笑顔のトレーニングとラフターヨガ。
 是非とも体験してほしいものである。

 次に、挨拶!
 「あざーす!」でも、「ちゃーす!」でもいい!
 大事なことは、相手の顔を見て、目を見て、笑顔で大きく挨拶をする。
 逆に、顔も見ずに、目を見ずに挨拶。
 これでは、挨拶とは呼べない・・・
 お店でも、レジでお金を払う時に下向いて「ありがとうございました・・・」って言われて何も感じないが、ちゃんとこっちを見た上で「ありがとうございました!」と笑顔で言われたらどうだろう。
 悪い気はしないし、いい気分になってまた来ようと思うのでは?
 人間関係をしっかりと築くには、最初が肝心!

 笑顔と挨拶!

 まじめな青年が無表情で「おはようございます!」と挨拶されるより、やんちゃなヤツがニコニコして「おはよーっす!」って挨拶するほうが、かわいく思えたりするものである。

“やんちゃな海の日焼けした顔でも、にこっとしながら挨拶すれば、また会いたいと思わせる。これが、海の男の魅力なのである。”


第43日目 ”航海を楽しむこと。これが一番の秘訣。荒波も大波も楽しむことで、乗り越えられる! ”

 久々に、ミスター・ビーンを観た。
 あのビーンの能天気さは、楽しんでるなぁと感じる。
 あまりに自己中心的で、わがままなところもあるが、とことん楽しんでるなぁと感じる。
 決して裕福ではないし、どちらかというと貧しいイギリス人なんだが、とことん楽しんでいる。
 やっぱり、人生は楽しんだもの勝ちだなぁと思う。
 
 今を楽しむということもあるが、将来に向けて楽しむ。
 今だけを楽しむということは、その先を楽しんでいないことにもなるから、楽しみが途切れていることになる。
 今だけを楽しむは、ワクワクにはならない。
 ワクワクは、その先があるから。
 だから未来に向けてワクワクと楽しむ。
 すると継続して楽しめる。
 これが一番だと思う。

 サラリーマン時代は、しんどいこと、苦しいことは人生にとって当然のことと思っていた。
 ワクワクなんてないと思っていた。
 だから、しんどいことや苦しいことを乗り越える根性や努力が必要なんだと思っていた。
 無理やり、そう思っていた。
 今は、それが違うことだとわかった。
 しんどいことも苦しいことも未来につづくワクワクがあれば、楽しむことも可能なのである。
 山を登ることやマラソンと通じるかも。
 苦しい思いをして、しんどい思いをして、頂上やゴールを目指す。
 そこに行くことが目的ではない。
 そこに行って、やったー!という感覚を楽しむために向かう。
 つまり、そこにはワクワクがあるから。
 今はしんどいけど、頂上に着いたら嬉しいだろうなぁ。景色はすごいだろうなぁ。
 ゴールしたら、達成感があるだろうなぁ。
 みんなが祝福してくれるだろうなぁ。
 
 今だけをみて、根性だ、努力だといって進むと、余分な力を使う。
 疲れてしまう。
 いや、疲れを感じてしまう。
 
 ところが、その先を見て、絶対行ってやる、到達してやるという思いだと疲れても「はぁ、疲れたー♪」と笑顔で言える。
 これは、達成感なのである。
 だから、しんどい時こそ、苦しいときこそ、力を一旦抜いてみて、その先をイメージする。
 これが終わったら嬉しいだろうなぁ・・・楽しいだろうなぁ・・・
 その時には、こんなことしようかな・・・あんなことも出来るかも・・
 これが、乗り越える力になる。

 実は、この先を見るというのはすごい力を持っている。
 実験が出来るから試してみるといい。
 腕を横に水平に伸ばして、曲げないぞーっと思って力を入れる。
 その手を、他の人が力をいれて曲げてみる。
 今度は、曲げないぞーと思うのではなく、手の先にあるものを指差して先にあるものを見続ける。
 同じように曲げてもらう。
 するとどうだろう。
 曲げないぞーと思ったときより、先を指差し見続けるほうが曲がりにくいと感じる。
 これは、簡単にできるのでお試しを。

 人の身体も、先に目を向けることで強さが変わったりする。
 だから、先を見てワクワクを楽しむことが人生を力強く、豊かにするといえる。

“航海の途中、へとへとになっても、島が見えてきたとき、あと一息となったとき、力がわいてくる。みなぎってくる。さぁ、島はすぐそこだ!帆を張れ、舵をとれー!”


