#45 ハーブ工場へ⑤工場見学
打ち合わせが終了して工場見学をさせてもらいました。
2月に訪問した際にも見学させてもらいましたが、更に工事が進んでいましした。
1.想像以上に広い工場
2月にハーブ工場を訪れた際は、チェンマイから北に2時間半ほど移動して周辺にレストランも何もない場所に行くと聞かされていたので、とても田舎というイメージを持っていました。
本当に失礼な話ですが、工場といっても古い建物の工場をイメージだったのです・・。しかし打ち合わせをしていた場所はとても清潔感があり、工場としては広いと言える建物ではないですが、想像より広いなと感じていました。
打ち合わせをしていた建物以外にはヘチマを乾燥させているビニールハウスを見学させていただいて、更に「今建てている工場があるんだよ」と案内してくれたのが立派なログハウスのご自宅の隣にある工場でした。
その工場内が驚くほど広い。
ここで石けん作ったら何個保管できるだろうと想像できないくらい広い。
前回の訪問時にはその広さに本当に驚きました。
今回は工事が更に進んで内装もかなり整っていました。
各部屋にクーラーも監視カメラも設置されていて田舎とは思えない程の設備を整えて工事が進められていました。
2.石けん保管時の温度管理
石けんを製造する際に温度管理はとても大切になってきます。
2月にタイを訪れた際にハーブ工場以外にも石けん工場を訪問したのですが、その工場は石けんの保管場所がとても暑かったのです。
気温が高いと石けんは酸化がしやすくなるので工場の方に室温についての質問をしましたが「大丈夫だよ」という回答で終了してしまった程、温度管理はあまり気にされていないようでした。
ヨーロッパや日本からの依頼で石けんを製造している工場だったのですが、私はその工場の温度管理がとても疑問だったので、結局その工場に試作品を依頼するのは辞めました。
でももしかすると海外では石けんの保管時の温度管理はそれほど大切だと思われていないのだろうか・・?日本で学んだ石けんの認識とは違うのだろうかと思っていました。
ところがハーブ工場では「石けんを保管する際の温度管理」について質問をしても「クーラーがある部屋で保管するから大丈夫」というお返事を頂けて、私の認識は間違っていなかったのだと安心しました。
3.オーナーの思い
工場を見学している際にオーナーの思いを聞くことができました。
周辺にレストランもスーパーも何もないような自然豊かな場所でとても広い工場を建てている理由は
「周辺は高齢化が進んできている中で高齢者の働き場所を提供できるようにしたい」というものでした。
工場では現在、ハーブやヘチマを使った商品を製造していますが、これからは石けんも含めた多様な製品の製造を拡大する計画です。
工場を大きくすることで、地域の高齢者に働く場を提供し、彼らに新たな生きがいをもたらすことを目指しています。また、この取り組みが地域活性化に繋がることも願っています。」と熱く語られていました。
私もそのオーナーの思いに応えられるように石けん製造の依頼を多くできるように頑張っていきたいと思っています。
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