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バレエ感想「ピーターパン」ホワイトバレエスタジオ

ホワイトバレエスタジオ「ピーターパン」を見に行ってきました。
発表会は3部構成で、1部が子ども中心のスクール小品集、2部がピーターパン、3部がバレエコンサートという形でした。踊る前に出演者のアナウンスもあってとても分かりやすかったです😊

ちなみに第1部でめっちゃ可愛かったのが「狼と赤ずきん」で、自分の子ども時代にこんな演目があったら楽しかっただろうなと思いました。

第2部の主演ピーターパン役は東京シティバレエ団でソリストとして活躍する林高弘さんで、にこやかで、感じが良さそうで、爽やかなピーターパンそのもので素敵でした。ちなみにシティからは本間響さんも出演されていて、ピーターパンの影役を踊ったり、インディアンを踊ったり、大忙し!

フック船長は新国立劇場バレエ団で活躍する趙 載範さんが成り切り、悪い顔になったり、ワニに叫び声を上げたり、強烈なキャラでした😂
フック船長のお付きであるスミーは菊岡優舞さんが踊ったのですが、新国の公演でも毎回観客を楽しませてくれるアニメのようなコメディアンぶりがパワーアップしていて、10月の眠りがさらに楽しみになりました。
そしてまさかの渡辺拓朗さんがチクタクワニ役で、ほふく前進が中心でほぼ踊らず「なんて贅沢な拓朗さんの使い方だろう」とビックリ。最後のワニのタンゴは素敵でした🌹

ワニの中に拓朗さん!

実はこの日は別公演を見に行く気満々でチケットを買っていましたが、清水裕三郎さんのお名前を出演者リストに見かけて即変更!見にきて良かった!
裕三郎さんがお父さんを演じた時の怒りに肩が震える様子がとても印象的で、演技がずば抜けて上手でした。またすぐに裕三郎さんを見れますように😊

子ども向けの演目ということもあって、子どもの出番も多くて、構成がよく考えられており、客席にキャストが出てきた時は大盛り上がりでした。

ちなみに本間響さんも子どもの扱いがとても上手で、子どもが帽子を落とすアクシデントにもうまく対応していてさすがだなと思いました。インディアン達による「太鼓の踊り」では太鼓を持って激しく踊っていて、色々こなしていて凄いなと😲

さて、今回は新国立劇場バレエ団から多数のゲストが出演し、中でも佐野和輝さんと樋口響さんによる飲んだくれ海賊がとても良かったです🍻🍷🍾
特に樋口さんはもう出だしからずっと飲んでいて、ウォッカ何本開けるんだって感じでした。昼寝から起きた佐野さんも飲みっぷりがあまりに良くて、全然演技に見えなかったので2人ともかなり酒好きかもしれないと思いました😂(お2人の踊りが大好きなので、死なない程度に飲んでほしいです)

ちなみにこの2人は飲んでるだけでなく、高速グランピルエットで客席を沸かせるなど見せ場も多くて、楽しかったです。
プログラムによると樋口さんは🇺🇸ジョフリーバレエやタルサバレエでも活躍された方だと知りビックリ!こんなに回転が得意な方とは知らず、ぜひ新国の公演でもっと回る樋口さんを見たいと思いました。(もちろん佐野さんも💕)

ちなみに海賊役は飲みまくってた佐野和輝さん、樋口響さん以外にも小川尚宏さん、小野田陽斗さん、西一義さん、森本晃介さんが出演するという超豪華キャスト!髭やら傷やら顔に描きまくっていた他の海賊達に比べ、小川さんと西さんはツルンとしていて身綺麗で、まるでバルボッサの大群の中にいるオーランド・ブルームのようでした✨
海賊達の踊りが最高で初台にいるようでしたし、新国の夏の子ども公演ではぜひこの「ピーターパン」をやってほしいと思いました。

6名の海賊💕

シティや新国のプロバレエダンサーによる迫力ある踊りが魅力的だっただけでなく、出演している子ども達が本当に楽しそうだったことが印象に残りました。舞台のクオリティを上げるだけでなく、プロと子ども達が一緒に踊ることで次世代のシティ/新国ファンを作っているなと感じました。さすがです👏

ピーターパンの陣地から海賊達が子供達をさらうシーン。全員めちゃくちゃ楽しそうでした😊

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