星野

終わりが全てじゃないでしょ

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  • 留学記🇮🇹

    イタリアのことを考えながら書いた文章ならばそれはなんであれ留学記

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はじめに

私のことについて少し書こうと思います。 今更ですが。 名前は星野。星野源が好きなので、星野源になりたいので。 熱狂的に好きなアーティストは米津玄師。 好きなアイドルはSixTONES。 好きな食べ物はひつまぶし。名古屋には縁もゆかりも無い育ちですが、ひつまぶしは確実に世界でいちばん美味い。 今はイタリアに留学している、高校2年生。 夏休みの宿題は最後の1週間で泣きながら終わらせたことしかないし、ラジオ体操は3日しか行かなかったし、スマホで飼うクラゲも秒で殺す私なので、n

    • またな青春

      卒業旅行、ユニバ、2泊3日。 さいこーーーーーーーに楽しかったよ、ありがとう青春。 中高6年間彼氏できず部活に打ち込むこともなく、憧れの先輩も懐いてくれる後輩もいなかったけど、私には最高の仲間がいた。前でもなく後ろでもなく、ただずっと横で肩を組んでくれる友達がいた、そんな6年。この6年に青春という箔が押されるならば、なんと愛おしいことだろう。 旅行の最後、改札で、ひとりが泣いた。つられてみんな泣いた。 終わりたくない、ただそれだけの涙。小説や映画のようなずっと綺麗で美しい日

      • 人1人も救えない

        さっきフードコートで粗品のユーチューブ見ながら時間潰してたら、横にいたおじいちゃんに医務室の場所聞かれて、でも医務室なくて、私どうすれば良いのかも分からずおじいちゃんもじゃあしばらくここで休みますって言って机に突っ伏しちゃった。 心配だったけど、私が何かしてあげるという思考が全くなくて、ああ具合悪いんだな、くらいでまたイヤホンしてユーチューブ見てた。  小柄な優しそうなおばさんが急に「横の人大丈夫?」って私に尋ねてきて、私はさっきあったことを伝えた。おばちゃんが「病院連れて

        • わはー㊗️

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          バイバイ、みんな

          3月1日は卒業式でした。 留学したので今は一つ下の学年に入ってるけど、中高時代の五年間を共にしたみんなが卒業していくのは、私の半分がなくなっていくような気持ち。 卒業式の一週間前、お花屋さんでお花を注文した。絶対に喜んでもらえると分かっていながらするプレゼントの準備は世界一楽しい。 卒業式当日は大雪だった。当たり前だけど呼ばれる名前全員同級生で、あーほんとに卒業するんだって怖くなった。もし私が留学してなかったらこの子の後ろで呼ばれてたのかな、どんな顔して受け取るんだろうな。

          バイバイ、みんな

          こぼれてゆく

          一人で行動するのが怖くなくなって、自然と一人でいる時間が増えてきた。 一人で東京まで電車乗って行けるし、乗り換えられるし、一人で朝学校で勉強できるし友達と帰らなくても放課後一人で残っていられる。移動教室だって一人で行けるよ。そんな自分のことが誇らしいし好きだけど、その分失った何か大切だったはずのもののことも確かに感じている。 私、一人でいるために生きてたんだっけ?という気持ちになる。寂しくなる。 MBTIは内向型だし、人とワイワイするのが得意ではないのできっと一人の方が楽な

          こぼれてゆく

          オチも結末もいらない

          朝起きて学校へ行き授業、放課後は自習室で夜7時まで勉強、帰宅してご飯食べてお風呂入って寝る毎日。 文字に起こすとなんて味気のない日々、と思われるかもしれないけれど、私は意外と毎日楽しい。新しいことを学ぶと世界の解像度が上がって、点数が上がると嬉しい。毎日努力していることで自己肯定感も高め。周りもみんな努力していて気持ちが良い。一年留学したおかげで、今年は思う存分受験に捧げられるぞ とはいっても、流石にずっとは無理なので、今日は少しサボりの日にした。長めにお風呂に浸かり、湯船

          オチも結末もいらない

          画面の向こうの君

          大好きなSixTONES、京本大我の舞台を見てきた。ファンクラブ自体は2年ほど前から入ってきたけど、初めてすとんずに会えた日。 一人で電車乗って東京まで行って、新橋演舞場へ。そもそも舞台を見るのも初めてだったので、何も分からず、とりあえずチケットだけ握りしめて会場へ行った。新橋演舞場へ行くとたくさんのお洒落した人たちが舞台のポスターの写真を撮っていて、うおーこれがジャニヲタ、噂に聞いてた通りだ、と嬉しくなった。座席は一階席の一番後ろだった。後ろと言えど会場が小さいので思って

