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個人的にメタバースに思う孤独との関係(2/13追補あり)

VRヘッドセットをかぶり、メタバースの世界に没入していく人々が増えているのはご存じですか?自身を「メタバースの原住民」と称して日々をVR空間で過ごしている人たちは結構います。noteでも「♯メタバース」とかで盛り上がっています。

もうメタバースのなかでの生き方について考え始めちゃってますね。ここでいう生き方とはどんなことを指しているのかは、バーチャル美少女ねむさんの記事を読んでいただけたらと思います。原典が読みやすい形でURLに紐づけ(言い方が面倒だ)されているなら、そちらを当たる方が正確ですので。

さて、バーチャルリアリティーとか言われると「あー自分には関係ないっす!んじゃこれでシツレーしゃっす!!」ってなる人はすごく多いです。ヘッドマウントディスプレイ(meta quest 3とか)を目の前にして被ってみませんか?って声をかけても、半分以上の人は遠慮する印象ですね。特に高齢になればなるほど引きます。そういう人はガラケー侍になっちまえと、いや話がそれたので戻しますね。

細かい説明は省かせてください。絶対終わらない内容になると思いますので。メタバースという言葉は定義が曖昧で界隈じゃ有名な話なのです。でも辛うじてメタバースと孤独についての話であれば、範囲はだいぶ狭まります。

上記TVCMは2002年5月に販売されたオンラインゲームのものです。これよりも前にMMORPG(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲームの略)は在りましたし、界隈ではこのCMはギャグになりうる程度にはコモンセンスでした。オンゲ上で出会って結婚までしちゃう、そういう人は少なく(多くもなく)存在しました。
解釈違いは多いメタバースですが、こと孤独とのトピックは正に♬一人じゃないって素敵なことね♬(華麗衆)なわけです。高校時代の友人がこのCMと同じように結婚した時はガン引きしましたが。

で、まぁ同じ趣味の人と出会うと盛り上がりますよね。大概男性的な趣味や女性的な趣味などと趣味をやたらジェンダーで分けようとしていた時代に生まれたのでそういうモンだと思ってしまいがちですが、youtuberさんで「いーかおめーらー、女装は男性にしかできない男らしい趣味なんだ、だれが女装したっていいじゃねーかーー」っていう素敵な方もいますので、ジェンダーギャップはあれど趣味に性差をつけるのは野暮ってもんです。
ここではメタバースと孤独の話でもあり、趣味性の話でもありますが、メタバースの原住民のユーザーの物理性別は6-8割が男性だそうです。偏ってんじゃねーかと言われるかもしれませんが、パソコンの知識バリバリに必要な技術ですので、まーしゃーねーわなとも言えちゃいます。
この原住民たちはメタバースの中で出会い、約束を交わし、別れを経験していきます。だって、メタバースの生き方なんですから。生きてりゃ出会いと別れがある訳ですよ。さて6-8割という部分を思い出してください。そして嚙み締めたところでスッカリ忘れてください。
そう、そうなんですよ。そういう事なんです。
さて、パソコンに向き合いながら仮想現実の世界で誰かと出会う。
妙に、妙に孤独な印象が残りませんか?原住民たちは凄まじく生き方をenjoy!してます。寂しくなんかありません。

原住民たちは何を求めてメタバースにアクセスしたのでしょうか。

これは先に挙げたバーチャル美少女ねむさんと、リュドミラ・ブレディキナさんが日本語と英語で主流となるVRSNSで取ったアンケートの結果です。18ページ目を見てください。ほぼ友達と遊ぶためにログインしている事がわかります。物理身体ではなく仮想現実の中で友達と会う約束をしている訳ですね。
VR技術はネット越しに物理的な距離を縮めます。遠く離れた場所に住みながら、まるで隣に座っているように感じられる技術です。現実の人の輪というのは案外狭いもので、そこに孤独を感じることもあるかと思います。そうした時に外見も性別も言語も住所も超えて時間を共有出来る技術がメタバースだと言い出した人たちが居る訳ですね。
孤独の裏返しだと思いませんか?


小話を一つ。
ちなみにFF11で結婚した高校時代の友人ですが、リアルで集まった結婚式より、オンライン上の結婚式の方が人が集まったとのこと。ゲーム上で集まった人たちに感謝のアイテムを配布(返礼品)したため、そこで結構金を使ったと言ってました。

(追補)

攻殻機動隊からの引用です。
裏返しなんかじゃないですね。チカラ強さしか感じませんです。

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