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私とラッタさんとフラダリさん

ラッタさん、かつての相棒ポケモンへの愛を語る前にお断りを入れておきたい。多分みんなが語る弱体化したラッタさんじゃなくて赤緑の少々凶暴だった頃のラッタさんの話が主になります。フラダリさんはみんなが知ってるフラダリさんです。

ラッタさんとの出会いポケモン赤のコラッタさんLv.3でした。序盤ポケモンです。普通なら雑魚だと思われる彼は育てていくとその凶暴性を顕にしました。彼の得意武器のひとつ「ひっさつまえば」です。名前の通り高レベルになればなるほど凶器となります。扱いきれないレベルにはなりませんでしたが、かなりの脅威です。あと、彼には後述する「ゴーストポケモンで戦う以外に絶対敵に回したくない」赤緑のラッタさん特有の極悪技があります。「いかりのまえば」。そういう名前のこの技は何と敵ポケモンのHPを半分に削ってしまうのです。2ターンで4分の1。この技のおかげでミュウツーが簡単にゲット出来ました。このラッタさんがいてもなかなか攻略させてくれなかったグリーン、お前はえらい。他に早熟なのでさっさとわざマシンで「かみなり」を覚えさせたライチュウ(たださっさとかみなりのいしを使ってしまっただけ)やむじんはつでんしょに住んでたので「おい来いよ!」とマスターボールを投げつけたサンダーや極悪性能の一角だったさいみんじゅつとゆめくいでハメ技しまくるゲンガーさんとかそういうパーティで四天王とグリーンをボコしたりボコされたりしました。

クリアしたあと、何度かレベリングを積み、彼らから巻き上げ……ゲットしたお金はスロットの景品交換のためのコインと消えていきました。そうです、ポリゴンという図鑑埋めのために存在しているとさえ言われたポケモンの為です。

これが さいしょきの ポケモン はいじんだ!

ラッタさんをこよなく愛した時期は過ぎましたがまだ愛しています。私がアカシアを聴くと思い出すのはあの時お世話になったラッタさんとXYのファイアローさんです。今も。いかりのまえばの怖さは今でもしっかり覚えている。

そして中学を卒業してそっと一旦ゲームを辞めた私はポケモンプラチナで出戻ってきてプラチナを少し遊び、そのまま3DSに移行。いきなり発表されたポケモンXYにときめいて発売日に購入。ティエルノさんの不人気に「みんな踊れるデブがそんなに嫌か……? 私は好きだぞ」と真顔になりつつ、プラターヌ博士格好よ過ぎる!と大騒ぎしました。

そして、私はフラダリさんと出逢った。この情熱的な電波何!? 素敵。派手すぎるよ!面白すぎるよ! 


 しかしその想いは彼の真意を知ると曇りました。彼はエゴイストです、しかしながら平和を一応望んだことを信じてあげてやってください。やってることはかなり極悪人だけど。彼のギャラドスさんをやっとのことで倒した後に彼が最終兵器のボタンを押したことである村に穴が空きましたがほぼ不発。けれど彼は破壊のエネルギーを浴びて多分永劫彷徨う運命に。AZにゃん……AZさんのように。彼が1番消したかったのは多分彼が所属していたエゴイスト集団、フレア団の面々で。懲りないNo.2もその1人だったのでしょう。彼が何でそんな破滅願望を持ってしまったのか描くと多分CEROが上がるんだろうなとは思っていて、敢えて此方に考える余地をくれたの良かったなあなんて。

今はポケモン剣をぼちぼちやってます。またネズさんに逢いたいので盾も欲しい。ネズさんとマリィちゃんが本当に、ね。ちゃんと応援できるいい人たちです。剣にはフラダリさんはいない。あの女(ひと)もいない。それどころかそういう存在すらほぼない。寂しいけれど仕方ない。

ポケモンを25年途中休止期間がありながら今のところ追っています。初めてポケモンセンター(横浜の実店舗)に行った時の高揚感を忘れません。ポケモンのワンダーランドやでぇー!

ポケモンをプレイしている私の隣にはいつもあのラッタさんがいるような気がします。フラダリさんの悲しい人生を振り返りながら感傷に浸る夜もあります。フラダリさんのネタキャラ的な愛され方も好きです。この気持ちに名前をつけるとしたら「愛」だなあ。


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