          画面の向こうの君

          秋風を惜しむ別れを

          もうすぐ私の大好きな年末年始。過去と未来の境界をくぐるみたいな、これからなんだってできる気がしてくるこの季節。 とは言いつつ今年はそれほど楽しい気持ちになれないのは、元同級生たちがこの年末を最後に学校に来なくなるからだろう。今呑気にnoteを書いていられるのは私が一年留学して一つ下の学年へ入ったためであり、高3生、元同級生たちは受験のため三学期は学校へ来ない。我々は中高一貫校なので、奴らとはもう6年目の付き合いになるらしい。 それだけ一緒にいたならこれから先もずっと一緒にい

          秋風を惜しむ別れを

          生まれたての太陽と

          朝から駅に友達と2人、博物館の共用スペースで勉強して、お昼食べてから川沿いの切株に座って2人で歌った。田舎だから出来るどつぶつの森みたいな生活。 まだチェリーしか弾けないザコギタリストなので、我々はひたすらチェリーを弾き語った。お世辞にも上手いとは言えない私のアコギに合わせて友達が歌って、つっかえて、笑って、道行く人達が私たちのこと見て笑ってるなーとか思うと余計楽しくなってくる。 いつの間にか、葉が色付いていた。もう冬だよーとか文句言ってたけど、ちゃんとまだ秋だったよね、ご

          生まれたての太陽と

          Reunion

          東京行きの電車を取ったのが昨日。今日、学校を休んで東京へ。 イタリアで仲良くなったドイツの女の子が家族旅行で日本に来るのでせっかくだから会わないかと誘われた。うわーこういうのだよ、こういうことがしたかったんだよ、と喜びを噛み締めながらもちろんだよと返答し、親に頼み込んで学校を休んでまで会いに行った。 会いに行くのが決まったのは1週間前くらいだったので電車取ったのが超直前なのは普通に私の怠惰が故。 電車に揺られること3時間、東京に着いた。1人だけで東京に来るのは、まだ4回

          日々健康であれ

          note書こうとすると日々の報告みたいな感じになってしまうのが嫌。もっと瞬間の文章が書きたいのに、出来上がるのはいつも年表のようなただの事実報告書。むずかしい。 留学から帰ってきてからの私は本当に心が健康。人に恵まれ、環境に恵まれ、友達もできて、やりたいこともやれて、悩みといえばワイヤレスイヤホンの充電が7分しかもたないことくらい。 夏休みに頑張ったバイトのお給料で、3万6000円のアコギを買った。触ったこともないし歌も得意では無いけど、無性にアコギがやりたかった。買った

          日々健康であれ

          ニューゲーム

          イタリア留学終わってからめっきりnote書いてなかったわ、忘れてた 夏休み明け、新学期、私は新しい学年に入った。 辛うじて2,3人知り合いがいるようなレベルでリスタートした私の学校生活。 なんで今noteを書いてるのかというと、ちょうど今日、二学期の目玉行事である文化祭が幕を閉じたからであって、それが思っていたよりも楽しかったからです イタリア留学で思う存分羽を伸ばし残りの高校生活は全て受験に捧げるつもりでいた。そのために学年1つ下げたしね。ましてや思い出も思い入れも無い

          ニューゲーム

          紗魔粗煮

          初の夏フェス行ってきたー‼️‼️‼️ 最高に楽しかったよなんでこんな楽しい世界があることにもっと早く気がつけなかったんだ! フェスはおろかアーティストのコンサートを生で見たことさえなかったので、初めて本物のアーティストが自分の数メートル先で私の人生を支えてくれた大切な曲を歌ってくれるという体験をしてきた。 友達とずっと聞いてた曲、通学路で聞いてる曲、家族で好きだった曲、人生を彩ってくれた曲たちが目の前で披露された瞬間に、私の人生の伏線回収されたみたいな気持ちになってなんかす

          紗魔粗煮

          人と同じでなくても良いらしい

          これは、私が留学で得た価値観。 文言としては言われ尽くしてるものだけど、実際こう思えると少し生きやすくなる。と思う。 こないだ留学後のオリエンテーションがあった。留学中の経験や今後について、社会問題なんかについても議論した。 私は、留学前、こういう議論が本当に苦手だった。上手く喋れないし、次喋るぞと思うと心臓のバクバクが止まらない。でも喋らなきゃ。みんな凄く上手に喋ってる。喋れ自分、上手く喋れ自分、とずっと唱えているような人間。なのに結局勇気が出なくて喋れなかったりして自

          人と同じでなくても良いらしい

          おかえり

          留学から帰ってきて、1ヶ月ほど経った。正直、日本での生活が心地よすぎてイタリアでの長い10ヶ月が夢だったかのように感じる。留学中は毎日何かに追われてるような、毎日何かをしなければいけないような強迫観念に駆られていたけれど、今なんて毎日のほほんとしてるだけで3日経っているような日々。イタリアにいた時に比べて時の流れが軽くて速い。 イタリアから帰ってきた私は、週に5日はランニングか筋トレをして、暇な日は友達と7時間くらい勉強するかバイト行く日々。人生でいちばん、”ちゃんと”生き

          おかえり