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南谷知子さんの展示
夏の個展で魅了された南谷知子さんの作品を再び観に、グループ展へ伺った。
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どうしても実物を拝見したかったのがこちら。
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ちいさき懐炉(2022)
— 南谷知子 (@sminamitani) December 4, 2022
小原古邨の温め鳥を見てから、ずっと取り組んでみたかった題材です。12/5~12/10 絢の会にて展示予定です。#art #日本画 #鷹 #雀 #鳥 pic.twitter.com/ybhhjEbi1Q
南谷さんのtweetからも意欲作であることが窺え、是非この目で観たいと思った。
猛禽の傲慢に命を扱う表情、生殺与奪の権を文字通り「握られた」小禽の小さな命の温もり。羽毛の下の血液の流れまで感じる生々しい生命の攻防が画面から伝わってきた。これはもう古邨を超えているのでは。
そのほかの鳥たちも皆、色気と生命力が躍動している。
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こちらのカワセミは、どことなく太陽や星に向かって飛ぶ夜鷹の寓話のようで健気に見えた。
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「雀蛤になる」という季語からきているというこちらの雀は、本当に蛤に変身する一歩手前に見える。部屋に飾ったら、夜中にこっそり蛤になっていそうだ。
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そして、「ジュブナイル」というこちらの作品を、なんとお迎えすることができた。最終日まで私を待っていてくれてありがとう。
喧嘩してる鳥の絵、なかなかないと思う。初めて観た。闘鶏ではない、本当の鳥の喧嘩だ。小さな恐竜だから、気は強い。小鳥の動きは速いから、これは人間時間で言ったら0.01秒くらいの瞬間の絵だと思う。背景の黄の色味が若々しく、エネルギーを感じる。
南谷さんのInstagramによると、本棚にオシャレに飾られていたらしい。
絵は壁に飾るものという固定観念に囚われていた。真似したい。
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