永井均が哲学を宗教より信仰の誠実さを求めるための「祈りを拒否する祈り」であると書いていて思い出したのは、哲学者から神学者に転身したリヒャルト・クローナーが晩年、哲学はただ信仰の形式においてのみ宗教に対して優位にあると述べていたこと。それはそうとクローナーは忘却されてしまいました。