第44日目 ”物々交換の頃は、いろいろなものを積むことが航海には必要だったが、今は貨幣を持つことが必要である。だから長い航海をする時には大きなお金を持つ必要がある。このお金のことをしっかり、認識しておくことも航海に必要な知識である。 ”

 お金を稼ぐ。
 人が生活するためには必要なこと。
 ところが、生活するために必要なこととわかっていながら、お金を稼ぐことを学校では教えてくれない。
 ましてや、稼ぐことはまるで悪いことのような扱いまである。
 人をだましたり、自分ひとりの贅沢のために稼ぐことは決して良いことではない。
 だが、まじめにしっかりと稼ぐことを知ることで、出来ることが増えるわけだし、人生を豊かにすることが出来る。
 人生を豊かにするといっても、お金持ちになって湯水のようにお金を使うことではない。
 稼いだお金を使って、いろいろな人や世界に役立つことができる。
 すると感謝し合える状態が出来る。
 これが、豊かな人生ではないだろうか。
 だからこそ、お金を稼ぐということはとても大切な意識だと思う。

 日本人は、厳かで優しい民族だと思う。
 だから、大きく何かをするよりも、つつましく生きることが日本人らしさといえるかもしれない。
 だからコツコツ働いて、コツコツ貯めなさいというのが、僕らの親世代からの教えだった。
 だが、どうだろう。
 今の時代、コツコツ働いても生活するのがいっぱいいっぱいではないだろうか?
 夫婦共働きで、ヒーヒーいいながら生きていないだろうか?
 銀行にお金を貯めるために、日々の生活を削ったり、逆に生活のために貯金ができないなんて状態ではないだろうか?
 食べるため、生きるために今の仕事をしている“だけ”になっていないだろうか?
 こんな状態で、人の役に立ちたい、世界をよくしたいと思っても、「どだい無理!」なんて思えてしまうのではないだろうか?
 もちろん、仕事をしてお金をもらうことで稼ぐということが、当然のことではあるが、それだけだと自分の夢や希望に近づくことはできない。
 だから、あきらめる。
 「夢は夢。希望はあくまでも希望であって、予定ではない。」
 いや、そうではない。
 夢を叶えることは可能なのである。
 希望を予定に変えることも可能なのである。
 それは、あきらめないこと。
 そして、いろいろな知識をつけること。
 そのためにも、是非ともお金について学んで欲しい。
 “稼ぐ”ということを、今一度考えて欲しい。

 今の状態でいっぱいいっぱいと言って、考えることを拒否してしまうのは、自分で幅を狭めていることになる。
 知ることは、誰にでもできるのである。
 知るチャンスはいっぱいあるのである。
 それを選択するのか、しないのか。ただ、それだけである。
 知らなくて損することはあっても、知って損することはないのである。
 お金についていろいろと知ることで、選択の幅が拡がる。
 人に薦められるまま契約したり、よくわからないまま儲けようとするとだまされたりする。
 知らないからだまされる。
 だまされない方法を知っていると、だまされない。
 だまされない方法は、実はいっぱいあるのである。
 ただ警戒しているだけでは何もできないし、結局守れているわけではない。
 
 世の中、何が起こるかわからない。
 だからこそ、自分が知識をしっかり持ち、自分が夢や希望に向かって稼ぎ、動くことが必要である。
 大人たちがそう動くこと。
 それが、次の世代の子供たちにとっても、一番の教育となると思う。

“これだけしかない。そう思っているだけでは、航海をすすめられない。まだ、これだけある。これで何とかしよう!やってみよう!それが航海を進めるコツ!”


