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「家に帰って絵を描きたい」

諳(そら)んじるという表現がしっくりくる、ほんの一瞬。
横で作業している同僚が、なんとなく呟いた、あの1コマ。

「家に帰って、絵を描きたい」


「仕事を終わらせて飲みに行きたい」という類の振動じゃなかった。
あの空気振動に僕の耳は言葉以上の何かを察知し取り込み、体中へ心地よさと共に伝わっていった。


彼女とは毎日のように顔を合わせて、毎日のように情報交換していて、その時その時に、色合いの違う顔を見てきた。
そんな間柄だから、彼女の絵をちゃんと見たことはない。

だけれど、僕は彼女の絵の「根っこ」を垣間見た気がして、
彼女の描いた絵をたくさん見たいと思い、
彼女の描く絵の中に僕は「好き」は必ず見つかる、と思った。
(単純かよ〜!)



「家に帰って、文章を書きたい」



歯を磨き、顔を洗うように。
呼吸をするように。背筋をグアーって伸ばしたくなるように。
ご飯を食べるように。
誰にも寂しい夜があるように。


東京は寒いけど、暑かった。
メルボルンは暑いけど、寒かった。



・・・・あれ?これって文章ってかポエム?

Le Chanpagneと元基君に乾杯。(ナカガワ)

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