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福利厚生サービス「フクリー」Androidアプリリリース!成功の裏にあった課題と挑戦

株式会社カンリーの志摩です。
カンリーではエンジニア部に所属しており、エンジニアリングリードとしてフクリーというプロダクトの開発や運用を行っています。

今回はフクリーのAndroidアプリリリースにおける成功の裏にあった課題と挑戦について書いていきたいと思います。


Androidアプリリリースの背景

2023年12月20日、株式会社カンリーは毎日使いたくなる福利厚生サービス「フクリー」のAndoridアプリをリリースしました。
「フクリー」は2023年11月1日にiOSアプリをリリースし、その後約1ヶ月半でAndroidアプリをリリースしました。
福利厚生サービスという特性上、導入していただいた企業内で不公平が生じてはいけません。そのため、一部のiPhone端末を持っている人に対してのみアプリを提供するのではなく、Android端末を持っている従業員の方々に対しても同じ福利厚生サービスが受けられるようAndroidアプリも開発する必要があります。
しかし、その開発プロセスにはいくつもの壁がありました。iOS版を先にリリースしているため参照できるコードベースがあり模倣するだけではないかと疑問に思うかもしれませんが、実際にはAndroid特有の問題に対応しなければならなかったのです。
そういった問題点にも対応しつつ、できるだけ早くすべての従業員が平等に福利厚生サービスを受けられる環境を提供するため、迅速な開発とリリースが求められました。
リリースまでのスケジュールは非常にタイトであり、チーム全体が一丸となって目標に向かって邁進しました。各チームが連携し、素早く問題を解決し、機能を実装していくことで、わずか約1ヶ月半でAndroid版をリリースすることができました。このスピード感は、私達、開発チームの強みであり、迅速に市場のニーズに応えるための重要な要素だったと感じています。
では、そんなリリースに成功することができたチームをご紹介いたします。

開発体制

フクリー開発チーム

  • プロダクトマネージャー 1名

  • デザイナー 1名

  • エンジニアリングマネージャー 1名

  • フロントエンドエンジニア 2名

  • バックエンドエンジニア 2名

(2023年12月時点での構成になります。人数に多少変動があります。)
私たちのチームにはパートナー社員も含まれており、社員とほぼ変わらない権限で全員が最前線で活躍しています。ここではフロントエンジニアとバックエンドエンジニアの役割を分けて記載していますが、実際の開発では柔軟に役割をシフトしています。
フロントエンドエンジニアがバックエンドの開発を行ったり、バックエンドエンジニアがフロントエンドの開発を担当することもあります。Androidアプリを開発する際もバックエンドエンジニアがフロントエンドの開発を行うこともありました。このように、私たちのチームは柔軟に対応しながらプロジェクトを前に進めています。

フクリー開発チームの強み

フクリー開発チームの良さは全て言い切れないほどありますが、代表的なところで言うと株式会社カンリーのバリューでもある「正直であれ」を1人1人が体現しながら開発できている点にあるかと思っています。開発する上で疑問点や改善点が見つかれば正直に打ち明け、かつ迅速に解消しようと都度連携を取りながら日々開発を進めています。また、日々のデイリースクラムにおいても共有事項・相談事項に関しての発言する場を設け、問題を先延ばしにせずスピーディーに解決することを1人1人が意識し開発が行えているという点もフクリー開発チームの良さであると日々感じています。
そんな強力なチームの連携があったからこそ、私たちは数々の課題に立ち向かい、特に挑戦的だったAndroid版の開発を成功させることができました。ただ、その成功の裏には多くの困難もありました。

Androidならではの課題

iOS版が先行している中で、Android版を開発する際に直面した最大の課題は、プラットフォーム間の違いに対応することでした。特に地図を利用するサービスとして、Androidでは詳細な現在地の取得が困難な場合がありました。アプリ起動時に地図が表示されないことがあり、再読み込みを繰り返していると初期位置が取得できないケースがあることが判明。そのため、詳細な現在の位置情報が取得できない場合は、アバウトな位置情報を取得するように調整し、ユーザーに不便を感じさせないように実装しました。
これらの対策により、Android版「フクリー」はiOS版と同等の使いやすさを実現し、多くのユーザーに支持されるアプリとなりました。

エンジニアリングの視点から見たリリース後の挑戦

「フクリー」Androidアプリのリリースはゴールではなく、新たなスタートラインに過ぎません。リリース後も引き続き、ユーザーの声に耳を傾け、サービスの改善に努めてまいります。具体的には、以下のような取り組みを行っています。
1. パフォーマンスの最適化
アプリのパフォーマンスを常に最適化し、快適な利用環境を提供するための取り組みを続けています。特に、アプリ起動後の表示時間やクーポンを利用するまでのスムーズさに注力し、ユーザーがストレスなく利用できるようにしています。
2. 機能の拡充
ユーザーのニーズに応じて、新機能の追加や既存機能の改善を行っています。例えば、既存の改善では映画館の事前購入チケットを利用したことのないユーザーでも該当ページを確認すると事前購入チケットの使い方がわかり映画鑑賞まで不明点なく利用できるようにするなど、利用者がより便利に使える機能を続々と追加しています。

今後の展望

「フクリー」Androidアプリのリリースにより、私たちはすべての従業員が平等に福利厚生サービスを受けられる環境を提供することができました。しかし、私たちの挑戦はこれで終わりではありません。今後もさらなる機能拡充やサービス改善に努め、企業と従業員の双方にとって価値のあるサービスを提供し続けます。
「フクリー」は、単なる福利厚生サービスを超え、企業文化の一部として、従業員の日常に溶け込む存在を目指します。これからもユーザーの声に耳を傾け、進化し続ける「フクリー」をどうぞご期待ください。

最後に

私たちと一緒に、そんな進化を共にできる仲間を募集しています。スピード感を体感しながら、一緒に成長していきましょう。
興味のある方は、是非お問い合わせください。


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