第45日目 ”航海中、働いては寝て、寝ては働いてだけでは、心が参ってしまう。そこで手軽に楽しめる音楽は、とても癒しのツールとなる。 ”

 音は、脳を活性化させる。

 ある本で読んだことだが、5感(視覚、聴覚、体感覚、味覚、臭覚)のうち、聴覚が一番、脳を動かしているらしい。
 聴覚が他の感覚と違うところ。
 それは、選択できること。
 他の感覚は全て、入ってくるものを受け止めるもの。
 視覚も観るところを選択できるといえば出来るが、それは目を向ける、焦点を合わせると言った筋肉の動きで調整している。
 ところが、聴覚は入ってくる全ての音から、脳がどれを聴くのかを選択してる。
 音楽を聴いていても、ボーカルに集中したり、ギターに集中したり、ピアノに集中したり・・・・
 だから、音は脳が活発に動いている状態と言える。
 他の感覚を表現することは、わりとイメージしやすいが音のイメージを伝えることはとても難しい。
 音を楽しむことは、脳を活性化させること!
 だから音楽を聴く、演奏する、聴いたものを人に伝えるというのは、とても脳にいいことである。
 聴く音楽によって、癒されたり、元気になったり、スッキリしたり・・・・・
 脳と心はつながっているから、脳が元気になることは心を元気にすること。
 心の元気が、身体の元気につながっていく。
 音楽を楽しむことが、心と身体の元気につながっていくのである。
 もちろん、歌うこともいいことである。
 歌を上手く歌うこと。
 それは決してテクニックのことではなく、想いを伝えるということ。
 ビブラートが出来る、強弱がつけられる、音程に狂いがない。
 そんなテクニックもあると良いかもしれないが、その歌に込められる想いが表現されたとき、人の感動につながるんだと思う。
 感動が共有できたとき、お互いに想いを共有できるのではと思う。
 お互いに楽しみ合えているのではと思う。
 それが、一緒に動くエネルギーとなる。

“昨日の夜、歌を歌い、語り合い、楽しい時間をすごした。それが、翌日の航海のエネルギーとなっている。疲れたときは、歌い会おう、語り合おう!”


第46日目 ”航海において、クルーとコミュニケーションをとるのも言葉。他の国や港の人たちと交わすのも言葉。言葉はとても重要なものである。 ”

 言葉はとても重要なもの。

 特に日本語には、文字としても漢字とひらがなとカタカナがあるし、使い方にも尊敬語、謙譲語、丁寧語など関わりによっても変わってくる。
 それらを使い分ける能力も必要だとは思うが、上手く使えるだけでは意味がない。
 やはり、そこには非言語、すなわち言葉だけではないものが必要となる。
 そのベースになることは、相手に想いを伝えるということ。
 想いを伝えるために、
 目で語る。
 身振り手振りを加える。
 声の強さを変える。
 声のスピードを変える。
 これは歌と通じるところである。
 
 次に大事なポイント。
 それは言葉の使い方。
 尊敬語や丁寧語、謙譲語などいろいろあるが、これらはどう使うかではなく、相手をどう想うかだと思う。
 相手を尊敬している、承認している、大事に想うのであれば、それを想いながら言葉を使う。
 どれが正しい言葉かどうかではなく、どれだけ相手を尊敬、尊重、大事に想えるか。
 すると、普通に使うと失礼な言葉も、失礼ではなくなる。
 仮に失礼な言葉であっても、想いが伝わっていたら相手にも受け止める余裕ができるものである。

 想いを込めず、口先だけの言葉だから、ちょっとしたことが引っかかってしまう。
 だからその言葉が変だーというところに注目してしまう。
 想いを伝える。
 ここがとても重要なポイントである。
 言葉にはエネルギーが詰まっている。
 だから使う言葉によってエネルギーが変わってくる。
 できるだけポジティブな言葉を使ってみよう。
 すると、それだけでネガティブになりにくくする。

 よくスポーツの世界で言われることで、「失敗しないようにがんばります!」っていうと、失敗を引き寄せてしまうし、それ以上に成果をだすことができない。
 「優勝して、両親に感謝の言葉をいいたいです」っていうと、先を見ているから、それ以上の成果が期待できるし、失敗したとしてもひっかかることは少ない。
 「壁にぶつからないように・・・」を「壁をよけていこう!」
 「卵を壊さないように・・・」を「卵をうまく持っていこう」
 人は、「○○してはいけません!」と言われると「・・・いけません」より、○○が頭に残ってしまうので、やりたくなってしまう。
 だから言い換えることで、変わってくる。
 「赤信号は、渡ってはいけません」より、「赤信号は止まりましょう!」
 「忘れないように持ってきてください。」より、「必ず持ってきてください。」
 ほかにもいっぱいあるが、実はこれが人のモチベーションにも影響する。
 だから、相手を想って言葉を使うことは大事なのである。

