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Either Wayを読む

9月25日に1つ目のタイトル曲として公開されたIVEのEither Way(直訳:どちらにせよ)を読んでみます。




Either Way

누가 내 말투가 재수없대
誰かが「その喋り方ムカつく」って

잘난 척만 한대
「偉そうな顔ばっかしてる」って言う

또 누구는 내가 너무 착하대
別の誰かは「あなたはすごく優しい」って

바보같을 정도래
「愚かなくらいに優しい」って言う

가끔은 이해조차 안 되는 시선들
たまに向けられる理解すらできない視線

억울하기도 하지만
私は何もしてないのにと思うけど

오해가 만든 수많은 나와 얘기해
誤解が作り上げた私と話してね。

우리 모두 다 '나'야
私たちの全部が「わたし」なんだよ


Either way, I'm good
何にせよ、私は大丈夫

전부 좋다구
何もかも良いじゃん

누가 맞고 틀린 게 아닌 걸
誰かが正しくて誰かが間違ってるんじゃなくて

모두 다르게 사랑하듯
みんな違う感じで愛するみたいに、ただ違うだけ

Either way, I'm good
どちらにせよ、私は良い人なの

Either way
どちらにせよ


내게는 언니같은 친구인데
私にとってはお姉ちゃんみたいな友達なのに

어리광이 심하대
れすぎ」なんだって

털털한 줄 알았던 저 아이는
気さくだと思ってたあの子は

마음이 넘 약한 걸
ほんとは繊細な子だったんだな

쟤 I 라서 그래 넌 E 라서 그래
「あの子は『内向型』であなたは『外向型』だからそうなるんだ」

됐고 그냥 V 나 하자
もうそんなのいいからVにでもしようよ


Either way, you're good
どちらにせよ、あなたはすごく良い人

전부 좋다구
良いところばっかりだよ

누가 맞고 틀린 게 아닌 걸
誰が合ってて誰が違うって訳じゃないんだし

모두 다르게 사랑하듯
一人ひとり愛し方も違うみたいに、ただ違うだけ

Either way, you're good
どちらにせよ、あなたは良い人

Either way
どちらにせよ、ね


I, I, I 또다른 나
私は「私」で、また違う私も

나, 나, 나
紛れもない「私」


누가 맞고 틀린 게 아닌 걸
誰が合ってるのかっていうようなことじゃないんだけどな

모두 다르게 사랑하듯
愛し方ひとつも違うみたいに、一人ひとり違うだけ

Either way, you're good
どちらにせよ、あなたは良い人

Either way
どちらにせよ


I, I, I 또다른 나
私はまさに「私」だし、別の私も

나, 나, 나
「私」だよ


누가 맞고 틀린 게 아닌 걸
誰が正解かって話じゃないんだけど?

모두 다르게 살아가 듯
みんな違うふうに生きていくみたいに、ただみんな違うだけだよ

전부 좋다구
みんなそれぞれ良いじゃん

사랑과 미움
愛と憎しみ

모두 다 가지면 되는 거야
そういうの全部持ってけばいいんだよ

하나만 고를 필요 없는 거야
一つだけ選ぶ必要なんてないんだよ

Either way, we're good
どちらにせよ、私たちみんな良い人なの


웃어주자구 우후후
笑ってあげようよ、うふふ

이렇게
こうやって




21世紀の金子みすゞ
日本語でこの曲を一言で表すならまさに「みんなちがって、みんないい」かな?

イントロで星がきらめく宇宙の後に映し出される、儚げな表情をした前髪最強ウォニョンちゃん(の膝)。

Aメロでは、IVEに向けられていたような根拠のない言葉が並べられ、非がないからこそ苦しむ等身大の悔しさが歌われています。
「억울」は漢字で「抑鬱」と書き、濡れ衣を着せられたり、自分に非がないのに理解してもらえないような状況で「悔しい」「無念だ」と感じることを指すそうです。

「誤解が作り上げた私と話して」
デマが大袈裟に盛り込まれた動画が拡散され、ステレオタイプが出来上がってしまったIVEが歌うからこそ、真に迫る言葉。

そんなことがあっても、私は悪くない、良い人なんだと歌うサビ。色々な評価があるけれど、まあ何にせよ私は本当は悪くないよ、という声。

IVEに重なる部分が多く、ずっと見守ってきたいちファンとしては滝涙必至で先に進みにくいです。(というか最初のレイちゃんパートの時点でIVEみんなずっと幸せに生きての気持ち止まらない)

今までの作品と違う大きな部分はサビ後。
「誰が合っていて誰が間違っているんじゃないんだけど。みんな違うふうに愛するように」という歌詞です。つまり、「誰かが正解でそれ以外不正解という訳ではなく、愛し方もそれぞれ違うようにみんな一人ひとり違うだけなんだ」ということ。

今まで純粋なまでの自己愛を顕示してきたIVEが、他を許容し違いを認め、自分の道に進む姿はIAMのイソちゃんパートを彷彿とさせます。

차라리 날아올라(むしろ舞い上がれ)
그럼 네가 지나가는 대로 길이거든
(そうしたらあなたが通ったのが道になるんだよ)

I AM by IVE

MVでは、IVEが荷物を抱えアパートに引っ越してくる様子とともに、荒い息遣いと辛そうな表情が描かれています。
(アンユジン、運転してる気怠けだるげな横顔、いいネ)


内向型や外向型の話から急にV?ビクトリーのV??なんて思いましたが、I(内向型)とVとE(外向型)で「IVE」になるんですね。Vというとやはりブイサインが最初に浮かぶくらいにはポジティブイメージなので、それも含めて好きです。

「IVE」になることを考慮すると「됐고 그냥 V 나 하자」(いいからVにでもしようよ)が「何も気にしないでIVEだけ見ててよ」というメッセージにも聞こえてきます。

どちらにせよ私たちはGOODだって言うIVEが、「you're」「we're」と聴く人を励ましてくれるところ。韻の問題もあると思いますが語尾が「거야」(〜だよ)と語りかけるようになっているところ。自己愛を歌いながら私たちの手を取って引っ張ってくれるIVEは、やはりいつも私たちを幸せにしてくれるんですね。


あともう一つ歌詞とMVについて。
Either WayのMVに携わったHAUS OF TEAMのインスタに、こんな文章がありました。

"We just are the Cosmic dust."
私たちは単なる宇宙の塵である。

え?そういうことなの?結局みんな宇宙の塵だから気にしないでってことなの??

最初と最後に登場する宇宙や、ウォニョンちゃんとガウルちゃんにペイントされた小宇宙など確かに宇宙要素があるのが気になります。MV考察は性分じゃないので掘り下げませんが、解明したいな……。



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