ナンバーガールを聴くしとはセンスがいい

子供の成長と車検のタイミングも重なり、手狭になった愛車のラパンをファミリーカーに乗り換えることになった。

車屋さんから、ナンバーの希望はありますか？と尋ねられ、妻と協議した結果、結婚記念日の数字にすることに合意した。

女性というのは記念日を大切にする生き物だ。ことさらに結婚記念日はわすれちゃなんねぇ…と、私は先人たちの尊いご忠告を受け、結婚記念日をうっかり失念してしまわないようにと自分の誕生日に入籍届を出すという我ながらにファインプレーをしていた。

しかしだ、アップデートされた記念日のおかげで、一年の中で唯一主役となれるハズの貴重なこの日が、逆に気を遣う側の立場となり今では裏目に出てしまっている。

それはそうと、巷には他人の車をナンバーによって覚えているという能力者たちが存在するらしい。私の父親の車のナンバーは、子供たちに根強い人気を誇るという猫型ロボットの誕生日なのだと…とある能力者のママ友よりご指摘を受けた。ちなみに私の車は、漫画の神様が産み落とした科学の子の誕生日(製造日だろうか？)らしい。親子三代にわたって多くのファンに誕生日を祝ってもらえるのだから良しとしたい。