“お互いに励ましあうことで、クルー同士が力を合わせることができる。これが航海を楽しく、安全にする方法でもある。”


第47日目 ”恐怖は、誰にでもあるもの。夜の暗闇の海の上を走るとき、島一つ見えない大海の中に居る時、嵐がやってくる時。恐怖は背を向けると襲ってくるが、見つめると恐怖で無くなることがある。しっかりと対峙することが大事である。”

 誰にも怖いものがある。

 犬が怖い。
 蛇が怖い。
 サメが怖い。
 人が怖い。
 人前が怖い。
 雷が怖い。
 見られるのが怖い。
 事故が怖い。
 大声が怖い。
 相手にされないことが怖い。
 お金がないことが怖い。
 宇宙人が怖い。
 悪魔が怖い。
 機械が怖い。
 死が怖い。
 病気が怖い。
 火が怖い。
 電気が怖い。
 孤独が怖い。
 ・・・・・・

 思わず、怖がってしまい背を向けてしまう。
 つまり、避けてくれるのを待ってしまう。
 目を背けることや背中を向けることは、じつは隙を与えることになる。
 “相手”は、あなたが怖がっているいることを知っている。
 だから、観察されいるのだ。
 背を向けると「しめしめ!」と寄ってくるのである。

 山でサルに出会ったとき、女性のほうが襲われやすい。
 なぜなら、女性は身をすくめて小さくなってしまうから。
 ましてや怖くなって背中を向けた時に、襲ってきて手荷物とか盗られてしまう。
 これは全てにおいて言えること。
 サメだって、人だって、お金だって、自然だって、国だって・・・
 でも、これらの恐怖のほとんどが向き合うことやよく観ることで、対応できることなのである。
 まずは、目を向けて、相手をしっかりと観ること。
 見るではなく、観る。
 つまり観察すること。
 恐怖を与えるものは、あなたを観察しているわけだから、こちらも観察する。
 すると、意外と怖がることではないということに気づいたり、避ける方法を見つけたり、相手が逃げたりするものである。

 さっきのサルの例だって、襲われない方法はある。
 それは、サルに向かって顔を向け、手を大きく広げること!
 たったこれだけで、サルは襲えなくなる。
 だから、相手から目を離さず、観察する。
 怖いと思うときこそ、対峙することが大事である。
 恐怖と向き合った時、ヒントは見えてくる。
 
 これは実は映画のセオリーでもあり、だいたいはこのパターン。
 襲いくるものから逃げている前半。
 襲いくるものを見つめる中盤。
 襲いくるものと戦う後半。
 映画にはいろいろなヒントが隠れているんだと思う。

 子供のころには親や大人たちが守ってくれることもあるが、大人になったら守る側なったり、自分で解決する必要があったり。
 恐怖とは、恐れるものに襲いかかるものなのである。
 恐れず、向き合い、観察しよう。
 それが恐怖に対する一番の対処法なのである。

“海上で雲を見ていると、次第に嵐が近寄ってくることがわかる。どんな風が吹くのか、どんな波がくるのか、観ていることで予測ができる。予測できることで、恐怖を乗り切ることができる。”


第48日目 ”目的地に着いたら、何をしようかな。まずは、土地の美味しいもの食べて、ビーチでゆっくりするのもいいなぁ。そう考えると力もわいてくる。帆を張る力も強くなる。”

 イメージすることは、とてもいいことである。
 いい事どころではなく、元気の源、成功の源である。
 引き寄せの法則でもあるが、いいイメージはいいものを引き寄せる。
 逆に悪いイメージは、悪いものを引き寄せる。

