血が汚い感覚

久しぶりの感覚に少し戸惑う。
わたしの血は汚い。
そんな時はよく腕をざくざくと切っていた。いまはそんなことをするメリットがないとわかったのでやろうとは思わない。

母との関係が良くないとわたしだけが思っている。
それには心当たりがある。
機能不全家族だったような気がしているのだ。特に母から完璧を求められていたこと、うまくいかず泣くと怒られる、認めてもらえない。
わたしは小さいころから表情がなかったそうでそれは昔からそうだったよね、で片づけられた。
人間関係で嫌な思いをしても仕事がきつくてもドクターストップが出ても働いた。
仕事は休まず行けといつか言われたことが頭に残っていて。それは統合失調症を発症してからも続いた。

結果思い返すとかなりひどい買い物依存になってしまっていて気づいた時には無職。カード2枚を限度額まで使い切り、キャッシングも繰り返した。
当然払えるはずもなく自己破産した。
その時のわたしにとって買い物は全く楽しいものではなかった。
買っても開封しない、買ったものを隠す。
使わない。罪悪感が襲う。
それでも何かを埋め合わせるように買い続けた。

わたしの病気を理解するまで数年かかった、など言われたが母に病状を伝えたことはないのでごく表面的なものと典型的な資料でもってこんなものかと思っているだけ。
金銭的にも搾取され続けた。

それでいて母はわたしと仲がいいと思っているのだから恐怖でしかない。

ここから逃げ出したい。
逃げる算段がなく数ヶ月頓挫している。
そんな自分が嫌いで言ったことができない人間、ばかしねなど頭の中がしきりに騒ぎ立てる。

十分に動けるだけの気力がないのも事実なのだがそれすら言い訳に感じて自己嫌悪に陥る。どうしてできない。

世界に申し訳ない。
いきることも(厳密には生かされている)自殺することも許されていないと確信している。だから切腹して頸動脈を切って、ちゃんと苦しんで死にたいと思う。
明日目が覚めなければいいとかそんなことではない。苦しむことに意味を感じる。世界には生きたいひとたちがいるから。

ひとりでいたい。

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