過去の思い出はキラキラしてるよねっていうオタク話

小さい頃の思い出はあまりない、というより思い出せずにいることが多い。そんな中で思い出せる少ない思い出のひとつに戦国無双2がある。

私にはひとつ下の弟がいた。彼はゲームが上手かったので父のPS2で様々なソフトを遊んでいた。私はあまりゲームが得意じゃないと自分で思い込んでいたし、弟がゲームしているのを見る方がおもしろいし楽だった。
それでもいくつかのゲームはやっていて、そのひとつが戦国無双2だった。難易度も選べるし簡単に敵も倒すことができたため、ゲームを楽しめたのが理由の一つ。もうひとつは戦国時代を題材とした物語と演出だった。今でもこんなにキャラクターの人生を美しく描ける作品はないと思っている。
シナリオはかなり戦国時代を無視していたりもするが、ひとつの物語としては本当に完成されたものである。ひとりひとりにシナリオがあり、もしもこの武将が勝っていたら…というようなif要素も大きな魅力だった。

まあ何かというと、本当におもしろかったのだ。そのキラキラした思い出がふと今から2年程前に思い出され、PSvitaでダウンロード版を購入した。そして十何年と経った今でもそれは衰えることなく美しくみえた。とても嬉しかった。過去の思い出は美化されるもので、それは少なからずともあったと思う。だがそれを抜きにしてもおもしろい作品だ。それを知れたのがとても嬉しかったのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?