 正のスパイラルと負のスパイラル。

 引き寄せの法則(本)では、“ボルテックス”(渦)と表現されているが、このスパイラルがワナにもチャンスにもなる。
 頭の中で、「今日はいい出会いがある!とても楽しい日になる!」とイメージをすると、いい顔になり、いい雰囲気になり、人を引き寄せる。
 そして、いいことがいいことを引き寄せて連鎖していく。
 幸せが幸せを呼び、幸せであり続ける。
 いいイメージが、チャンスを呼ぶのである。
 これが、正のスパイラル。
 えー!そんなことはないよ~と思うかもしれない。
 でも、負のスパイラルで考えると実感する人もいるかも。
 「なんか、嫌なことが起きそう。あれもしなきゃいけない。これも・・・もう嫌だ!」
 そう思う日、つまりそうイメージすることは、次の嫌なことを引き寄せる。
 嫌なことがあると、「これ以上、嫌なことが起きなきゃいいけど・・」とイメージしてまた嫌なことを引き寄せる。
 「今日は散々な一日だった。」なんていう経験は誰しもあることではないだろうか?
 不安が不安を呼び、不幸と思うことが不幸を引き寄せる。
 なんて、私の人生は不幸なんだろう。
 そう過去を振り返ってしまうことが、未来も不幸にする。
 これがワナである。
 
 実は、脳はネガティブなことを受け取りやすく、考えやすいように出来ている。
 これは、身を守るためのリスクヘッジとして機能しているから。
 だからポジティブでいこうとか、ポジティブ・シンキングでとか、自分から思わないとネガティブになりやすいものである。

 じゃぁ、どうすれば正のスパイラル、幸せのスパイラルに入れるのか。

 まずは“笑顔になる”こと!

 これは誰にでもできること。
 笑顔でいる状態をつくることは、幸せになるスイッチを入れることになる。だって、嫌な顔をしている人の傍に近寄りたいとは思わないから。

 そして、“笑う。”

 笑いながら嫌なことは考えられないから。
 笑えることを探す。

 “そしていいことがおきそうとか、いいことがおきるとイメージする。”

 イメージしたら、まずはイメージできた自分に感謝しよう。
 そして周りの人に感謝しよう。

 この感謝は、いいイメージを膨らませて、引き寄せを強くする効果がある。
 どんどんいいイメージをしよう!
 すると不思議といいものが近寄ってくるし、どんどん笑顔になってどんどん元気もわいてくる。

 ただ、ここでブレーキをかけるものも存在する。
 それは、幸せのショートカットをもとめること。
 これだけやればいいの?とか何からすれば?とか、どんだけすれば?とか、近道を探し出そうとすると、それはもう自分のイメージでは無くなる。
 自分の世界で、自由に、嬉しいこと、楽しいこと、気持ちいいことをどんどんイメージすればいい。
 そこはあなたの世界だがら、“ねばならない!”は存在しない。
 “ない”という言葉自体が、ネガティブを引き寄せるものだから。
 だから、僕も今日のいいイメージを書こう!
 「おー!今日はキャッシュフローゲームの日。楽しんでこよーっと!きっといいことがおきるぞ!」

“いい天気だ!今日はいい航海になるぞ!と思う日は、とてもいい航海になる。何もおきない時も、おきないことがいい航海という意味になる。そんな時は、いい航海をしている俺に感謝!クルーに感謝!お日様に感謝!海に感謝!これが、さらにいい航海にしてくれる!”


第49日目 ”過去の経験を活かすことはとてもいい事ではあるが、過去の嫌な思い出に捉われることはいい事ではない。航海も過ぎたことよりも、これからの航路のことを考えていけばおのずといい航海となる! ”


 現在、過去、未来。

 どこにこだわるのか?
 嫌なことは、過ぎたことなので過去になる。
 楽しんでいる状態は、今このときなので現在である。
 これからをイメージしていることは、先のことなので未来となる。
 
 過去にこだわる。
 これは振り返るだけとか、経験を活かすということならばいいものであるが「こんな嫌なことがあった、こんな不幸なことがあった」ということにこだわると負のエネルギーとなり、気持ちも下がり、気力も弱っていく。
 精神的にしんどい状態を作ってしまう。

 現在にこだわる。
 今を楽しむのはいいことであるが、今を楽しめないならいいことではなくなる。
 特に過去の引きずられて今を見ると、「あー、やっぱり・・・」とか「自分はこんな運命・・・」なんて今を楽しむことができなくなる。

 未来にこだわる。
 未来へのこだわりもいいものと悪いものがある。
 明るい楽しい未来がイメージできるならいいが、これから不幸がくるとか幸せになんかなれないとか思い始めるといいことではない。
 
 じゃ、どうこだわればいいか?

 それは、過去に過ぎたことは“ネタ”、今を楽しみ、未来を楽しく明るく想像する。
 これが一番!
 未来は誰にも決められないし、自分以外に作ることはできない。
 例え、誰かに仕組まれたとしても、それは仕組まれる理由があるから。
 そもそも、普通に生きていて仕組まれることなんてそうない!
 だって、ほとんどは自分で選択できるものだから。
 やってきた未来に対しても、「そうきたかー!んじゃ、こうしてみよう!」と向かうのか、「ほら、やっぱり。結局こうなるやなぁ。」と受け取るのかで大きく変わる。
 「ほら、やっぱり・・・」というのは、たまたま過去にあった嫌なことにつながっただけだったり、そうなることがわかりながら違う道を選択しなかっただけなのである。
 
 だから、過去はネタ!
 今起きたことも、過去にはネタにできるし、ネタにするということは今を楽しめるということにつながるから。
 今を楽しむと未来を明るくイメージすることもできる!
 「今は楽しいでけど、この後嫌なことが起きるはず・・・・」 
 そう思った段階で、悪いことを引き寄せて、「ほら、やっぱり・・・」になる。
 全ては、自分でそうしているのである。
 だから、ネタを作って楽しんで、いい未来にイメージを持つ!
 これが一番!!

“帆が破れた!マストが折れた!その時は大変だけど、後になれば話のネタ!その話で盛り上がれる!起きることは起きるのだから、ウジウジ考えるのは止めよう!長い航海、くよくよしても船はすすんでいくものだから!”

画像5

第50日目 ”航海中に起こる事故の多くは思い込みが原因。ちゃんとした‘つもり’。今まではこうだった。これでいけるはず。こういった思い込みが危機を招く。思い込みから考えず、常に視点を変えてみることが重要である。”


 思い込みはいっぱいある。

 例えば、“歳をとると覚えが悪くなる。”
 よく聞く言葉だが、実際には脳の記憶力は落ちないらしい。
 脳の記憶力は落ちないが、引き出す能力はほっとくと落ちていく。
 だから、記憶が落ちるのではなく、引っ張り出したいという思いが減るとその能力が落ちていく。
 記憶力を落とさず上げる方法は、まず歳をとると覚えが悪くなると思わないことである。
 つまり思い込みがブレーキをかけるということ。
 自分には出来ない。
 やったことがないから無理。
 もちろん、経験に裏打ちされた知識も大事ではあるが、全てがそれに収まるものではない。

 本の内容についてもそうである。
 大尊敬する吉田松陰先生の言葉にこんな言葉がある。

 志をもってたてて、万事の源となす。
 書をもってたてて、聖賢の教えをかんがう。

 “全ての物事に志が必要である。本を読んでも聖人、賢人の教えを鵜呑みにせず、しっかりと考えて自分のものにする。”という意味である。
 つまり、聖人や賢人が書いていることを決して鵜呑みにせず、自分の中でしっかり考えて知識とするということ。
 だから松陰先生は、知識欲だけでなく、学んだところからいろいろと考えるため、日本中を旅したのである。

 もちろん、いい思い込みであれば活用できる。
 「絶対出来る」「必ずうまく行く!」
 そう思い込むことは、自身となり活力となる。
 思い込みは使い方次第ということ。
 過去にこだわって思い込むことではなく、未来に向かって思い込む。
 これは、上手くいく秘訣かも。
 
 人に対しても、そういえる。
 「アイツにはできないだろう。」「あいつは知らないはず。」
 決定的な根拠があるのであればしょうがないが、そうでないなら思い込みである。
 思い込みではなく、視野を広げて視点をかえてみてみるということが大事である。
 それが、ブレーキをはずすということになる。

“思い込まずにしっかり確認!錨がしっかり上がっていないと船は出発できない。帆をしっかりと脹れないと船は進まない。”



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